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困ってる?

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・昨日の大会を簡単に振り返りたいと思います。

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1回戦は苫小牧支部長と。めったにやらない居飛穴熊を採用してみましたが、作戦負けな気がしていた。いきなり▲74歩と決戦されても全く自信なしでしたが、見送ってくれたので金を寄ることができました。

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ここからはだいぶ前から狙っていた△15歩の端攻めを決行して勝ち。もはや穴熊の指し方でもなんでもないという説がありますが・・・

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2回戦は「またしても」な斉藤(豪)さんと。▲45歩と突っかけてきた局面。この直前に長考していたので「やってくるな」とは思いました。取ると▲33角成とロケットパンチが飛んでくるのかと思っていたのですが(それも自信なし)ご本人いわく「▲45同桂、△同桂、▲同銀、△44歩、▲同銀!」とのこと。以下△44同銀に▲33桂の筋があり受け切るのは容易ではなさそう(というかダメそう・・・)でした。
恐ろしい手を読んでおられました!

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△22銀と上がったところ。とてつもなく軽率な手で▲36歩の合わせから圧殺されました。というかこの局面自体が後手の作戦負けなのかも?・・・

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昼を挟んでの3回戦は山本伸さんと。久しぶりに試してみた76銀型の振り飛車。ここから▲65歩と決戦をする。

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紆余曲折があり終盤。対局中は「有利」と思っていた局面だが冷静に見て結構難しい気もする。実戦は△56角を恐れて▲23銀と打ったのが悪かった。以下は負け。ここで▲41金ならどうだったか?


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やる機会が無くてできなかった三間飛車。ここではすでに後手がまずそうだが▲22角がどうだったのか?普通に▲24歩、△同歩、▲同飛、△23歩、▲28飛が一番困る気がする。次に▲22歩もあるし▲22角もあるし手に困らない。後手は指す手が思い浮かばない。①△72銀は得かどうかわからないしそんな余裕あるのか?って話だし、②△38歩なんぞ間に合うはずないし、③△54角も良くわからないし(とはいえこれが一番有力かな?)困りますな。

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ちょっとだけやる気が出た局面。さすがに1回は金を逃げたいところだが、実戦は▲31飛と来た。1回効かしのつもりだったのだろうがこちらも強気に△46角成とし、▲61飛成に△62金打とされると飛車と竜の両当たりになっている。以下は勝ち。もう少し落ち着いて指すともっともっと良くなるでしょう。

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最終戦は久しぶりに苫小牧支部の大会に出た(らしい)石川さんと(今年のアマ竜王戦札幌代表)
これも久しぶりに指した横歩取り23歩型から。ここで▲35金なら△67角成で後手有利というのがこの戦型の定跡(だったはず)なので実戦は▲68金打だったがこれはかなりもったいない手だった。金は使わないで玉を上がって受けたい。

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攻めが切れそうな感じだったが△16歩で攻めがつながった!と思っていたけど冷静に考えて▲87銀or金だと困ってるかも?飛車引いて▲16角には△37桂成か?・・・
以下は勝ち。

最終結果は3勝2敗でしたが力不足を実感した大会でした。苫小牧支部の「神5」と戦える力を手に入れたいところです。

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最後に変化図。角引きに玉を上がって受けて▲75歩と突いた局面。考えもしなかったけどめちゃくちゃ困ってるのでは?△62銀とか上がると▲31金とべた打ちされて困りそう。△22飛には▲32角と数の攻め。飛車を渡せない形なのでこれはダメ。△24歩あたりがダメなのだろうが代えて▲44歩だと▲65角or▲76角。△22飛or打にはやっぱり▲31金。さらに△24歩に代えて△44銀でも▲74歩。取れば▲46角。とにかく飛車が入れば先手が勝つくらい飛車が大事な駒になっている。
さて、玉上がりに対して後手はどう指せば良かったのか?(定跡ではどうなっているのかな?)

本日はここまでにします。その他の話はまた後日。

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