・今日は全日高大会静内予選が行われた。結果は以下の通り(画像2枚)
静内はA級参加者が0!ということになりましたが、三島君(中学生)と三角君(高校生)のワンツーとなりました。なお、三角君については現状補欠となり、浦河地区の2位の選手と決定戦と行っていただき、勝者が本戦出場となります。
また、今大会では上記の2名に加え元こども教室の生徒だった西島君も好成績(3-3)を挙げ、個人的には大変感慨深いものとなりました。
以下、大会内容を軽く振り返ります
(その1)
優勝した三島君が最も背筋が寒くなったであろう西島戦より。歩の位置と持ち駒の桂馬がやや微妙なのはご容赦(多分45に後手の歩がある)。▲34銀打に対して△37歩と打ったが、その時に一度▲39飛と引きたかった。△28馬(飛車取り)ならそこで▲33銀成と突っ込む。△39馬と飛車を取った形が実戦よりも先手が得していると思う(実戦は△38歩成で飛車と取ったので馬が55まで効いていた)しかし、実戦の変化も先手が悪くないように思えた・・・
(その2)
その1より進んだ局面。この辺の後手の攻め方はこんなもんでしょうというところ。(ちなみにやはり45に歩を配置しました)▲84銀か▲52銀を中心に考えていたが、実戦は▲67金右と一度精算した。
僕自身は68の金を取られた局面が、一度取ればまだ堅いので全く考えもしなかったが、桂馬や香車が入れば84の地点の放り込む手が厳しいのでこれは好判断だと思った。
(その3)
実戦はここで▲56銀と打ったが、ここでは敵陣に目を向け▲84香とか桂と指したかった。これなら先手が1手勝ちだったと思う。この後もきわどい戦いになったが最後は後手が勝利した。なお、この将棋を先手が勝利していたら、5勝1敗が2名となり対戦相手の勝ち数の関係で優勝者が変わるところだった。
もう1局紹介
(その4)
同じく優勝の三島君と明内さんとの将棋から。先手は堂々と▲88飛と指したが、これは△45角で普通に困っている・・・(お互い気づいてなかったようです)
(その5)
非常に危なかったこの局面。実戦は△79角と打ったが(気持ちは十分わかる)先に△46飛と飛車を切ってから△79角が手筋ではなかったか。飛車も金もどちらも取らせられないので▲68飛くらいかと思うが、堂々と飛車と取って△45歩~△46銀と張り付いておくくらいで相当うるさいと思った。
後手は底歩が効くので飛車打にはめっぽう強い。これなら後手が勝っていたのではないだろうか?
朝10時から始まり14時半まで長い戦いでしたが、参加者各位大変お疲れ様でした。また宜しくお願いいたします(なお、赤旗日高地区予選はおそらく9月になるとのことです)
*最後に打ち合わせのお約束をしている方へ。本大会の本戦が8月17日(土)の午前10時から静内のピュアという会場に決定いたしました。大変お手数ですが、当日そちらの会場にご来訪くださると幸いです。