Quantcast
Channel: 札幌将棋情報のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 633

有言実行Ⅱ

$
0
0
・函館のほうで競技方式について議論されているので函館さんの管理人氏に対して「自分はこう思ってます」という話だけ書いておきます。
まず、スイス式について。これについては苫小牧支部で昨年から「ししゃも争奪大会」というものが開催されており、この大会のスポンサーが6月11日に以下のように述べておられました。
「この大会を一発トーナメント方式にしたのはスイス式だと同星での順位の基準がいまいちわからないから」とのこと。
現実問題としてスイス式のシステム自体ホントに理解している人ってそんなに多くないんだと思う。函館さんの管理人氏は「函館ではスイスで運営できるのは自分だけ」という趣旨のことを書いていたと思う。そんなのもあり、参加者がよくわからないうちに順位が決定してしまっているという面はあるんだと思う。
はっきり言って日高じゃ理解している人0です。自分を含めてね。
あと、メリットとしてあげていた「勝敗に限らず4~5局指せる」という点と「実力通りの結果が出やすい」という点も視点を変えると違う見方もできる。
たとえば苫小牧支部でスイス式を採用したとしよう。代表枠2つとしておそらく中条、吉田、狩野、大谷、斉藤の5氏は絶対代表になると思う。(出場すればという前提があるけど)
これ100回やってもほぼ絶対5人の中から代表が出るはず。そのうち93回位は5人で2枠を独占するだろうと思う。残り7回位は私やほかの選手が3-1で代表になるかも?という程度だと認識している。(現に2015年の竜王戦の地区予選以降中条、吉田、狩野、斉藤の4氏から2勝以上しているの私のほか1人か2人くらいのはず)
要は強い人にとっては1回のアクシデント(負け)はまだチャンスがあるが、逆に1回の大物食いは上位進出につながるとは限らないかなと思う。
では、トーナメントだとどうなのか?今回の地区予選の結果から見るとまず地区予選どころか全道大会でも優勝候補の一角であろう斉藤さんが1回戦敗退というアクシデントが起こる。その結果2回戦で大物食いした張本人が単なるアシスト王となり代表狩野さんとなったはず。(多分狩野さんにとって他の参加者9人中一番楽な相手私だと思う)
こういう大物食い等々はトーナメントの醍醐味だが1回負けて「はい失格です。さようなら」というのもどうなのかな?と思う面はある。
一番納得しやすいのは予選1勝勝ち抜け2敗失格だと個人的に思っているけど、苫小牧のサンドイッチシステム(仮称)もぜひ全道各地でご採用いただきたいと思っています。(予選が長いのがこのシステムの欠点?でもあるかと思いますが)
ぜひ札幌あたりでサンドイッチシステムを採用していただき横山、湯上の両氏にサンドイッチされた素敵な方の体験談を伺いたいところです。
脱線したけど、どんな運営システムを採用したとしても全員が納得することは多分無いと思う。
何度も書いているけどサンドイッチシステムで2回同じ相手に当たるのだって不満が無いと言えばうそになるし(調整できるはずと思うし)予選全勝者と2勝1敗者がきれいに別れた本戦トーナメントができたときもさすがに不満はあったけど、そんなのは言い出したらきりが無いし。
昔とある札幌支部長と話したことがあるんだけど、大会参加者は運営者やスポンサー等に、運営者やスポンサー等は参加者に対して互いに感謝があってこそ成功するもんだと思う。
参加者が運営に「こんなやり方はおかしい」と一方的に言い出したり、運営が参加者に「こういうルールなんだから黙って従ってください」という態度を露骨に出したら良い大会にならないよね。
そういうわけであなたの行動は間違っちゃいないと思うし何も気にしなくていいと思います。ただ、「こうしたほうがいいんじゃないですか?」という意見に対して真摯に向き合っていけばより良くなっていくんじゃないかと思います。
そんなわけで遅くなりましたが優勝者予想に自分自身を上げて見事有言実行されましたことお祝い申し上げます。
全道大会では応援しないけど(私苫小牧支部と十勝支部会員(こっちは予定)なので函館の方を応援する義理も義務もないから)朗報を期待しております。良い大会になるといいですね。(長文申し訳ない。)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 633

Trending Articles