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地道に

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・十勝支部の凱旋レポートが支部ブログに掲載されておりますのでぜひご覧いただきたいと思います。
とりあえず私とほぼ同じくらいの成績を収められていたと思われる副将氏の連勝記録が私と同じ11勝だったっぽいので引き分け?に終わったなら満足です(笑)。直接対決じゃ勝てそうにないのでこういうどうでも良いところで互角とか言い張ってなければ。そうそう、ちなみに苫小牧は2015年の時3人で22勝8敗でしたので、この辺は十勝支部に負けたかなと思います。(できれば抜かされたくなかった私と大将の2大会で26勝2敗の記録は保持できたっぽいのでそれだけで満足です)

・さて、話は変わって先日の話で上位の選手に基本的な力がついてないということであれば、ほかの選手はどうなるのか?というご指摘がありました。うちに限って言えば序盤の差です。そもそも「矢倉」以外の囲いを知らない人たちに実力五分以上の相手が振り飛車にしたらどういう結果になるか。相当勝てないですよ。矢倉のほうが。まして角交換振り飛車なんてやられた日には「ほぼ見たこともない戦法」なわけですから。振り飛車やってる相手のほうがやや上の力なわけだから、居飛車が勝ったほうが殊勲と言っていいくらいだと思っています。
では、力自体がほかの選手に比べてそこまで差があるか?と言われれば私個人的にはそこまでの者とは思ってないです。知識が増える=強くなるということではないと思っています。知識はあくまでも戦いを有利に運ぶための補助的なものというのが持論です。RPGに例えれば武器や防具と言った装備品みたいなものです。はがねのつるぎを装備したLV5の戦士とこんぼうを装備したLV30の戦士ではどちらが強いか?みたいなものです。知識が装備なら大局観や想像力、読みの力は本質的なパラメーターです。(HPとかみのまもりみたいなあれ)
最終的に重要なのはやはりこちらの能力だと思っています。
現在の矢倉全書(こんな本あるのかは知りませんが)をマスターした初段氏が50年前のアマタイトルホルダーに矢倉で勝てるか?って言われたら多分勝てないでしょう(と思ってます)。
これは極端な例ですがあくまでも重要なのは後者と思ってますのでこちらが思ったほど向上していないなと感じた次第。
一番の原因はやはり実戦不足だと思いますが、そこはもうどうにもできないので、一人の時でもできることをやるしかないのかと思います。それはやはり詰将棋や棋譜並べを地道にやるしかないかなと思いますが、その教科書として将棋宝典が最善ではないかな?と思い勧めています。
変な話もう定跡本は少しの間読まなくてもいいくらいだと思うので(下手するとこちらの選手の中では私の次位に知識があるような気がする)基礎修行をもう少し重点的にやってほしいなと思う次第です。あとはとにかく未知の将棋を指したほうが「自分で考える」力が付くんじゃないかなと思います。
答えにならなかったかもしれませんが、一応こんな感じの答弁でよろしいでしょうか・(メールの内容とかなり重複した面がありますが)


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