・おとといは子供教室がありました。(参加者5名)
まずは詰将棋タイムトライアル(30分、24問)をやって全問正解者は出ないだろうと高をくくっていたら先月から参加している子が25分で「終了しました」と手を上げる。1,2問は間違ってるべと思っていたらなんと全問正解。今年3月の大会で3位の子がタイムオーバー(正答15問)だったことを考えても優秀な成績だったと思う。来月はもっと難しくしなければ。
兄弟で参加してくれている子の弟君がほとんど初心者なので1手詰をマンツーマン指導。
何か月も来てなかったのでいきなりこれを苦戦する。いきなり▲64銀打とか▲73銀とかやりだす。「詰将棋は王手をかけるのよ」って言っても全然関係ない手をやりだす。「王手ってわかってる?」って聞いても無言。「わからないならはっきり言って」と催促してようやく「わかる」と答える。この後5分くらいかけて「とりあえずできる王手全部やってみよう」と言いながらクリアさせる。この後は早かったがこの問題はどえらい苦労をした。
この後実戦に移り昨年の日高名人が19枚落ちで指導してくれたのだが帰った後に「コミュニケーションを取るのが大変でした」と言ってました。そう、何がつらいってこの子の場合何を聞いても反応が薄いこと。でも、そういうのを含めて指導するのが大人の役目だと思って頑張りたいと思う。
指導対局(2面指し)から。
2局とも後手が私。△16歩のたらしに▲12香成。以前も同じ筋でやられているので今回は厳しく指導。反省を繰り返さないと成長しない!
2面指しのもう1局がこれ。ここからノータイムで▲62歩、▲63歩、▲91馬と指してきたのは感心した。指す手がわからなくて長考後△82歩と打ったがもはや指導でもなんでもなく「勝ちに行ってる」自分に気づく。
手の善悪はともかく子供教室参加2回目でこれだけ指せれば大したもの。攻め方も上級者や有段者のそれに近いと思う。この内容の将棋が常に指せるなら天狗おやじよりかなり強いと感じたが昨日今年度の月例会の成績の整理をしていたら先月普通に勝ってました。さもありなん。
ほかの将棋では全くうまいと思えない振り飛車を指していたのになぜか自分とやった時はこの角換りだった。正直これのほうがはるかに向いているね。来月以降これを言ってあげようと思っている。(というか北海道の正式免状4段以上の人物の中で角換り腰掛銀の後手番最弱を誇るこの私にこういう戦型で挑んで来るのやめてほしいのだが。教えようがないという・・・)
午後からの例会
局後天狗おじさんが「なして△97歩って打たないの?」と質問。「ここまで来たら打つかもしれないけど局面が大差すぎます。」、「そうなの?それ実力差があるからじゃないの?」、「いや、これで後手の攻めが続くならみんなやってるって」と言っておきました。
ちなみに後手は熱心にいろいろと質問してくれました。「将棋のつくりが悪かったのはわかりましたが具体的にどうすれば良かったですか?」との質問がありましたが作戦がありすぎて答えようがなかったですね。とりあえず端歩を受けただけで「穴熊は無い」と思ったのは軽率だったねとだけ言っておきました。つーか藤井システムに手を出すのやめてほしい面もあるけどね。難しすぎるから・・・
・ほかに書きたいことありますが眠いんで本日はここまでにします。