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Channel: 札幌将棋情報のブログ
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こういうのが

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・明日は赤旗名人戦の日高予選が行われます。「事前に連絡ください」とお願いしていた人の中にも返信の無い方が結構いますがとりあえず無事に大会が終わることを願っております。

・話は変わって図書館で平成15年度の「第24回全道学生将棋大会」の棋譜を見てきました。

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準決勝の将棋がこれ。「諸事情」により後手がただの1歩損になってしまい駒組も先手が好形になったのに対して後手が相当に遅れている。もう後手を持って全くやる気がしないのは私だけ?と言いたいところだがここからが歴史に残る大熱戦になるのである。

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もうすでに相当に紛れていてどちらが勝っているのかパッと見ではわからない。最善を尽くせば先手が勝っていそうな気がしないでもないけど私の経験上こういうのは手がわかりやすい後手が勝ちやすそうな気がする。(実戦にも出てくるのだけれど△22角打とかもあるし)
実戦はここで▲66歩とするのだけれど解説のS先生(元理事長)が「最善かどうかはわからないけど良い手」と書いてました。(ちなみに直前の△85桂も良い手とありました)
▲66歩・・・参考になる手だと思った。

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さて、この局面。強く△63同玉と取りたかったとのこと。▲61飛成、△62金、▲71竜になんちゃらって書いてあったんだけど忘れてしまった(汗)
それはさておき、△82玉、▲61飛成に△77角成という進行だったのだが最後の△77角成のところで△72金と受ければ後手も焦ったのでは?という趣旨の解説だった。ちゃんと指せばさすがに寄るだろうけど30秒将棋なら確かに焦るかもしれない。先手は勝ってると思ってるはずだから・・・
1局全部については図書館でご覧いただければと思いますが、非常に面白い将棋でした。
レベルの高さだけではなくこういう力のこもった将棋こそが名局と言えるのかなと思います。


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