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楽しむ心をもって

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・何度か書いてますが「とあるブログ」がありまして、私個人的にはあれは将棋関係の中ではダントツの面白さを誇ってると思っておりますが北海道将棋界の方々がどこまでその存在にお気づきだったのかは謎ではあります(結構気づかれていたようではありますが)
で、今週月曜と火曜に前の部署の助っ人勤務だったのですが、昼休みに暇だったのでタブレットでずっと見ておりました。そしたら2012年の佐々木治夫杯の話が載っておりまして、今年の支部団体戦の十勝支部の3将の選手がIさん(中標津)、Yさん(全道選手権連覇)、Hさん(北海道代表複数回)、Sさん(アマ王将代表)という豪華ラインナップ相手に4-0だったとのこと。何というか、このメンバー相手に4-0って普通に神業の部類で支部団体戦で1回負けるだけでも大事件レベルな気がします・・・
ちなみに十勝の2将は北海道社団戦で7-1の好成績を上げたのは記憶に新しいところ、今年の大将の選手は多分初めてお会いしたので存じ上げませんが、おととしの3将は自民党B級優勝、アマ竜王戦北海道大会準優勝、赤旗名人戦北海道大会4位と全道上位の実績複数回で佐々木治夫杯個人成績14連勝くらいの神がかり的な記録も持っているはずなので団体戦が苦手ということは無さそうです。(というか「団体戦男」という異名まで持っていた気が・・・)
久しぶりに某ブログを見て思いましたがスペック的にはチーム十勝は支部団体戦の優勝候補の筆頭と思われますが来年はどうなることでしょうか?(というか某ブログを見ていて思いましたが個人、団体どの大会でも普通に好成績連発なはずなのに支部団体戦だけ微妙に不調な気がしてならないのですが)
はっきり言って今年の支部団体戦のチーム苫小牧より強かったチームは何チームかあっただろうし、もう1回優勝して来いと言われたら東日本どころか道予選からもう怪しい気がしますが、大会前は謎に自信に満ち溢れていて「100%行ける!」と本気で思ってたりしました。(ちなみにうちの大将は50%くらいとか微妙なことを言ってました)
根拠があるかどうかは別として少年のころのように純粋な気持ちで大会に臨むと望外の結果が出ることがあるのかな?と思ってます。
ということでほかの支部の皆様にも結果にこだわらずに将棋を楽しむ心をもって大会に臨んでいただければと思います。

こういうのが

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・明日は赤旗名人戦の日高予選が行われます。「事前に連絡ください」とお願いしていた人の中にも返信の無い方が結構いますがとりあえず無事に大会が終わることを願っております。

・話は変わって図書館で平成15年度の「第24回全道学生将棋大会」の棋譜を見てきました。

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準決勝の将棋がこれ。「諸事情」により後手がただの1歩損になってしまい駒組も先手が好形になったのに対して後手が相当に遅れている。もう後手を持って全くやる気がしないのは私だけ?と言いたいところだがここからが歴史に残る大熱戦になるのである。

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もうすでに相当に紛れていてどちらが勝っているのかパッと見ではわからない。最善を尽くせば先手が勝っていそうな気がしないでもないけど私の経験上こういうのは手がわかりやすい後手が勝ちやすそうな気がする。(実戦にも出てくるのだけれど△22角打とかもあるし)
実戦はここで▲66歩とするのだけれど解説のS先生(元理事長)が「最善かどうかはわからないけど良い手」と書いてました。(ちなみに直前の△85桂も良い手とありました)
▲66歩・・・参考になる手だと思った。

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さて、この局面。強く△63同玉と取りたかったとのこと。▲61飛成、△62金、▲71竜になんちゃらって書いてあったんだけど忘れてしまった(汗)
それはさておき、△82玉、▲61飛成に△77角成という進行だったのだが最後の△77角成のところで△72金と受ければ後手も焦ったのでは?という趣旨の解説だった。ちゃんと指せばさすがに寄るだろうけど30秒将棋なら確かに焦るかもしれない。先手は勝ってると思ってるはずだから・・・
1局全部については図書館でご覧いただければと思いますが、非常に面白い将棋でした。
レベルの高さだけではなくこういう力のこもった将棋こそが名局と言えるのかなと思います。

赤旗名人戦日高地区予選 結果

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・今日行われた赤旗名人戦日高地区予選の結果は以下の通りです。

参加者6名によるリーグ戦
持ち時間20分切れたら30秒の秒読み

優  勝 敦澤 政俊 5-0
準優勝 田村 宜之 4-1
第3位 大八木 憲三 3-2(代表)

以上です。参加者の皆様本当にありがとうございました!
なお、優勝者および準優勝が全道大会辞退のため大八木憲三さんが繰り上がりで代表となりました。

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・というわけで実質決勝となった最終戦の大八木-敦澤戦をご紹介

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△22飛に対して▲88玉と寄ったのが危険な手。△24歩から後手に主導権を取られてしまった。

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△36歩に対して実戦は▲48銀だが▲46銀が優った。△24飛には▲45銀なので△54歩、▲35銀くらいか?形勢はともかく強く勝負するしかなかったようだ。

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本局最後の勝負どころとなった。△35桂がかなり方向を誤った手だった。▲88飛と玉頭戦に持ち込んでどうだったか?△96歩等があり先手良いとは言えないかもしれないが勝負するなら玉頭しかなかった気がする。実戦は△35桂を立派な手にしてしまい後手が快勝!
釧路支部から移籍してきた敦澤さんは先々月の月例会の優勝から続き日高方面無敗ロードを邁進中であります。わたくしもあっけなく負けてしまったので(笑)ストッパーを募集いたします。(日高町の同好会の実力者3名におかれましては参戦宜しくです!(というか今日みたいな将棋を指して来週の全道大会大丈夫だろうかね?)

開始日時:2015/10/04(日) 00:00:00
先手:大八木憲三
後手:敦澤政俊
棋戦:2015年赤旗名人戦日高地区予選
戦型:角交換振り飛車
手合割:平手
▲2六歩  △3四歩  ▲9六歩  △9四歩  ▲7六歩  △4二飛  
▲4八銀  △6二玉  ▲2五歩  △7二玉  ▲6八玉  △8八角成 
▲同 銀  △3二銀  ▲7八玉  △3三銀  ▲8六歩  △8二玉  
▲8七銀  △7二銀  ▲7七桂  △2二飛  ▲8八玉  △2四歩  
▲同 歩  △同 銀  ▲7八金  △2五銀  ▲6六角  △3三角  
▲3八金  △2六歩  ▲7五角  △5二金左 ▲5六歩  △3五歩  
▲5七角  △4四角  ▲7五歩  △6四歩  ▲1六歩  △3六歩  
▲2四歩  △3七歩成 ▲同 銀  △3六歩  ▲4八銀  △3四銀  
▲4六歩  △3五角  ▲4七銀  △2四角  ▲3六銀  △3五歩  
▲4七銀  △3三角  ▲6六歩  △4四歩  ▲9五歩  △同 歩  
▲2七歩  △同歩成  ▲同 金  △4五歩  ▲2六歩  △4六歩  
▲同 銀  △4五歩  ▲3七銀  △8四歩  ▲8五歩  △同 歩  
▲8四歩  △6三金  ▲8九玉  △7四歩  ▲8五桂  △8三歩  
▲9二歩  △同 香  ▲9三歩  △同 桂  ▲同桂成  △同 香  
▲8三歩成 △同 銀  ▲5五桂  △7三金  ▲7四歩  △同 銀  
▲7五歩  △8三銀  ▲7六銀  △5四歩  ▲4三桂成 △同 銀  
▲3五角  △5二金  ▲6七金  △3四銀  ▲7九角  △3五桂  
▲8四歩  △同 金  ▲8五歩  △9四金  ▲3六銀  △2七桂成 
▲同 銀  △6三金  ▲8六桂  △8七歩  ▲9四桂  △同 香  
▲8七銀  △6五歩  ▲7四金  △同 銀  ▲同 歩  △6六歩  
▲7七金  △6七歩成 ▲同 金  △7五桂  ▲7六銀  △6七桂成 
▲同 銀  △8七金  ▲7三銀  △同 金  ▲同歩成  △同 玉  
▲5七角  △7七桂  
 まで、134手で後手勝ち




とりあえず前編

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・昨日の大会での話前編。
ちょいちょい宣言していた通り出場しない予定でいたのだが出場者が奇数になってしまった。今年は開始前に「もし優勝しても18日の全道大会に出場できない方いますか?」と確認を取った。この時に手を挙げたのが2名(私を除く)だったのだが参加者が少数のためお二人も交えて大会を行うこととなった。
以上のことから参加者全員の総意で全道大会出場不可能な方々も快く出場していただくこととなった。
さらに言えば、昨年も出場者の中に「全道大会には出れませんが出場して良いですか?」という方がいて赤旗事務局の方に確認を取ったところ「問題ないです」との回答をいただいている。
この話は前にも書いてるけど私個人的には全道大会に出場できないのが予選時点で確定している選手が予選に出場するのはあまり賛成していない。その選手が出なければ代表になれたかもしれない選手が出たり大会結果に多少なりとも影響を及ぼすから。ただし、今回や前回のように運営側や他の出場者の同意や要望があればそれは全く問題が無いと思う。むしろ主催者側からしてみたら参加者が多いほうがありがたいわけだからあまり堅苦しく考えないでも良いのかなと思うようになりました。(とはいえ一選手としては今後も全道大会に出場できない場合は予選も出場しないと思う。)
要は周りの状況を見ながら柔軟に対応するのが「大人(おとな)」なのかなと思う。(ついでに言うと今回の場合は3位の選手が上位2名にしか負けてないので「上位2名がいなければ」という状況でもなかったしね。リーグ戦という方式による恩恵ともいえるか・・・)

小難しい話はこの辺にして昨日の将棋から

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中飛車に対しての△53金戦法。某ブログでは「へた金戦法」と呼ばれていたりする。▲76歩と打たれたのは意外な感じがした。△76同金で金銀交換ながら1歩得となる。▲52金くらいは大したことないだろうと軽く考えていたのだが・・・

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△58歩も考えたけどこれは結構勇気がいる。それよりも受けたほうが確実と思い△51銀打としたのだが打った瞬間血の気が引いた。▲53歩と打たれてほぼ終了である。時計を押した瞬間気づいたがもう遅すぎる。これがあるなら第1図で△74金だったし第2図でも△53銀打だったのだが時間も何も使わずに指してるような愚か者なので(ここまで消費5分)仕方なし。まずは大いに反省!

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とりあえず悪いながらに手を尽くしてこの局面。駒損をしているわけではないので(金銀交換だけど)まだまだチャンスは来るだろうくらいに思ってたら素晴らしい手順で決められてしまった。まず▲67金、△74飛を決めてから▲72歩!これが見えてなかった。まさしくと金の遅早でこれ以上に早い手が後手には無い。よっぽど△61金と打とうかと思った。でも▲82金という超筋悪な物量攻めでダメと読みを打ち切り△88歩だがこれでははっきり負けになった。今考えてみると△61金に対してホントに▲82金と打ってくれるなら△85桂か△88歩、▲71歩成、△51金、▲72と、△71歩と勝負するべきだったか(変化図)どちらも悪いことに変わりはないが本譜よりはマシだったかも・・・

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▲53歩のたたき。これの意味が分かっていなかった。△同銀左に▲76香!が猛烈に厳しい。△仕方のない△75歩に▲86角が継続手(▲75同香もあった)でほぼ決まった。△64銀、▲75香、△同銀、▲同角、△同飛、▲53歩・・・素晴らしい手順で参った

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我ながら最後に技を見せたと思ったこの局面。△55角、▲46銀、△同角、▲同歩、△74角!と打って「楽には勝たせんぜよ」とか思ってキン肉バスターをかましたらたらあっさり▲52竜、△同歩、▲86角と6を9にひっくり返すキン肉バスター返しを食らってKO負けしてしまった(汗)。
これがあるなら△47香を効かせてから△74角だったかもしれないけどそもそも相手の手が全く見えてないから話にならないし逆転の脈があるような局面ではないような気がする。
非常に良い手ばかり指されて負けてしまった。すがすがしいくらいに良い手ばかりでした。この借りはもっと大きな舞台で返したいと思う。(そう思うなら持ち時間をちゃんと使い切って戦えという・・・)
長くなったんで続きはまた後日。

開始日時:2015/10/04(日) 00:00:00
先手:敦澤
後手:田村
棋戦:2015年赤旗名人戦 日高地区予選
手合割:平手
▲7六歩  △8四歩  ▲5六歩  △8五歩  ▲7七角  △5四歩  
▲5八飛  △6二銀  ▲6八銀  △4二玉  ▲4八玉  △3二玉  
▲3八玉  △4二銀  ▲5五歩  △同 歩  ▲同 飛  △5二金右 
▲2八玉  △5三金  ▲6六歩  △6四金  ▲5九飛  △7四歩  
▲6七銀  △9四歩  ▲7八金  △7五歩  ▲3八銀  △7二飛  
▲7五歩  △同 金  ▲7六歩  △同 金  ▲同 銀  △同 飛  
▲5二金  △5一銀打 ▲5三歩  △5五歩  ▲同 飛  △3四歩  
▲8五飛  △7三桂  ▲8一飛成 △5二金  ▲同歩成  △同 銀  
▲6七金  △7四飛  ▲7二歩  △8八歩  ▲7一歩成 △同 銀  
▲同 竜  △6一金  ▲9一竜  △8九歩成 ▲5三歩  △同銀左  
▲7六香  △7五歩  ▲8六角  △6四銀  ▲7五香  △同 銀  
▲同 角  △同 飛  ▲5三歩  △5一歩  ▲5二歩成 △同 金  
▲9二竜  △5五角  ▲4六銀  △同 角  ▲同 歩  △7四角  
▲5二竜  △同 歩  ▲8六角  △3八角成 ▲同 金  △3九銀  
▲同 金  
 まで、85手で先手勝ち


続いて後編

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・先日の話の続き。後編。
今回の参加者は6名に見学者数名となった。昨年は8名だったので横ばい以下ということだが内訳がまるで違う。まず変わったのがリピーターがいなくなったこと。昨年の参加者が誰一人参加していない(私を除く)のがまず痛い。「告知するのに時間をください」と要望書まで出したにも関わらず昨年と横ばい以下の上にリピーター無し。これ赤旗の方になんて説明したら良いの?
遠く様似から静内まで片道1時間はかけて参加してくれたありがたい選手がいる中でこれは心が痛む結果となった。
今回ひじょう~に残念だったのが「○月○日までに出欠のご連絡願います」とお願いしたにも関わらずに全く返答が無かった人がいたこと。これが残念なことに1人や2人ではない。返事が遅れるのは仕方がないし参加できないのも仕方がない。だけど一切無反応ってどうなの?と言いたくなる。中には赤旗の方に参加の連絡を入れていたにもかかわらず当日無断欠席した人までいた。
だいたい大会なんてものは参加を強要されるようなものではないし、出場者が少ないのは魅力が足りないからだという意見もあるかもしれないけどもう少し協力的になってくれても良いんじゃないの?と思ったのが正直なところ。
ちゃんとしたスポンサーがついて全道大会の交通費まで全額支給してくれるありがたいことこの上ない大会をこんなにぞんざいに扱って良いんですか?日高方面の皆さん。
くどいようだけど出場者が少数だったのは仕方がない。それぞれに都合があるのだからそれを第三者がとやかく言うものじゃないし第三者に出場を強要されるようなものではない。だけど「準備の都合があるから出欠の返答だけは下さい」とお願いしているにもかかわらずにひたすら無視するのは誠実さに欠けると思いませんか?日高方面の皆さん。これは大人とか子供とか関係なしにですよ。
当たり前の話だけど赤旗の方は結構人数気にしてるんですよ。出場者が3人以下の状態も続いたからそれから見たら「マシになった」部分はあるけどこんな状態だったらそのうち代表権はく奪されるかもしれませんよ?その時に困るのは自分たち以上に「これからの人たち」ですよ。責任とれますか?
支部の話にもつながってくるけど「実績を作ってプロの先生を呼びたい」とか各々に理想を持つのは悪いことじゃないけどそういうのよりもっともっと大事なことがあると思いますよ。私は。
今回はとにかく赤旗の方と様似の方々に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
日高方面の皆さん、同好会でも支部でもなんでも良いから運営していくにあたって大事なことはなんなのかお願いだからもう1回考えてみて。
来週の仕事になりそうだけどまた報告書と菓子折り持って赤旗さんにお礼に行く。こんなに気持ちが重たいの初めてだ。

来年こそは

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・この間の赤旗大会の続きから。

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1回戦から早くも負けてしまいましたが気を取り直して2回戦。相手は80数歳の大ベテランの方。
石田流っぽい戦型からこの形。直前の△36銀が良い手で結構困った。と金を作って先手好調のようだが後手も抑え込みにかかり難しいと感じていた。実戦は△25桂(ノータイム)だったが△27歩でどうだったか?▲33とは△49飛成~△28歩成。これは先手もあまり自信が持てなかったかも?

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▲38飛に対して△46歩のたらし。ベテランらしい細かい手だが▲36飛とずばっと切って▲42とで先手も十分戦える。玉形の違いもあり実戦的には後手が苦しいか?以下は勝ちだったが途中が結構苦戦した。

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3回戦は人数不足により小学生大会ができなかった弟子君と。先手が弟子君だがすでに後手の大作戦負けとなった。後手の84飛と62銀の組み合わせが最悪に近い。普通に角換り棒銀の端攻めを食らった時に条件が悪すぎる。地力の差があるので勝負は幸いしたが内容的には反省の多い将棋となった。周囲から「駒落ちですか?」との問い合わせがあったが「駒落ちを活かして優勝したとしても全道大会の出場は出来ませんがそれで良ければ」と答えたときに「平手でやるだけやってみます」と言った心意気を買いたい。

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4回戦は様似の同好会長と。四間飛車が得意な会長だが「意外と好き」らしい相掛かりの将棋から。(好きなのは横歩取りだった気がするが)
飛車ぶつけですでに後手が悪い。よっぽど飛車交換して△82歩と打とうかと思ったがさすがにやる勇気が無く△84歩。そこで▲95歩なら先手が好調だったが▲76飛と回って(これも悪くない)△28角で投了。思わず「え?」と声を上げてしまった。角打ちを見落として戦意喪失したらしいが実際にはまだまだ先手もやれる局面だった。それよりもこの将棋もここまでの後手のつくりがひどすぎる。この辺大いに反省したい。

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私にとっての最終戦は代表になった方と。私にしては珍しく穴熊を採用した。実戦はここで▲25桂が悪く△22角からただの桂損になってしまった。とはいえすでに振り飛車が苦しい気がしないでもないが・・・

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終盤のこの局面。第一感は△57角だが▲23桂で頓死とかしたらかっこ悪いので△43金引。以下▲55桂には△同角、▲同金、△66角。怖い筋が無いわけではないけど穴熊なのでと結構軽く考えていた。△43金引みたいな手はものすごく好きな手なのでそれだけで満足です。

・というわけで今年の赤旗は4-1の準優勝という結果で終わりました。初めから出場しない予定でいたのでモチベーションが上がらなかった面はあったが内容があまりにもお粗末だった。
来年こそは満足のいく将棋を指して代表になりたいと思う。
赤旗の皆様や出場者の皆様、その他お世話になった皆様に改めてお礼申しあげる次第。

開始日時:2015/10/04(日) 00:00:00
先手:田村
後手:高津
棋戦:2015年赤旗名人戦 日高地区予選
手合割:平手
▲7六歩  △3四歩  ▲2六歩  △4四歩  ▲4八銀  △3五歩  
▲2五歩  △3三角  ▲4六歩  △3二銀  ▲4七銀  △4三銀  
▲6八玉  △3二飛  ▲7八玉  △6二玉  ▲6八銀  △9四歩  
▲9六歩  △7二玉  ▲4五歩  △6二金  ▲4四歩  △同 銀  
▲3六歩  △4二飛  ▲5八銀  △4五銀  ▲3三角成 △同 桂  
▲7七角  △4四角  ▲2四歩  △7七角成 ▲同 銀  △3六銀  
▲2三歩成 △2五桂  ▲3三と  △4四飛  ▲4五歩  △5四飛  
▲2三角  △5二金上 ▲3二角成 △2七歩  ▲3八飛  △4六歩  
▲3六飛  △同 歩  ▲4二と  △4七歩成 ▲同 銀  △2八飛  
▲5八銀  △5七飛成 ▲4四歩  △5六角  ▲6八銀打 △6七角成 
▲同銀右  △4七竜  ▲3九金  △4四竜  ▲5二と  △同 金  
▲2八金  △同歩成  ▲2一飛  △4一歩  ▲同 馬  △6二金  
▲6四歩  △同 竜  ▲5二歩  △2九と  ▲5一歩成 △1九と  
▲5二と  △4四竜  ▲6二と  △同 銀  ▲6一角  △8二玉  
▲2二飛成 △4二歩  ▲7二金  △9三玉  ▲2五竜  △5五桂  
▲8五桂  
 まで、91手で先手勝ち

開始日時:2015/10/04(日) 00:00:00
先手:三島
後手:田村
棋戦:2015年 赤旗名人戦 日高地区予選
手合割:平手
▲2六歩  △8四歩  ▲2五歩  △3二金  ▲3八銀  △8五歩  
▲7八金  △8六歩  ▲同 歩  △同 飛  ▲8七歩  △8四飛  
▲2七銀  △3四歩  ▲2六銀  △1四歩  ▲1六歩  △3三角  
▲6九玉  △6二銀  ▲7六歩  △2二銀  ▲3三角成 △同 銀  
▲1五歩  △同 歩  ▲同 銀  △同 香  ▲同 香  △1六歩  
▲1二香成 △5四飛  ▲6八銀  △4四角  ▲7七金  △1七歩成 
▲5六香  △8四飛  ▲1七桂  △同角成  ▲3九金  △8八歩  
▲7九玉  △8九歩成 ▲同 玉  △6五桂  ▲7八金  △6九銀  
▲2一成香 △2八馬  ▲同 金  △3九飛  ▲7九金  △8七飛成 
▲8八歩  △7八銀成 
 まで、56手で後手勝ち

開始日時:2015/10/04(日) 00:00:00
先手:三角
後手:田村
棋戦:2015年 赤旗名人戦 日高地区予選
手合割:平手
▲7六歩  △8四歩  ▲2六歩  △3二金  ▲7八金  △8五歩  
▲2五歩  △8六歩  ▲同 歩  △同 飛  ▲2四歩  △同 歩  
▲同 飛  △2三歩  ▲2六飛  △7二銀  ▲8七歩  △8二飛  
▲3八銀  △6四歩  ▲1六歩  △1四歩  ▲9六歩  △9四歩  
▲5八玉  △6三銀  ▲3六歩  △3四歩  ▲2二角成 △同 銀  
▲7七桂  △3三銀  ▲3七桂  △5四銀  ▲7五歩  △4二玉  
▲3五歩  △同 歩  ▲8六飛  △8四歩  ▲7六飛  △2八角  
 まで、42手で後手勝ち

開始日時:2015/10/04(日) 00:00:00
先手:大八木
後手:田村
棋戦:2015年 赤旗名人戦 日高地区予選
手合割:平手
▲7六歩  △8四歩  ▲5六歩  △8五歩  ▲7七角  △5四歩  
▲6八銀  △6二銀  ▲7八金  △3四歩  ▲5八飛  △4二玉  
▲4八玉  △3二玉  ▲3八玉  △5二金右 ▲6六歩  △5三銀  
▲5七銀  △4四歩  ▲4六銀  △4三金  ▲2八玉  △3三角  
▲3八銀  △2二玉  ▲3六歩  △3二金  ▲2六歩  △1二香  
▲2七銀  △1一玉  ▲3八金  △7四歩  ▲6七金  △7二飛  
▲7八飛  △7五歩  ▲同 歩  △同 飛  ▲7六歩  △7二飛  
▲5九角  △4五歩  ▲5七銀  △6四歩  ▲3七桂  △4四金  
▲7五歩  △6五歩  ▲7四歩  △5五歩  ▲2五桂  △2二角  
▲6五歩  △5六歩  ▲同 金  △5五歩  ▲6六金  △2四歩  
▲1三桂成 △同 香  ▲1六歩  △4六歩  ▲同 歩  △4五歩  
▲3七角  △4六歩  ▲4八銀  △3五歩  ▲5四歩  △同 銀  
▲3五歩  △4五銀  ▲3九銀  △3六歩  ▲5九角  △4七桂  
▲9五角  △3九桂成 ▲同 玉  △5六歩  ▲7三歩成 △同 飛  
▲同角成  △同 桂  ▲同飛成  △4三金引 ▲5五桂  △同 角  
▲同 金  △6六角  ▲4八歩  △5五角  ▲2三桂  △同 金  
▲4三竜  △4七歩成 ▲同 歩  △3七歩成 ▲4四角  △同 角  
▲2三竜  △6六角  ▲4八金打 △同角成  ▲同 金  △2八銀  
▲4九玉  △4八と  ▲同 玉  △5七金  
 まで、112手で後手勝ち

アマ王将戦北海道大会 結果速報

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・今日行われたアマ王将戦の結果は以下の通りです。

優  勝 武田浩司(小樽)
準優勝 黒澤裕人(十勝)
第3位  渡辺俊雄(推薦)、奥村尚志(札幌)
入賞された皆様おめでとうございます。なお、1回戦からの組み合わせは添付画像をご覧ください。

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以上です。運営の皆様もお疲れ様でした。大会レビュー後程。

とりあえず振り返り

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というわけで王将戦の全道大会へ行ってきました。


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1回戦はこれ。2手目△74歩戦法を採用できた。2手目△74歩戦法と言えばこの間「あれはあなたのオリジナルでなく関西では10年くらい前からありましたよ」と教えていただいた。あったんですな。
それはさておき実戦はここで△86歩と突っかけた。▲86同歩は△75歩から手になりそうなので△86同角。以下△34歩、▲77角(▲77銀の1手だと思い込んでいた)、△87飛成、▲22角成、△同銀、▲77角(▲66角だったかも?)、△33角、▲88飛、△同竜、▲同角、△82飛、▲33角成、△同銀、▲79金、△88歩と進行。実戦の進行は後手不満なしと思う。というより△86歩でつぶれくらいに思ってた。感想戦をしながら「いや~、これは難しいですよ」とか二枚舌をかましてたけど本音は△86歩でつぶれだと思ってた。あえて言えば2回目の▲77角を効かさないですぐに▲88飛なら銀の位置が33ではなく22なので条件が違ったですよ。くらいの話でやめておけば良かったものをたまたま近くにいたYさん(注:とても強い方)に図々しくも「どう指すんですか?」と聞いてしまったのが失敗だった(笑)。
すなわち△87飛成以下▲88飛、△同竜、▲同角、△87飛(今度△82飛は▲84歩がある)、▲22角成、△同銀、▲77桂!で先手が指せるらしい。以下△89飛成、▲79金、△82竜(99竜はさすがに指せない)、▲66歩(▲84歩のほうが得なのでは?)

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この局面で「△88角とか打ったらバ○だと思われますか?」とYさんに聞いたら「いや~、さすがに」と相手にされなかった(笑)。ん~、△88角ダメか・・・逆にほかの手が全く見えないのですが。
あまり良い手を指摘して見せつけないでください(笑)。せっかく築きあげた全国ベスト8クラスの強豪像があるのに(一部の人だけが知っているネタ)弱いのばれるじゃないすか(もうばれてるという噂もありますが)

つうわけで2回戦はこれ

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この局面で▲35桂と打ったら(注:スーパーノータイム)観戦していた稚内のHさんががっかりした顔をしてました(笑)。やってからすぐ▲35歩で良かったじゃないかと気づいたがそもそもうまくいってないんじゃないか?という結論で終わった。意外と決まってないようで・・・(田中説では▲16角自体良くないのでは?とのこと)

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そんでもってこの局面はとてつもなく先手が悪いと思ってたのだが直前の△64歩でチャンスボールが来た(と思ってただけだったりする)と喜んで▲65銀~▲83香成~▲75桂と殺到したが△84玉で耐えていたらしく(実戦は△74だったので寄せやすい形になった)自分から負けの局面を作ってしまった。ぼんやりだが▲41竜でどうだったか?とのこと。意外と形勢は難しい(らしい)。

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で、準々決勝の相手の方がちょっと気にしていたらしいこの局面。「ホントに先手が勝ってますか?」と思ったらしい。「元が元なので負けてたらしょうがないと思ってました」と答えましたが・・・逆に受かりますかこれ?それより何かの時に△66桂から頓死するんじゃないか?とおびえてましたが(△67銀から飛車打とかで)75の金と71の馬が効いてるから上に逃げたときに相当寄せにくいだろうとは思ってました。

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そして準々決勝。ここからは高級将棋盤と駒を使用させていただけます。先手の構えを見て私の真眼(サイクロプス)には未来が見えました。「負けるだろう」と・・・
感想戦でも言ってたけど「端仕掛けが一番困る」みたいな話をしていたので確信しました。「知っている」と・・・(こっち逆にあれしか知らないからそれを警戒されたらそりゃ負けますがな)

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本日の「ザ・ベストオブへたくそ大賞」受賞の図。

わたくし本気で本気で△65桂で決まってると思ってました。(注:ほとんどノータイム)
相手の方が「ん~?」ってつぶやいたのでまさか見落としたのか?と本気で思ってたら▲85香と打たれて飛車が1手詰み(泣)。こんなに早く飛車を取られました(笑)。
オオカミ中年のごとく毎回「投了しようかと思った」と言ってますがこれはさすがに投了しようかと思いましたがあまりにも周りが静かなので、恥ずかしすぎて投了する度胸が無く△57桂成~△65歩と開き直って(将棋の神様が指してもこの2手は多分最善手だと思う)指し続けました。

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で、この局面で△61歩と打って▲83香成、△57桂成・・・元が元だからもつれたほうだと思う。
一応ひたすら耐えまくって小駒だけで逆転を狙うという戦術に切り替えたつもりだったけどさすがに逆転するわけねぇっていうことで順当に負けてしまいました。(というかこの将棋を逆転されたら先手は今晩枕を濡らして寝られないと思う)

・というわけで苫小牧支部の東日本チャンピオンコンビはともにベスト8で敗退となりました。
お互いネタも作ったことだし(彼は北海道のトッププレイヤーの一人に勝ち、私は「ザ・ベストオブへたくそ大賞」を受賞し満足です(笑)。
お互い逆ブロックだったからベスト8くらいまで行くとさすがに「決勝」もちょっと意識したけど世の中そんな甘くなかったですな。
とりあえずお疲れ様でございました。(朝4時出発コースだったのでさすがに寝ます)

開始日時:2015/10/11(日) 00:00:00
先手:1回戦
後手:私
棋戦:アマ王将戦 全道大会
手合割:平手
▲5六歩  △7四歩  ▲7六歩  △6二銀  ▲7八飛  △7三銀  
▲6八銀  △6四銀  ▲4八玉  △8四歩  ▲3八玉  △8五歩  
▲7七角  △4二玉  ▲2八玉  △8六歩  ▲同 角  △3四歩  
▲7七角  △8七飛成 ▲2二角成 △同 銀  ▲7七角  △3三角  
▲8八飛  △同 竜  ▲同 角  △8二飛  ▲3三角成 △同 銀  
▲7九金  △8八歩  ▲7七桂  △8九歩成 ▲8五飛  △同 飛  
▲同 桂  △7九と  ▲8三角  △5二金右 ▲7四角成 △8八飛  
▲8二飛  △6八飛成 ▲3八銀  △7一金  ▲8三飛成 △6九と  
▲8四馬  △5九と  ▲3九金  △9二角  ▲同 竜  △同 香  
▲4六角  △6九竜  ▲6六歩  △5八と  ▲6五歩  △8九飛  
▲6四歩  △3九竜  
 まで、62手で後手勝ち

開始日時:2015/10/11(日) 00:00:00
先手:私
後手:2回戦
棋戦:アマ王将戦 全道大会
手合割:平手
▲7六歩  △5四歩  ▲2六歩  △5二飛  ▲2五歩  △3四歩  
▲2二角成 △同 銀  ▲9六歩  △9四歩  ▲7八銀  △3三銀  
▲4八銀  △6二玉  ▲7七銀  △7二玉  ▲4六歩  △8二玉  
▲6八玉  △7二銀  ▲7八玉  △5一飛  ▲4七銀  △3二金  
▲6八金  △4四歩  ▲3六歩  △4一飛  ▲3七桂  △4二銀  
▲2四歩  △同 歩  ▲同 飛  △2三歩  ▲2九飛  △4三銀  
▲5八金上 △3三桂  ▲1六角  △2四角  ▲2五桂  △2一飛  
▲3三桂成 △同 角  ▲3五桂  △同 歩  ▲4三角成 △同 金  
▲3二銀  △5五桂  ▲5六銀  △3六歩  ▲3八歩  △4五歩  
▲2一銀不成△4六歩  ▲3二銀成 △2四角  ▲4一飛  △5三金  
▲1一飛成 △4七歩成 ▲同 金  △同桂成  ▲同 銀  △6五桂  
▲5八銀  △4七歩  ▲8六香  △4八歩成 ▲7五桂  △7一金打 
▲6六銀  △5八と  ▲同 金  △6四歩  ▲6五銀  △同 歩  
▲8三香成 △同 銀  ▲同桂成  △同 玉  ▲7五桂  △7四玉  
▲2四飛  △同 歩  ▲8三角  △6四玉  ▲6一角成 △4四角  
▲6三金  △同 金  ▲同桂成  △同 玉  ▲1三竜  △5三香  
▲5二銀  △6四玉  ▲7五金  △5五玉  ▲7一馬  △4五玉  
▲4六歩  △同 玉  ▲4七歩  △3五玉  ▲4六金  △2五玉  
▲2六歩  △同 角  ▲1六竜  △3四玉  ▲2六竜  △2三玉  
▲4三銀成 △2五金  ▲3三成銀寄△1三玉  ▲5三馬  △2六金  
▲1五香  
 まで、121手で先手勝ち

開始日時:2015/10/11(日) 00:00:00
先手:3回戦
後手:私
棋戦:アマ王将戦 全道大会
手合割:平手
▲7六歩  △8四歩  ▲7八飛  △8五歩  ▲7七角  △3四歩  
▲6六歩  △6二銀  ▲6八銀  △4二玉  ▲4八玉  △3二玉  
▲3八銀  △5四歩  ▲5六歩  △5二金右 ▲3九玉  △7四歩  
▲2八玉  △6四歩  ▲5八金左 △7三桂  ▲8八飛  △9四歩  
▲1六歩  △1四歩  ▲4六歩  △9五歩  ▲3六歩  △4二銀  
▲4七金  △5三銀左 ▲5七銀  △8四飛  ▲2六歩  △7五歩  
▲同 歩  △9六歩  ▲同 歩  △8六歩  ▲同 歩  △9六香  
▲同 香  △7六歩  ▲5九角  △6五桂  ▲8五香  △5七桂成 
▲同 金  △6五歩  ▲8四香  △6六歩  ▲4八飛  △6七歩成 
▲同 金  △9九角成 ▲7四歩  △8九馬  ▲5七金  △6五桂  
▲4七金  △6七馬  ▲4五桂  △4二銀  ▲6三歩  △同 金  
▲6四歩  △同 金  ▲9二飛  △6一歩  ▲7三歩成 △同 銀  
▲5三桂成 △6二銀  ▲同成桂  △同 歩  ▲同飛成  △5三銀打 
▲7一竜  △6三金  ▲7四歩  △6二銀  ▲8二竜  △6一歩  
▲8三香成 △5七桂成 ▲同 金  △同 馬  ▲7三歩成 △8一歩  
▲同 竜  △7三銀  ▲同成香  △同 金  ▲6一竜  △1五歩  
▲5二銀  △3一金  ▲4七飛  △7五馬  ▲4八角  △7四馬  
▲6六角  △3三香  ▲4五歩  △1六歩  ▲4四歩  △1七歩成 
▲同 香  △同香成  ▲同 飛  △1六歩  ▲4三歩成 △2二玉  
▲1六飛  
 まで、115手で先手勝ち



王将戦の話①

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・昨日行われた王将戦の全道大会の思い出話をいくつか。

毎回全道大会の時は開始時間が9時と早いので札幌前泊が基本となるのですが(直通バスだと間に合わないため)その前泊するホテルが無いという緊急事態が発生。最悪カプセルホテルくらいは空いてるだろうとかなり軽く考えていたので11000円のホテルをキャンセル(キャンセル料は発生してません)し行きつけ?のカプセルホテルへ電話すると「満室でございます」」との返答。急いでインターネットで検索して札幌中のカプセルホテルに電話するがどこも「満室でございます」とのこと。しゃあない、少しくらい高くても良いから空いてるホテルを検索するかということで検索したけど空いてるのは36000円とか27000円とか「泊まれるかそんなとこ」というレベルのホテルばかり。(ちなみにうちの師匠が社団戦の時に検索した時160000円のホテルしかヒットしなかったとか。「どこの王族用のホテルですか」って突っ込みました)
千歳や北広島あたりにでもないかな?と探したけど条件に合いそうなところが無い。はて、困ったなと思ってぶつぶつ独り言を言っている私に母から鶴の一声。「新千歳空港まで車で行ってJRで行けば?」とのこと。ああ、その発想はなかったわってことでJRの時間を検索すると十分間に合いそうな便がありました。朝4時から4時半くらいまでに出発というコースなのがつらいところですが・・・
そんなこんなのすったもんだがありましたが出場については問題解決。これが金曜日の夜10時くらいの話。えらいノープランぶりでした。そもそもカプセルが全部埋まってるのが全くの計算外すぎた・・・
せっかく全道大会に行くのだから気を引き締めようということで土曜日の2時半くらいに携帯用の将棋盤と駒をかばんに詰めて図書館にGO!時間の許す限り詰将棋を解こうということで石田和雄先生の初段まで一直線みたいな本を(1手~5手詰。私が解くのはせいぜいこんなレベルのものである)200題解こうとしたが5手詰が結構苦戦した。問題を見て1秒とか2秒とかそういうレベルでなくて1分くらい考えても解けないのも結構出てきてだんだん面倒になってくる。
ここで登場するのが将棋盤と駒。図書館の勉強コーナーみたいなところでとにかく全部解くまで帰らないつもりでいたので何とか200題クリア。もちろん動かして考えてはいないのだけれど本でただ図面だけ見るのと将棋盤に並べるのとでは全然集中力が違いました。そういうことじゃだめなのですが。参考までに私がこの本をすべて解くのに1時間から1時間半かかりました。私以外の昨日のベスト8進出者なら全員20分以内で終わるでしょう。謙遜でなくマジで・・・
そうしてついに当日。朝3時52分に起床し準備をして4時10分ころ家を出る。このくらいの時間だと車の通りも非常に少なく気持ちも楽である。6時半頃(だったか?)に新千歳空港に到着し7時2分発のJRに乗車。強烈な眠気に襲われるが緊張してるのか意外と眠れない。結局眠れないまま札幌到着。そのまま札幌駅から歩いて将棋会館に到着したのが8時半頃でした。
長くなったんで本日はここまでにします。

王将戦の話②

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・ちょっとした大会告知です。
11月8日(日)に様似町大通1丁目の様似町中央公民館で将棋大会が行われます。
小学生の部(1年生から3年生)
高学年の部(4年生から6年生)
中学生の部
参加費無料(昼食各自にて)
各クラス3位まで賞状が授与され、結果が北海道新聞(日高版かな?)に掲載されるとのことです。
本大会は発起人が私ではないので詳しいことわからない部分がありますが日高方面の方は特にご参加宜しくお願いいたします。


・王将戦の話の続き。
会場に着いてから何人か挨拶して2階の右側の部屋(今まで受け付けに使われていた部屋です)と1階の道場の変貌ぶりにちょっと驚く。
以前1階の道場にあった「大山―中原123番勝負」を拝借できるか伺おうと思っていたら見つからなかった。見つけれなかったのか無いのかわからないけど残念でござる。
というわけで某大学の部誌が何冊かあったので拝見するが世代が違いすぎてあまり知ってる人がいなかったのでこれも途中で読むのをやめる。
そうこうしているうちに伝説の「将棋ジャーナル」を発見。実はこれのグランドチャンピオン戦とかを読みたいとずっと思っていたのだがそれ以上に興味をそそる号を発見。「第1回北海道朝日プロ・アマトーナメント」だったか(名称あってるかちょっとあいまいでごわ)という大会があったことを知る。この時の優勝がOプロで準優勝がNさんでした。興味のある方将棋会館に置いてあるのでご覧くださいませ。(ニーダの新定跡研究の矢倉の項で「プロアマ戦で33歩成を逃して負けた」という趣旨の文章があるのだがこれの意味がこの号をお読みただけるとわかると思います)
そうこうしているうちに函館代表のN選手が「お久しぶりです」とお声をかけてきてくれる。「といっても去年あったばかりですよね」、「おととしの十勝だね」という会話を交わしたがどうやら彼の中では1年ぶりや2年ぶり程度だと「会ったばかり」らしい・・・
非常にお懐かしい方にお会いできてそれだけで満足していたら後志代表のO大先生に「お前どこの代表?」と聞かれる。なぜ彼は毎回聞くんだ?・・・
色々と話をしていると日高方面から札幌まで車で何時間かかる?とか聞いてくるので「まさかな・・・」と思いながら聞いていると可能性の一つとしてこちら方面に来る可能性があるという。マジかよ・・・
「苫小牧地区の代表枠を減らさないで下さいよ」と言っておいたら「減ったのか?」と聞かれたので「いやいや、あなたが来たら一つ減っちゃうじゃないですか」と答えたら「あ~」とその一言だけ(笑)。まんざらでもなさそうだったが彼は今の苫小牧地区を甘く見ている。というより全く知らないのであろう。
東日本チャンピオンの強さを・・・
それだけではない。今の苫小牧地区には初代胆振名人と2代目胆振名人もいる。大会に出場してくれば幹事長だっている。いくら彼でもそう簡単に代表にはなれない(はず)。(ちなみに佐藤正則杯という大会で東日本チャンピオンとYさんを連覇した偉人もいたりします。私もよく存じ上げてませんが)
おそらく彼の中では自分と同等以上なのは幹事長だけだと思ってるはず。何年前の話ですかそれ?
道代表経験者クラスでもサンドイッチシステムの餌食になりかねない地区だということを十分に認識したほうが良いですな(多分こっち方面来ないだろうけどね・・・)
そうこう話してるうちにエネルギー補給の意味で持参したシュークリームを食べようとしたらシュー皮の穴の位置を間違えてクリームを思いっきりこぼしてしまいO大先生からポケットティッシュを差し入れていただき「気を付けて食べてください(笑)」と満面の笑みで去って行きました(笑)。
もうこのやり取りだけでわたくし満足でございます(笑)。
すげぇ脱線したけど抽選。伊達のIさんとは2013年の竜王戦以来2度目。5年間でわずか7回しか出場していない全道大会で同じ相手を2回も引くとは結構なめぐりあわせである。(ほかに十勝名人も2回当たってます)
とりあえずチャンピオンと逆ブロックだということだけ確認し本人に伝える。彼の1回戦の相手はトーナメント表では全く確認しなかったので昨年私が破れた釧路のKさんだと思っていたので「敵討ちは任せた」と心の中でつぶやいていましたが、それがただの勘違いで名寄のTさんだったと後から気づく。いや~大変申し訳ございません。本気で間違えました(笑)。
ちなみに私の無念?は全く関係ない十勝のKさんが果たしてくださいました。やはり十勝の選手は男気のある方ばかりです。
長くなったので本日はここまでにします。全然将棋に関係ない脱線した話しかしてませんが・・・

実戦を通して

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・王将戦の話の途中でちょっと技術的な話。

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先手ノーマル三間飛車に対して後手が急戦を目指したのが準々決勝の将棋。先手の構えは初めて見るが非常に優秀と思った。当然のことながら後手から仕掛けてうまくいくか?が焦点となる。
実戦は△75歩、▲同歩、△96歩、▲同歩、△86歩、▲同歩、△96香、▲同香、△76歩、▲59角、△65桂と仕掛けたら▲85香で飛車が死んでしまったのは以前書いた通り。△65桂のところ△65歩がまだしもだがいずれにせようまくいってないと思う。
そこで感想戦で筆者が示した仕掛けが△75歩、▲同歩、△96歩、▲同歩、△65歩、▲同歩、△77角成、▲同桂、△96香、▲同香、△99角という変化(第2図)

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意外とうまく行ってるのでは?という話だったがよくよく見ると全然うまく行ってない気がする。▲78飛と逃げて△76歩なら▲98飛とする。△77角成とするしかないがそれなら76に打った歩が空振り。こういう歩はと金に変わって活用してなんぼである。
△76歩がダメなら△86歩だが▲95角、△87歩成、▲84角、△78と、▲74歩は完全な1手負けコース。どうもこの仕掛けはダメっぽい。
対局中もずっとその筋を気にしていたのだがこの形は先手から▲35歩という手がいつでもあるので後手が相当勝てない気がする。
戻って第1図自体が先手最善形に近いのでこの形で仕掛けを考えてもダメだと思う。大会中にそれに気付けなかったのが情けなかった。
というわけで先手にもう1手指していただくために第1図では△42金上としてみる。この時に先手が▲37桂なのか▲27玉なのかわからないけど▲37桂なら△42金上との交換は部分的にはべらぼうに得。▲35歩の筋がものすごく緩和されている。現代将棋において美濃囲いの桂馬を跳ねるのは当然のようになりがちだが大山名人の将棋では「守りが薄くなる」との理由で跳ねないことも多かったとか。
それはともかくとして△42金上と▲37桂の交換を入れてから仕掛けてみたい。

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第1図から△42金上、▲37桂、△75歩、▲同歩、△96歩、▲同歩、△65歩、▲同歩、△55歩と仕掛けてみたのが第3図。
▲55同歩なら△65桂なのでまずは▲55同角から考えてみたい。
以下△55同角、▲同歩、△79角、▲78飛、△57角成、▲同金、△86歩(第4図)

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ものすごい駒損だが駒の勢いは後手も悪くないと思う。飛車を走ったり△65桂と跳ねたりできれば後手もそこそこかな?と思うがいかがだろうか?こうなってみると▲37に跳ねた桂馬も△35歩と狙われる駒になっている部分もあり得とは言い切れないような気がする。

ということで第3図から▲68飛と回ってみるとどうなるのか?

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第3図から▲68飛、△54銀、▲66銀、△86歩、▲同歩、△96香、▲同香、△76歩、▲88角と進んだのが第5図。
以下△86飛と走って後手も一応主張が通っている気がするがたくさん歩を突き捨てているし▲55歩と指されたときに形勢がどんなものなのか?
居飛車も指せるとしたいところだが振り飛車党には先手優勢と言われそうな気がしないでもない・・・
▲55歩に△96飛、▲54歩、△98飛成or△85桂はさすがに駒損が大きいか?であれば△63銀と我慢するのか?・・・

いずれにせよ変化が広すぎて筆者の棋力では読み切れないが第1図からは△42金上としたほうが良さそうだというのが今日の結論。その時の先手の指し手が▲37桂か▲27玉か?つたない棋力では所詮は机上の空論。今回のように強豪との実戦を通して進化させていきたい。


王将戦の話③

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・1日おいてさらに王将戦の話の続き。
毎度のことながら1回戦突破が目標なわたくしですがおかげさまで何とか目標を達成することができました。2回戦は元みずなら席主のTさん。記憶が正しければ2007年の竜王戦札幌予選以来の対戦。これは途中ひどい見落としがあり必敗に近い形勢になりますがシャミが通って逆転勝ち。赤旗以外の大会では初となるベスト8進出となりました。
「強いほうの苫小牧代表」の結果も気にしていたら北海道のトッププレイヤーに勝利。全道選手権に続いて公式戦2連勝を達成してました。多分そうだろうなと思いつつも一応「戦型は?」と聞いたら「あ、はい角換りでした」とはにかみながら答えてくれました(笑)。
うちの強いほうの代表の角換りって負けてるの見たこと無いような気が・・・
つ~わけでベスト8の顔ぶれは皆さん何らかの形で個人で実績をお持ちの方ばかり。一人だけ場違い感が漂いますが・・・
2回戦から準々決勝までの間に函館のN選手が「帰りますんでまたお会いしましょう」とお声をかけてくれる。帰る前にぜひお聞きしたいと思い「前にうちの強いほうの代表とネットで将棋指してくれた話を父君から伺ったんだけどさ、将棋の内容的にK君(道南幹事長)じゃないか?と思うんだけど・・・」と聞いてみたら「いや、俺ですよ。マウスは持ってましたから」と面白いことを言ってくれました(笑)。「マウス持ってたのって(笑)。」、「後ろから天の声が聞こえてたけど(笑)」、「ああ、天の声ね(笑)。」、「まあ、半々です。半々。」面白い人たちです(笑)。
で、準々決勝では3手目に相手の方が軽く少考する。感想戦で「2手目に△84歩突く人だって知らなかったので何をするか悩みました」と述べてくれましたがノーマル三間飛車を選んでくれたことに心から感謝したいです。赤旗を除くと今日までの7回の全道大会でこれをやってくれた男気にあふれる方は初めてです。思いっきりかっこ悪い仕掛けをして余裕で負けましたが(笑)、負けた後でも次回はどうやって仕掛けるかということを本気で反省できるのは「強い相手に実戦で失敗したから」と再認識できました。やはり角道を止める普通の振り飛車と戦うのは面白い。もうゴキゲン中飛車や角交換振り飛車は見飽きました(笑)。
脱線しましたが準々決勝くらいになると某大学将棋部の選手らしき方々もちらほら観戦に現れて「強い人の将棋を勉強しよう」と前向きな姿勢を見せておられました。この辺が北海道のトップに君臨し続ける学校ということですな。(もう見習えなんて言わないよ。負けてみじめなのも結果が出ないのもすべて自分たちの責任なんだから。)
ということで強い人7名+場違いな人1名という構図になりましたが場違いな人は開始51手目であっけなく飛車が死亡。かっこわるかったですねぇ。コーナーポストの最上段に上って観客にアピールして放った渾身のニードロップをかわされて誤爆して痛がってるやつくらいのかっこわるさでした(説明が長い上にわかりにくいですが・・・)
唯一の救いはこの飛車を取られた瞬間を後志のO大先生に見られなかったことですね(笑)。某地区の代表のW選手は「爆笑しそうでした」と言ってましたが(笑)。
苫小牧支部の「強いほうの代表」も十勝名人に敗れて二人仲良く?ベスト8敗退となりました。
Yさんに勝って十勝名人に敗れるというコースは平成23年の王将戦でO大先生も経験してますな。
というより私の周りの方誰も十勝名人に勝っておりませんな。それはもう見事なくらいに。
私の周りの人が十勝名人に敗れた歴史?をまとめるとこんな感じ(下記をご覧あれ)
平成21年佐々木治夫杯→Kさん(2008年全道選手権道代表)
平成23年王将戦→私、O大先生
平成23年自民党杯→Iさん(釧路、全道選手権、朝日アマ道代表ほか)
平成24年→様似の同好会長(多分)
平成26年赤旗→Mさん(日高地区代表。全道4位)
平成26年自民党杯→私
平成27年王将戦→苫小牧の強い人(支部団体戦東日本大会優勝他)
ちゃんと調べたらほかにも結構いるような気がしますが(苫小牧の強い人あたりは結構当たってるような気がする)とりあえず私が見ている前では負けてるのを見たことがありませんな。なので投了の意思表示も見たことがありません。すごいですねぇ。私自身もうそろそろ1回位勝ってみたいところではありますが・・・(過去3回当たってますが内容的には少しずつ差が縮まってるような気がしないでもないですが)
苫小牧の強い人は東日本大会で優勝した札幌中央支部の大将にも勝ったことが無いという話をしていた気がするので(今年4月時点)意外と?正統派が苦手なのかも・・・(逆にわたくしおふた方のような正統派好きなんでげすよ。対正統派補正という謎のアビリティを装備してますので。信じるか信じないかはあなた次第)
あとはO大先生が「赤旗の日高代表は誰だ?」と気にされており「去年負けたもんね」と言ったら「始め弱い人だとおもって油断した。次やったら負けないわ」とか言ってやがったので次やっても同じ結果でしょう(笑)。あの相手は強敵認定して「強い相手」だとしっかり認識しないとあきまへん。
O大先生と言えばもう一つ。「メールアドレス教えて」、「俺の携帯買った時の設定そのままだから面倒だよ」、「それめんどくさいな。俺に送って」、「いいけどアドレスは?」、「×××だから後で送っておいて」と言って帰りやがりました(笑)。あんにゃろ、メールアドレス口頭で言われてどうやって覚えとけっていうねん。まあ、なるべくお付き合いはほどほどにしたい方なので「覚えれなくて送れなかった。ごめんね(笑)」でごまかす理由ができたので良いけど。
久しぶりに大会に出て「面白い」と感じれた大会でした。懐かしい方にお会いできたとかいろいろ理由はあるけど一番の理由は準々決勝でノーマル三間飛車相手に戦えたことのような気がする。超かっこ悪い負け方だったけど「将棋した!」という気分には浸れたね。重ね重ね感謝!
締りが無いけど最後に会場で誰かに聞こうと思ってすっかり忘れてたお話。
赤旗の地区予選の時に「バスの関係で到着が10分くらい遅れそうなのですが出場できますか?」という問い合わせが事前にありました。事情を知っている方なので「こちらから事務局に連絡しておきますから」ということでOKした。10分程度の遅刻なら開会式に出場できないけど試合開始時間に影響は出ないだろうとの判断でした。
この話Nさんの時代には認めてなかったんでしたっけ?試合に遅れて来るから時計だけ押しておいてというのを無制限に認めると悪影響を与えるとのことだった気がするのですがどうでしたかね?
私個人的には交通の問題や天候等での遅刻は「やむを得ない」ものとして事前にもしくはただちに連絡してもらうことを条件に20分程度までは認めても良いかなと思ってる。
ただし、基本的に試合開始時点で将棋盤の前に座っていない選手は上記のような合理的な理由が無い限りは認めるべきじゃないと思ってます。失格というよりそもそも試合するのを認めないほうが良いのでは?と思ってます。時計が切れるまでに来れば良いじゃないというのはなんとなくいやだな・・・
ということで話は戻りますがNさんの時代はどうだったんでしたっけ?

もったいない

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・いよいよ明後日赤旗の全道大会があるですが、日高地区代表の方から王将戦の全道大会の日にメールが入りました。「赤旗から何の連絡もありませんが本当に3位の身分で全道大会に出場して良いのですか?」というもの。正直「またか!」と思った。一昨年この大会の責任者の方が変わりかなりスムーズに事が運ぶようになったのですが、今年会場に行ってみて2012年以前の方が責任者になっていたのを見て嫌な予感がした。打ち合わせ段階まではいてくれたのだが諸事情により責任者が戻ったとのこと。この戻った責任者の方は毎年「代表証を渡すの忘れたので」と言って前日まで連絡の無い人だった。
とりあえず「こちらからも連絡してみるので少々お待ちください」と言って連絡を試みるがつながらない。仕方がないので手紙を書いて「代表者の方に連絡してください」お願いしたが昨日の時点ではまだ連絡が来てないとの返答。今日の昼頃ようやく代表の方から「自分で電話してみたらつながりました。代表証を渡すのを忘れていたとの返答だったのでFAXで送ってもらいました」とのメールをもらいました。
代表証を渡すのを忘れてたってどういうこと?って言いたい。しかも「連絡してください」と手紙まで出したのだから「忘れてた」んじゃなくて「さぼっただけでしょ」と言いたい。この分だと「参加者の皆様に送ってください」とお願いした大会結果もおそらく送ってないだろうな。疲れてくるねホントに・・・(正直連絡が来てないという話を聞いた時点で代表になった人じゃなくて優勝した人に代表証を送るんじゃないか?とまで思った。)

・話は変わって5月に札幌の道場に行った時にも思ったことだが道場で黙々と棋書を読んでいる少年がいました。正直何をしに道場に来てるの?と思って見てます。せっかく将棋を指せる相手がたくさんいるのに指さなくて良いのだろうか?
若いうちは本から知識を得ることよりも実戦をこなして経験を積むことのほうが大事なのではないかと思うのだが(Tプロも同じことを言っている)もったいないなと思って見ていた。
まあ、同じことはうちの地元の若い連中にも言えるのだが・・・(だから最低でも1か月に100局は指しなさいと言っているのだが意味わからないだろうな)
もっとも本人なりに考えがあってのことだろうから私のような部外者が口を出すことではないのだが。

・もう一つ話変わってこの局面。
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先日の変化で最後の▲55歩には△67歩が効きそう。飛車が逃げて△65銀か・・・居飛車を持って試してみる価値はあると見たい!

赤旗名人戦 北海道大会 結果

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・本日行われた赤旗名人戦北海道大会の結果は以下の通りです。

0回戦(左側が勝ち)
岡本敏弘(札幌東)―今井玲之(釧・根)
武田浩司(小樽)―田村瑛斗(札幌南・清)
笠井将生(函館)―田中剛(北空知・留萌)

1回戦(左側が勝ち)
岡本敏弘(札幌東)―辻文彦(北見)
藤田隆寛(道北)―吉田正明(苫小牧)
武沢涼介(札幌西手稲)―黒沢裕人(十勝)
笠井将生(函館)―神成大輔(札幌中央区)
渡辺俊雄(室蘭)―八重樫正美(南空知)
湯上真司(札幌白石・厚別)―大八木憲三(日高)
横藤陽(札幌北)―虻川秀人(稚内)
武田浩司(小樽)―前田将吾(石狩)

2回戦(左側が勝ち)
岡本敏弘(札幌東)―藤田隆寛(道北)
武沢涼介(札幌西手稲)―笠井将生(函館)
渡辺俊雄(室蘭)―湯上真司(札幌白石・厚別)
武田浩司(小樽)―横藤陽(札幌北)

準決勝(左側が勝ち)
武沢涼介(札幌西手稲)―岡本敏弘(札幌東)
渡辺俊雄(室蘭)―武田浩司(小樽)

決勝(左側が勝ち)
渡辺俊雄(室蘭)―武沢涼介(札幌西手稲)

以上です。入賞された皆様おめでとうございます。参加者の皆様、運営の皆様お疲れ様でした。
*誤字・脱字その他間違いありましたら申し訳ございません。

NO1決定戦

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・昨日は月例会がありました。午前中は仕事だったので終わったら超特急で向かいました。
実は先月の途中から高校将棋部と音信が途絶えている。赤旗の案内に結果報告、月例会の案内、どれに対しても反応が無い。今回手紙ベースで案内を出したがそれでもノーリアクションだった。原因はわからないしあれかな?これかな?と色々想像してしまう部分もあるが、憶測の域を出ないのでどうにもならない。彼らには2年近く良い思い出をもらった。来月もう1度だけ案内を出そうと思っている。悲しいことだけどこれでリアクションが無ければもう出すのをやめようと思っている。

・話は変わって昨日の夜急に思いついた話で「日高地区NO1」を決める戦いを見たいと思った。
この企画自体は去年もありましたが、中身は少々違い「選抜された選手でのグランドチャンピオン戦」というものでしたが、同時に何人も集めるのは大変だし思っていた以上に選手間の実力差があると感じたのである。それならば決着をつけるべき選手は「去年の赤旗日高予選優勝者」と「今年の赤旗日高予選優勝者」のお二人だと思った。
思いついたが吉日でお二人にすぐにメールしてみたところ、今のところお互いの提示してきた日程が合わないため日程の組み直しであるが、出場自体はお互いに「快諾」していただけた。お二人には心より感謝したい。
というわけで正式な日程はもう1度組み直しとなりますが「日高NO1決定戦 3番勝負」が11月に行われる予定です。
攻撃的な棋風の振り飛車党と腰の重い重厚な棋風の居飛車党という異なる個性の持ち主同士の1戦。日高地区最高峰の技術のぶつかり合いを堪能したい。対決が今から楽しみである。
ちなみにこの企画の記録係は高校将棋部にお願いしようかと思ったが音信不通なので将棋教室の生徒にお願いしようと思っている。「強い人の将棋」をぜひ間近で勉強してほしい。
この3番勝負の勝者には「日高地区最強者」として他地区の実力者との3番勝負とかも頭の中にある。さしあたっての標的は「胆振名人」、「十勝名人」、「札幌名人」、あるいは伊達、室蘭地区の地域タイトルホルダーを考えている。夢は膨らみます。(この人たちが受けてくれる保証が無いのだが)
去年のクリスマス大会でWさんに来ていただいたのはこれがベースになっているのである。もう1回Wさんにお願いして勝者と3番勝負をやっていただくか、このお二人+私で3面指をお願いして誰か一人くらい勝てるか試してみたい気がする。くどいようですが妄想が膨らみますなぁ。


もうひと踏ん張り

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・先日の月例会には教室の生徒が2名来てくれました。

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兄弟で将棋を習いに来てくれているお兄ちゃんとの将棋。▲98香を見て大人のあなたは何を指しますか?

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それなりに面白い将棋になったと思う。実戦は▲16歩だがあまり価値の高い手ではなさそうである。▲46歩はどうだったか?△同歩、▲同飛となれば▲43歩を狙いに先手もやれると思う。

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ここで実戦は▲15歩だが、いわゆる「将棋に無い手」である。すでに先手が大変は大変だが▲22角とか▲32角としたい。△49飛成に▲18飛とか▲68飛として少しの間我慢したい。桂、香を拾って34の銀を活用できれば穴熊が活きると思う。
この将棋はなるべく先手が力を出せるように指しているのだが、わりとうまく指していると思う。
第1図をご覧いただければお分かりいただけると思うのだがそもそも「将棋の形」を知らないのだが力自体は決して悪くない感じた(もともと簡単な5手詰くらいは即答できるレベルである)
棋譜を23局分渡して「来月までに全部並べてね」と宿題を出しておいた。形を知ればまだまだ伸びると感じた。頑張ってほしい!

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もう一人の生徒とはこの将棋。「お!嬉野流」と思ったがこれもただ単に形を知らないだけである(笑)


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この将棋は相棒銀になった。棒銀の攻め方を知っているだけでかなり優秀だがその性質を理解はできてない。棒銀の最大の魅力はその攻撃速度と単純ゆえの破壊力である。
実戦はここで▲15銀だがこれも「将棋に無い手」である。これも感想戦で結構厳しく指摘したがうちのおじさま方も意外とわかってなかったようで・・・
せめて▲15銀、△33銀、▲24歩、△同歩、▲同銀、△27歩に▲33銀不成と指せればダメなりにほめてあげたのだが・・・(注:もちろんダメである)

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で、この局面。▲78金、△88歩、▲76銀、△89歩成、▲36桂とか指せたら100点満点だったが▲79角だったので20点(笑)。この将棋に限定して言えば出来が悪すぎました。
赤旗の予選の時にはそこそこの将棋を指していたし今回もうちのおじさまの1人に勝っていた(負けてあげたのかな?)のだが基本を知らないのは前述の子と同じ。2人とも力自体はこちら方面ではあるほうなので「将棋の基本的な形」を学んで正しいベクトルに成長してほしいと思う。まずは二人とも23局全部並べて来ることですな。頑張って!

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最後に7月例会くらいから入会してくれた方との将棋から。2段免状を保持しているとのことだが悪くない将棋を指してくれる。ここから▲42飛、△31歩と進んで後手優勢。局面そのものがすでに先手が勝てなそうなだが「△31歩で参りました」と言っていたのでこういう受けを見たことが無いのだと思う。とはいえ感覚はすごく良いと思います。欲を言えば捌き合ったこの局面がすでに先手失敗していると気付いてくれていれば100点ですが・・・(さすがにこのど田舎でそれを望むのは結構酷か・・・)

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後手が圧勝形だが△65歩がかなり甘い手だった。▲23歩が割と良い手で△44角に▲84歩でどうだったか?銀冠の急所中の急所であまり楽観できる局面でもなくなった気がする。▲23歩が見えてなかった。数手後に打つのだが△84香と打つのが良かっただろうか?△65歩はそのあとだったね。実戦は△44角に単に▲31角成だったがこれが甘かった。

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投了直前の局面。▲64角の王手に73合駒以外はかなり危ない(△92玉も助かってる?)
73合駒で詰まないのは読み切っているのだが油断のならない怖い王手である。うちのおじさま方なら頓死食らっただろうな・・・
この方も結構良い将棋を指す。とにかくうっかりの多い方でしょっちゅう「あ!」と叫んでいるが(笑)基本的な棋力はこちら方面では高いほうと見たい。
正会員が後3人くらいほしいところ。そうすれば安定はすると思う。子供も増えてきたことだしもうひと踏ん張りしたいです。
日高最強者決定戦の話についてはまた後日。


開始日時:2015/10/18(日) 00:00:00
先手:2段の方
後手:私
棋戦:10月例会
手合割:平手
▲7六歩  △3四歩  ▲2六歩  △4四歩  ▲4八銀  △4二飛  
▲6八玉  △6二玉  ▲5八金右 △7二銀  ▲7八玉  △3二銀  
▲5六歩  △7一玉  ▲6八銀  △5二金左 ▲5七銀右 △5四歩  
▲2五歩  △3三角  ▲6六歩  △6四歩  ▲7七角  △8二玉  
▲6七銀  △7四歩  ▲6八金上 △6三金  ▲9六歩  △9四歩  
▲1六歩  △4三銀  ▲3六歩  △8四歩  ▲8六歩  △7三桂  
▲1五歩  △8三銀  ▲4六銀  △7二金  ▲3八飛  △3二飛  
▲3五歩  △2二角  ▲2四歩  △同 歩  ▲3四歩  △同 銀  
▲2三歩  △同 銀  ▲3二飛成 △同 銀  ▲4二飛  △3一歩  
▲5二飛成 △3九飛  ▲6九金  △2九飛成 ▲1六香  △2五竜  
▲1四歩  △同 歩  ▲同 香  △同 香  ▲6八金寄 △4五歩  
▲5七銀  △8五歩  ▲同 歩  △同 桂  ▲8六角  △4六歩  
▲同 歩  △6五歩  ▲2三歩  △4四角  ▲3一角成 △6六歩  
▲同銀右  △6五歩  ▲7七銀  △8四香  ▲8六歩  △7七桂成 
▲同 金  △同角成  ▲同 玉  △6六銀  ▲同 銀  △同 歩  
▲同 玉  △6五歩  ▲6七玉  △2七竜  ▲7八玉  △8七銀  
▲7九玉  △6七竜  ▲6四角  △7三桂  ▲6八金  △7八金  
 まで、102手で後手勝ち

開始日時:2015/10/18(日) 00:00:00
先手:将棋教室の生徒(中学2年生)
後手:私
棋戦:10月例会
手合割:平手
▲7六歩  △3四歩  ▲2二角成 △同 銀  ▲9八香  △3三銀  
▲6八玉  △4二飛  ▲7八玉  △6二玉  ▲8八玉  △7二玉  
▲9九玉  △8二玉  ▲8八銀  △7二銀  ▲5八金右 △5二金左 
▲7九金  △4四歩  ▲6八金寄 △4五歩  ▲4八飛  △9四歩  
▲7八金寄 △6四歩  ▲2六歩  △7四歩  ▲2八銀  △6三金  
▲2七銀  △5四歩  ▲3六銀  △4四銀  ▲1六歩  △3五歩  
▲2五銀  △5五銀  ▲3四銀  △3九角  ▲5八飛  △4六歩  
▲同 歩  △同 飛  ▲1五歩  △4九飛成 ▲5六歩  △5八竜  
▲5五歩  △5七角成 ▲5四歩  △2八飛  ▲6九銀  △7九馬  
▲同 金  △8八竜  ▲同 金  △7九銀  ▲7八飛  △8八銀成 
▲同 飛  △2九飛成 ▲4四角  △6九竜  ▲6八銀  △5四金  
▲1一角成 △8四桂  ▲7九香  △5八金  ▲8六角  △8五銀  
▲7七馬  △6五金  ▲5九銀  △同 金  ▲同 馬  △7九竜  
▲7八金  △5九竜  ▲同 角  △7六桂  ▲5八飛  △5七歩  
▲7七角  △5八歩成 ▲2二角成 △7五香  ▲7九歩  △5五歩  
▲2一馬  △8八桂成 ▲同 玉  △7八香成 ▲同 歩  △7九銀  
▲同 玉  △6九飛  ▲8八玉  △7九角  ▲7七玉  △7六金打 
 まで、102手で後手勝ち

開始日時:2015/10/18(日) 00:00:00
先手:将棋教室の生徒(小学5年生)
後手:私
棋戦:10月例会
手合割:平手
▲6八銀  △3四歩  ▲7八金  △8四歩  ▲5八金  △8五歩  
▲6九玉  △8六歩  ▲同 歩  △同 飛  ▲8七歩  △8二飛  
▲2六歩  △7二銀  ▲2五歩  △3三角  ▲3八銀  △8三銀  
▲2七銀  △7四銀  ▲7六歩  △3二銀  ▲7七銀  △8五銀  
▲2六銀  △8六歩  ▲同 歩  △同 銀  ▲同 銀  △同 飛  
▲8七歩  △8二飛  ▲1六歩  △8八角成 ▲同 金  △3九銀  
▲3八飛  △4四角  ▲7七銀  △2六角  ▲3九飛  △2八銀  
▲3八飛  △1九銀成 ▲2八飛  △4四角  ▲1五銀  △3三銀  
▲2四歩  △同 歩  ▲同 銀  △2七歩  ▲4八飛  △2四銀  
▲5九金  △2九成銀 ▲7五歩  △5四香  ▲5八金  △7六桂  
▲7九角  △8八桂成 ▲同 角  △8七飛成 ▲7九桂  △7八銀  
▲5九玉  △7九銀不成▲3六歩  △8八銀不成▲4九飛  △2六角  
▲4八金  △5七香成 
 まで、74手で後手勝ち

見るファン

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・先日の赤旗の話。
日高の代表の方にメールして「どうでした?」と聞いたら「善戦しました」との返答。(当たりはこの間の記事をご覧あれ)
失礼ながら「絶対誇張してるな」と思っていましたが、ほかの参加者からも同じ趣旨のメールが届いてるのでホントなのかもしれません。(注:その方も本人から聞いただけらしいですが)
いったい何があったのでしょうか?(今度お会いしたら将棋を見せてもらいたいところですが覚えてないとか言われるような気がします・・・)
あと、準優勝の少年選手と戦った選手の一人に(誰かはご想像にお任せします)「すごいねぇ」と送ったら「ハンパないです」との返答でした。もはや私なんぞ歯牙にもかけられておりませんな・・・
ところでこの選手から「今年は自民党杯はA級ですね」と送られてきましたが・・・わたくしめは平成22年から自民党B級の出場資格を持っておりませんです。平成24年くらいまで「なんでB級でないんですか?」との問い合わせはありましたがね。(逆に4段免状保持者だと思われていたこともあった。今はホントに4段保持者になったけど。全道各地での私に対する評価が初段以下から4段保持者、ぶっとんだ評価では全国ベスト8クラス(笑)や364日弱い人、たまに強い人など様々ですな)

・日高最強者決定戦については両者の日程が12月のほうが都合が良くなるかも?とのことなので12月に伸びるかもしれません。「最強者決定戦なのにほかの選手に声をかけなくて良いのか?」という意見もありそうですが、両者ともに赤旗の日高大会全勝優勝を成し遂げた方ですし、全道の8強に名を連ねた私から見て(アマ王将戦の全道大会でとある方が使っていた表現です)このお二人は日高では抜けた存在だと思ってますので(あと、日高町にもう一人同等クラスの選手がいます。さらに言えば様似の同好会長も本気出すとそういうレベルの選手だと思って見てます。昨年の優勝者の方も絶賛してましたしね)文句ないところとご理解いただければと思います。
とにかくまあ、見るほうのファンとして日高のNO1を決定していただき他地区のタイトルホルダーと対戦してもらう。ここまではやれたらなと思ってます。
自民党杯の苫小牧予選に出場できれば「誰か受けてください」とお願いしてこようかな?もっとも苫小牧支部にお願いすると「あの人」を派遣してきそうでならないけど・・・(うまく地区代表にでもなれたら全道大会で誰かにお願いしてみたいね。伊達・室蘭地区の方かB級の優勝者あたりとなんか面白そうな気がする)

改めましておめでとうございます!

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・昨日は佐々木治夫杯が行われました。結果については本日発売の北海道新聞をご覧いただくものとして、とりあえず団体戦優勝した函館Cの皆様と函館支部の皆様おめでとうございます。
裏を取りまして?函館Cのメンバーを教えていただくことに成功いたしました。
上から・・・坂木祐介、二本柳冬威、斉藤航輔、前田貫、中亮太(敬称略)とのことでした。
え~、なんと申しましょうか見た瞬間笑いました(笑)。「強すぎるだろ!」と・・・
ここ10年くらいの北海道の大会結果を注意深く見てるとこのメンバーがいかにすごいかすぐにピンと来るはず。三段以上3名、二段以下2名のルールを順守してよくもまあこれだけのチームを結成できましたな。自民党B級優勝者が3名いるところも興味深いところです。「函館C」というチーム名にもだまされたそうなところです。(普通はAが一番強くてB~Cとなっていくにつれて戦力が落ちると思いがちですが・・・)
このチームの素敵なところは「強すぎる」だけでなく「見たことある人ばかり」だということですな。見ていて安心できます(笑)。
「函館支部の層の厚さ」を証明できたのではないかなと思います。素晴らしい!
改めまして函館支部の皆様おめでとうございます!
これで佐々木治夫杯では「私個人的」に応援しているチームの優勝が3チーム目となりました。(ほかに釧路、稚内)あとは苫小牧と十勝が優勝すればコンプリートです!

・ところで層の厚さという話で言えば地方支部では真っ先に十勝や旭川を思い浮かべてましたが今回のメンバーを見て「函館すげぇな」と再確認しました。だいたい何回か言ってますが自民党B級入賞者の人数が多い地区っていうのはそれだけ層が厚いはずなんだよね。
「函館ってレベル高いんですか?」という趣旨のことを聞かれたこともあるそうですが優勝メンバーを見たら一目瞭然でしょう。K澤さんもT中さんもK井さんもいなくてあのメンバーなのだから。
というかまあ、ここまでとは私も考えていませんでしたが「函館ってレベル高いんですか?」と聞いた人もある意味すごい気がします。ここ10年くらいの全道大会の動きを見てれば普通はわかりそうなものですがね・・・(質問した方がアマ名人クラスを2枚落ち以下で指導できるレベルでその人以外の人も県代表クラスを6枚落ち以下で指導対局できるようなレベルの地区なら納得しますが)
佐々木治夫杯に出場するに当たり色々と苦労をなされたとのお話も伺いましたが、今回の優勝という結果で報われたのではないでしょうか。本当におめでとうございます!

面白い見解

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・来年の佐々木治夫杯は苫小牧ですかぁ。こりゃあ、わたくしもスタッフとして頑張んなきゃなりませんでしょうね。
ところで、せっかく苫小牧での開催なので「チーム日高」を結成したいところです。函館チームあたりは1年くらい前からこの大会の準備を進めているとの情報もありますのでうちも少しでも見習いたいところです。
あと、伊達支部のブログを拝見しましたが・・・苫小牧Aの大将のスピーチにしびれました(笑)。
結果は何位だったか知らないけどよく言った!結果なんてもんはそのうち出るだろ。きっと・・・

・とある人の話で、「佐々木治夫杯に一生懸命な支部は伸びてるし、そうでない支部は伸び悩んでる」という意見がありました。なるほど・・・面白い見解だと思いました。
何度か似たような趣旨のことは書いていますが、将棋って「強さを追求」するか「面白さを追求」するかによって方向性が変わってくる気がします。私は今必要なのは後者だと思っておりますが・・・
小樽支部の皆様も本当にお疲れ様でした!

ちょっとだけブラックな話

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・今日の話は将棋と全然関係ない話なので硬派な貴兄はお読みにならないようお願いいたします。

1か月くらい前の話。うちの女子職員の1人が試験を受けた。特に親しい間柄ではないのだが雑談の延長で「受かったらごはん連れてってください」と言われた。「受かったらね」ということでその場は終わったのだが後日確認したら「受かった」とのこと。「じゃあ、約束通りいいよ」と言ったら「ホントにいいんですか?」、「お約束ですから」ということでとんとん拍子に話は進んだ。「いつにするの?」、「決めてください」ということで10月12日(王将戦の全道大会の翌日)か24日のどちらかが一番都合良いから好きなほうで連絡ください。と連絡先を渡す。12日は特に連絡なし。数日後「連絡来るかと思って待ってたのだが」と言ったら「24日のほうが良かったので」とのこと。意味全然わかってねぇじゃん。だったら24日にしようとと連絡をくれという意味だろうに。おかげで貴重な休日を1日つぶす羽目になった。で、結局24日に決まったのだが17日に「現地集合だけど場所わかる?」と連絡したら「場所はわかるんですけど、今ちょうど○○君も行きたいって言ってるんですけど」との返答。「は?」って思いますでしょ?「別に良いよ」と答えたものの「何考えてんのこの人たち?」と思ったので一つ決心をした。「当日ドタキャンしてやろうと」
そんなわけで当日。夜6時集合。15分くらい前に到着するが相手は2,3分前に到着。来た途端に「わり、トラぶっちゃって急いで帰宅しなきゃいけないから」と言って諭吉先生を渡して帰ろうとする。「え?受け取れないです。」、「いやいや、試験のお祝いする約束だったろ」、「帰るんだったら意味無いです。今度ごちそうしてください」、「悪いけど急ぐんで」ってことで無視して帰宅。二人ものすごくバツの悪そうな顔してポカ~ん・・・
さて、「返します」っていうか反応を楽しみにしていた。直接諭吉先生を渡した男性のほうは特に何も言ってこない。女性のほうは仕事で電話をする用事があったので「ちゃんとお祝いしてもらったか?」と皮肉を込めて聞いたら「絶対気を遣いましたよね」と聞かれたので「良い勘してるね」と言っておいた。「ホントそういうつもりじゃないんです。たまたま雑談のついでに話をしたら自分も行きたいって言っただけで全然そういう関係じゃないんです」、「いや、あなた方がどういう関係かはどうでも良いのだが。とにかくちゃんとお祝いしてもらったか確認しただけよ」、「お金受け取れないんで返します」、「そもそも何を勘違いしてるのかって話だが、あなたは試験に受かったらおごってくれと言った。それに対して俺は良いですよって言ったから責任を果たしたに過ぎない。そのお金が彼の財布に入ったら腹も立つけどあなたに還元されるならそのまま現金で受け取ろうが、何かしてもらおうが、極端な話捨てようがどうでも良いこと。」、「いや、そうじゃなくて、それなら私が○○君からお金もらって返しに行きます」、「お祝いで出したお金返されて気分の良い人いないしょ?ちゃんと責任とって彼にお祝いしてもらってください」、「私たちホントそんな関係じゃないんです。○○君彼女いるの知ってるじゃないですか?」、「だからそれは知ってるけどそれは俺に関係ないって。」、「連絡先もう1回教えてもらって良いですか?紙もらったの洗濯しちゃって・・・」、「あ~、ま、今度ね。職場の電話で痴話げんかしてると思われたり変な関係だと思われるの嫌だから切るぞ。」ということで会話終了。
これら1連の出来事が職場の一部の人に伝わる。2,3人聞かれたので事情を説明したら「それ怒るよね」、「大人だね」、「男だね」という賞賛を受けました(笑)。
女性のほうは「お祝いしてあげる」と言った手前まあ良いかと思えるのだが○○君のほうが全く反省の色が見られない。1回だけ「返します」、「いらん」のやり取りをしたのだがそれで終了。普通に話しかけてくるのだがお金の話はこの1回だけである。マジで自分の財布に入れる気か?行った店が店だから最低でも半分はおつりがあるはずなのだが・・・
若い人コワイです・・・(2人とも20代前半なのだが中学2年生のうちの名人のほうがはるかにしっかりしてるね。これ断言できます)
以上、ちょっとだけブラックな話でした。
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