・昨日は苫小牧で自民党杯の地区予選がありました。正直あまり思い出したくないのですが(苦笑)、記憶が風化する前に一応まとめておきます。
大会の受付時に「この大会のメインはB級なので、どんどんB級で出場しましょう」と何人かの人に勧めておきました。A級の参加者の中にも出場クラスを迷っていた人がいましたので、同じ話をしているうちに「あれ?二段以上の免状持ってない?」って話になりA級出場確定。終わってから発覚しなくて良かったですね(大分むか~し、B級出場資格が無い選手が予選終了後三段免状だかを持っているのが発覚して、北海道将棋連盟のホームページでその旨掲載されたことがありました)
さて、そんなわけでA級は4名だけの出場となりました(過去最少?)。なお、B級の代表枠は3名となりましたが、支部会員数が78名という大所帯になったのが理由の一つとのことです。すごいですねぇ。
ものすごく久しぶりに大会で指した△64金戦法から。△55歩は結構度胸のいる手で、▲45歩の反発からの大決戦を覚悟していたが、実戦は▲48金だったので、細かい戦いが続くことになった。以下は少しずつリードを広げることができ、最後は相手の方のうっかりにより勝利。
しかしまあ、捌き自体は意外に成功してたっぽく、ここは良くなってたような気がします。▲56飛が第一感ですが、△44桂とか変な手を心配して▲45桂と攻め合い。以下△57歩に▲64歩か銀を取って▲54歩か。結局後者を選び△54同金に▲72馬が最悪で△84飛と浮かれてご愁傷様となりました。最後は馬の位置が悪く王手馬取りまで食って終了。ひどい目にあいました。
大分進んで第6図。局面自体はかなり後手が良いはず。ここで先手は▲88玉。非常に良い手だと思いました。見習っていただきたい手です。で、△15銀(飛取り)と打ち、▲23桂不成、△同金、▲35歩、△54飛、▲24香(第7図)
劇的な幕切れ(笑)で、文句なしに代表2名が確定。私の負けを心から願っていたのは多分2位の方だったと思います(笑)。帰り道で気づきましたが、会場が豊川コミュニティーセンターから市民会館に移ってから「1回も代表になってない」ですね。ちょっと今回の内容ではとても代表になれるとは思えませんが・・・
A級、B級両代表の皆様のご健闘を心よりお祈りいたします。
さて、ここからの話は、何年も前から書いてますが、この大会はほかのどの大会よりも免状獲得戦としての性格を有していると思います。特にB級については、普通の地区予選等だとA級出場者でも積極的にB級に出場する傾向があり、やはり代表枠が指定席になりやすいA級と違い全道大会に出場できる可能性が大いに膨らむのが要因の一つなのでしょう。この大会のB級出場者は他の大会に出場している時とは目の色が違います。だからこの大会はB級がメインだとずっと言ってきてるし、自分自身この大会のB級は北海道でも重要な大会だと言い続けています。
ここまでは長い前置きですが、A級はどうなのか?と。優勝者五段免状という性格上五段以上の免状保有者が出場できるシステムに正直疑問を抱いています。上位進出者に免状という性格自体を根底から否定しているのではないかと。A級でそれが認められるのであれば、B級はどうなのか?優勝してもすでに二段以上の免状は保有しているし、賞品も何もいらないから出場させてと言ったら認められるのか?もちろんそんなはずはないわけで、それならばA級も何か考えるべきではないかと。
具体的には五段以上の免状保有者だけのクラスを新設するとか、何か改革が必要なのではないかと思います。そうでなければ、四段以下の免状保有者が決勝で五段以上の免状保有者に敗れたときにあまりにも気の毒な気がします。(某選手の時に繰り上げ昇段という話も書きましたね)
また、この点に遠慮し出場しない選手もいるかもしれません(多分そうだろうなと思う方はいます)
そういうのもあり、今回代表になれれば、連合会に見解を伺いたかったのですが、残念なことに代表選手ですらなく、訴えの利益を欠くので(つまり代表でもなんでもないあんたに関係ないでしょと)来年以降まで待たないといけなくりましたが、出場者全員の平和のためにも、システムの変更を願いたいなと個人的には思います。