Quantcast
Channel: 札幌将棋情報のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 633

最後の一枠

$
0
0
・今日は全日高大会のB級最終予選が行われた

イメージ 1

四間飛車対棒銀というがっぷり四つの戦いになったが、居飛車側が端を手抜いたがマイナスだと思う。局後に「香車か桂馬一枚分くらい損してるかもしれない」と言っておいた
さて、△84銀が少々危険だったかも?▲65歩の反発があり、後手の望まざる戦いを強いられることになった。(別に後手が悪くなったとも思わないけど)

イメージ 2

第1図から少し進んだ局面。後手の指し方がまずく、ここでは不利だと思う。露骨に▲63角で良かったと思うが、実戦は▲46角と打って馬を消しに来た。それなら後手も少し持ち直した感じだが・・・

イメージ 3
▲71角の飛車取りに対してどう対応するか?だが、△72飛は無かったか?▲64飛、△71飛と銀と角を取り合うのは先手が少し無理してそう。26に角を成るくらいなら△65歩と打っておいて、次の△78角を楽しみにしておく感じ。後手も十分戦えると思って見ていたが、実戦は△63飛だったので▲82角成で少しずつ苦しくなっていった

イメージ 4
2枚替えで飛車を侵入した局面。うまく捌いたのか?それともやり過ぎなのか?・・・
実戦は△62金と寄ったので自然に香車を拾って先手が良くなったが、△71飛の受けならどうだったのか?竜を精算してしまうのはいかにも細い感じだし竜を逃げれば桂馬を取る手が間に合ってきそうである。後手も十分戦えたのではないか?

イメージ 5
個人的に最後の勝負どころと思った局面。苦しいながらも後手が頑張った局面。▲46金に対して実戦は△46同馬~△36歩と桂馬を取ったが馬が消えるのはいかにもつらい。ここは△54馬と香車を取って▲35金に△34歩とか△34香と勝負するのではなかったか?以下は先手が勝ちきった。
さすがにどちらも各予選で好成績を残している者同士で面白い戦いだった。
そんなわけで、最後の一枠は高校生の三角君が勝ち取った。お疲れ様でした。17日の本戦でも期待しています!

Viewing all articles
Browse latest Browse all 633

Trending Articles