Quantcast
Channel: 札幌将棋情報のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 633

第1回全日高大会が行われました

$
0
0
・今日は全日高大会の本戦が行われました。結果は以下の通り

イメージ 1

イメージ 2

となりまして、A級が優勝吉岡さん、準優勝大八木さんで、B級が優勝三島拓晃さん、準優勝三角浩永さんでした。大変お疲れ様でした。
以下簡単に大会を振り返りたいと思います(おもにB級)

(その1)
イメージ 3
B級1回戦の松井-三角戦より。正確な局面はわからないけどだいたいこんな感じの局面。ここで△45歩(飛車取り)に対して▲53銀!と飛車取りで応戦。見るからに危ない手な気がするが、以下△43飛、▲52銀不成、△55角、▲43銀成、△65歩、▲53歩、△39飛、▲52歩成、△71金、▲53とと進行(その2)

(その2)
イメージ 4
気づいたら先手が必勝っぽくなってました(汗)。しかし、この将棋はこの後先手が決め損ねているうちに逆転しました。応援団からしきりに「勝ってたのに」と言われた松井さんは「うるせんだ!いいんだ勝ち負けなんて」と言っておりました(笑)

(その3)
イメージ 5
同じく1回戦の三島-中尾(駿)戦より。正直自分は後手を持って指してみたい展開なのだが、▲76歩の合わせに対して△76同歩と取ったのが良くなかった。以下▲76同銀に△65歩だが、▲65同銀以下捌かれてしまった。ここでは1回△86歩と突き捨てて、▲86同歩なら△65歩、▲86同角でも△65歩(かな?)みたいな感じの指し方でどうだったか?
結果的に全敗だった中尾君だったが、内容としては三島、三角の両選手との対戦は悪くなかったが(むしろ有望な局面もあった)反面松井さんには思いっきり大差で敗れていた。今日反省する将棋があるとすれば、この松井戦だと思う。
B級のほうは最終戦三島-松井戦が実現。これを三島君が勝てば文句なしの優勝だったのだが・・・

(その4)
イメージ 6
先手の陣形があってるかどうか?という感じだが、捌きとしてはこんな感じ。あっという間に三島君が必勝になったのだが、「なんだ、終わってるのかこれ?」と言いながら△62銀と打った。これに対しては▲62同馬から▲53金でも、単に▲64歩でもダメだったと思うが、▲26馬と逃げた手に対して△31角と引いてから、長い戦いになり、なんと最終的には後手が逆転してしまった。(ここから後手を持って勝つのって私の腕前では到底無理そうなのですが・・・)
途中ホントに後手が必勝(に見えた)なったので「あれ?2勝1敗が三者になったらどうなるんだ?」と本気で考えてましたが、入玉形になりそうだった三島玉を捕まえに行った松井さんが相手の角の効いている場所に竜を移動して王手(ちなみに角が効いてなかったらこれで詰み)をしたら、喜んで▲同角成と取られ「あ!いやいや、やっちまったでや」と雄たけびをあげ、応援団から「ほら、やっぱりやった」と罵声を浴びせられ(笑)、「○○さん、だから俺の将棋見に来るなって言ったべや。あんたに見られたら負けるんだ」、「見てないって、俺A級の将棋見てたぞ」という素敵なやり取りをしてました。
というわけで、大会を盛り上げてくれた松井さんは、最後の最後で「やってくれました」。大変お疲れ様でした。本気出したらリアルに強いことがわかりました。また来てください。
なお、この後恒例の千本ノックを三角君に強要していたのはお約束ってやつですね(しかも2勝1敗か3勝1敗くらいでした)

さて、ほとんど見てなかったA級の将棋も1局くらい

(その5)
イメージ 7
優勝決定戦の吉岡-大八木戦より。実はめちゃくちゃ強いという噂をちらっと聞いていた吉岡さんの将棋をちゃんと拝見したのはこれが初。▲75角の飛車取りに対して△57歩成と応戦。取れば△45桂のとび蹴りということで▲84角と飛車を取り、そこで△45桂と跳ねてきた。その時に▲98飛くらいかなと思っていたのだが、▲45同銀と取り、△88角成と飛車を取られた局面は後手が成功していると思っていたのだが・・・

(その6)
イメージ 8
局面が合ってるかわからないけど、こんな感じの局面。途中後手(大八木さん)が必勝になりそうだったが、ここでは先手が必勝っぽくなっている。どう指すのかな?と見ていたのだが、次の1手には感心した。▲21銀の王手!である。指されてみると「なるほど」なのだが(取ると▲41竜でも▲42竜でも先手勝ち)実は見えてなかった。いや、お見事でした。(▲52銀とか打つのかと思ってた)
そんなわけでA級は富川の実力者吉岡さんが優勝しました。改めて富川地区の層の厚さを再確認しました。
こうして無事に大会を終えることができ、参加者各位、また保護者の方、応援の方々に厚くお礼申しあげる次第です。ありがとうございました。
また、本大会を行うに当たり、富川地区には「予選」の存在がうまく伝わっておらず、急きょ出場選手を募っていただいたり、不手際が多々ありましたことお詫び申し上げる次第です。
本大会と4町対抗戦は来年以降も継続する意向でおりますので、関係各位にはご協力お願いする次第です。
色々な方に対するコメントの返信等は明日以降いたします。申し訳ございません。

*最後に大会の模様(ピンぼけてますがご容赦)
イメージ 9


イメージ 10

イメージ 11
































Viewing all articles
Browse latest Browse all 633

Trending Articles