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非常に長くなります

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・昨日の大会についての裏話(非常に長くなります)
 
昨日の新井田さんへの報告文にも書いてますが、地元に戻ってからの目標の一つが「全国的な強豪を地元に招待すること」でありました。2007年ころの話だったと思います。当初は新井田さんにお願いしたいと思っておりましたが、当時は人数も少なくまだ呼ぶには早いなんて思ってたうちにそれは叶わなくなってしまいました。その後しばらく忘れてましたが、昨年の同時期に行ったクリスマス大会をきっかけに将棋部と交流を持つことに成功。それから今年に入って様似町、日高町と交流が増えていくうちに「今なら」と思いました。ちょうど良いことに(と言って良いのかわかりませんが)渡辺さんが室蘭に異動になったとの話を伺いましたので「お願いします」と言いたかったところですが、これがいざホントにお願いするとなったら結構勇気がいります。なんせ北海道将棋界では神様のような方です。当然のことながらホントに呼んで良いのか?と思います。なかなかタイミングがつかめないでいるうちに王将戦の全道大会に出る機会ができました。もし全道大会に出場していたら直接お願いするチャンス!と思い、当日の会場でおひとりになったところを狙って恥ずかしながらお願い。その時に快く「都合さえつけばいつでも!」と言ってくださいました。
地元に戻って一部の方には事の顛末を報告。ところがみんな半信半疑で「まさか!」という反応。そりゃあそうでしょう。普通はこんな田舎にまで来てくれると思いません。私自身でさえそう思いましたから。それでもやっぱりあきらめきれないので、11月の23日ころにメール文を作成。ところがいざ送ろうと思ったらなかなか送信ボタンが押せない。「ホントに良いのか?送ったら後戻りできないぞ」と自問自答しながら悩んで結局その日は断念。(こういうのは告白メールを送ろうとして悩んでる人でも想像していただけたらと思います。その数億倍は頭を悩ませてますが・・・)
その間ひたすら考えたことは「ちゃんと活動している人がたくさんいるか?」という点と「それなりに将棋になるレベルの人がいるか」ということ。前者は高校将棋部と様似の同好会の方々が決め手でした。皆さん一生懸命な人たちだし、人数も確保できるだろうと思うことにしました。ところが後者は結構悩ましかった。理想は「最低でも2枚落ち以上の手合いで勝負出来て、私と渡辺さんとのレベルの差が理解できるくらいの人」というものでしたが、このレベルに達してるのって結構難しい。「2枚落ち」と思われるかもしれませんが、苫小牧支部で最強クラスの方は他の地区代表経験者に2枚落ちで普通に勝ってます。(実話です)相手が渡辺さんならどういうことになるか想像つくかと思います。せっかく来ていただくのだから少しは遊んで行ってほしいというのがありましたので、これは結構悩みました。そこで思いついたのが赤旗名人戦で全道4位だった松原さん。この方がいれば問題ないかと思い、先に打診をしておいたら「こんな機会めったにないですから」と快諾していただきました。このような経緯がありついに決心。11月26日に送信。そしたら12月7日(ちょうど自民党杯の全道大会の日)に「予定の確認をしてみますが行けたら行きます」との返信をいただきました。そして12月9日の夜に「日程がはっきりしない部分はありますが基本的には行きます」との返信をいただきました。これに興奮してこの日夜中1時くらいまで寝れませんでした。(どこの乙女だ?って話ですが・・・)
ちなみに次の日から夜中はメールの受信音を切って寝ることにしました(興奮のあまり寝れなくなったら困るので。重ね重ねどこの乙女だって話ですが)
あとはもう人集めです。「渡辺さんが来ますから来てください」と各方面に連絡。なんとかかんとか返事をもらうことが出来ていよいよ明日!となったところで夜11時近くに松原さんから「明日急きょ行けなくなりました」というショックなメールが届く。(ご本人は私以上にショックだろうが)
今回の企画は「日高地区最強」が「全国タイトルホルダー」に挑むというもののつもりだったので、残念ながらここで企画は破たん。非常に残念ですが仕方ありません。そんなわけで当日を迎えることになります。長くなったんで続きは明日以降。
 
・最後に昨日の決勝となった私と渡辺さんの棋譜。もし並べていただける方いらっしゃいましたら敗因を教えていただけると助かります。珍しく目立った敗因がわかりません(序盤の細かいところでこうしたら良かったかも?という部分はありますが)
終盤に王手ラッシュをかけられますが、これが実は詰まないらしく(激指様に確認済み)逆に相手の玉は詰めろ。最大の敗因は「詰まない玉を詰む方向に逃げた」ということになりますが、それ以外の部分でどこ悪かったか自分のレベルでわかりません。(ちなみに渡辺さんもはっきりどこが悪かったという話はしてませんでした)
今のところ「相手が渡辺さんだった」、「私ではレベルが違いすぎた」という点以外の技術的な敗因がわかりません。
 
開始日時:2014/12/21(日) 00:00:00
先手:渡辺俊雄さん
後手:田村宜之
戦型:右玉
手合割:平手
▲7六歩  △8四歩  ▲6八銀  △3四歩  ▲6六歩  △6二銀  
▲5六歩  △5四歩  ▲4八銀  △4二銀  ▲5八金右 △3二金  
▲6七金  △7四歩  ▲7八金  △6四歩  ▲6九玉  △6三銀  
▲2六歩  △5三銀  ▲2五歩  △3三角  ▲7七銀  △7三桂  
▲7九角  △5二金  ▲3六歩  △6二玉  ▲3七銀  △8一飛  
▲3五歩  △同 歩  ▲同 角  △7二玉  ▲7九玉  △6二金  
▲6八角  △6五歩  ▲同 歩  △同 桂  ▲6六銀  △6四銀左 
▲4六銀  △8五歩  ▲3八飛  △4二金  ▲3四歩  △2二角  
▲2八飛  △8六歩  ▲同 歩  △7五歩  ▲同 歩  △7七歩  
▲同 桂  △同桂成  ▲同 角  △6五歩  ▲5七銀左 △7七角成 
▲同金寄  △7五銀  ▲7六歩  △8六銀  ▲6四歩  △7七銀成 
▲6三歩成 △同 金  ▲7七金  △8五桂  ▲6七金  △7七金  
▲6四歩  △同 金  ▲9五角  △6七金  ▲7三銀  △6三玉  
▲6四銀成 △同 玉  ▲7三銀  △6三玉  ▲6二銀成 △7四玉  
▲7三金  
 まで、85手で先手勝ち
 

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