・1日おいてさらに王将戦の話の続き。
毎度のことながら1回戦突破が目標なわたくしですがおかげさまで何とか目標を達成することができました。2回戦は元みずなら席主のTさん。記憶が正しければ2007年の竜王戦札幌予選以来の対戦。これは途中ひどい見落としがあり必敗に近い形勢になりますがシャミが通って逆転勝ち。赤旗以外の大会では初となるベスト8進出となりました。
「強いほうの苫小牧代表」の結果も気にしていたら北海道のトッププレイヤーに勝利。全道選手権に続いて公式戦2連勝を達成してました。多分そうだろうなと思いつつも一応「戦型は?」と聞いたら「あ、はい角換りでした」とはにかみながら答えてくれました(笑)。
うちの強いほうの代表の角換りって負けてるの見たこと無いような気が・・・
つ~わけでベスト8の顔ぶれは皆さん何らかの形で個人で実績をお持ちの方ばかり。一人だけ場違い感が漂いますが・・・
2回戦から準々決勝までの間に函館のN選手が「帰りますんでまたお会いしましょう」とお声をかけてくれる。帰る前にぜひお聞きしたいと思い「前にうちの強いほうの代表とネットで将棋指してくれた話を父君から伺ったんだけどさ、将棋の内容的にK君(道南幹事長)じゃないか?と思うんだけど・・・」と聞いてみたら「いや、俺ですよ。マウスは持ってましたから」と面白いことを言ってくれました(笑)。「マウス持ってたのって(笑)。」、「後ろから天の声が聞こえてたけど(笑)」、「ああ、天の声ね(笑)。」、「まあ、半々です。半々。」面白い人たちです(笑)。
で、準々決勝では3手目に相手の方が軽く少考する。感想戦で「2手目に△84歩突く人だって知らなかったので何をするか悩みました」と述べてくれましたがノーマル三間飛車を選んでくれたことに心から感謝したいです。赤旗を除くと今日までの7回の全道大会でこれをやってくれた男気にあふれる方は初めてです。思いっきりかっこ悪い仕掛けをして余裕で負けましたが(笑)、負けた後でも次回はどうやって仕掛けるかということを本気で反省できるのは「強い相手に実戦で失敗したから」と再認識できました。やはり角道を止める普通の振り飛車と戦うのは面白い。もうゴキゲン中飛車や角交換振り飛車は見飽きました(笑)。
脱線しましたが準々決勝くらいになると某大学将棋部の選手らしき方々もちらほら観戦に現れて「強い人の将棋を勉強しよう」と前向きな姿勢を見せておられました。この辺が北海道のトップに君臨し続ける学校ということですな。(もう見習えなんて言わないよ。負けてみじめなのも結果が出ないのもすべて自分たちの責任なんだから。)
ということで強い人7名+場違いな人1名という構図になりましたが場違いな人は開始51手目であっけなく飛車が死亡。かっこわるかったですねぇ。コーナーポストの最上段に上って観客にアピールして放った渾身のニードロップをかわされて誤爆して痛がってるやつくらいのかっこわるさでした(説明が長い上にわかりにくいですが・・・)
唯一の救いはこの飛車を取られた瞬間を後志のO大先生に見られなかったことですね(笑)。某地区の代表のW選手は「爆笑しそうでした」と言ってましたが(笑)。
苫小牧支部の「強いほうの代表」も十勝名人に敗れて二人仲良く?ベスト8敗退となりました。
Yさんに勝って十勝名人に敗れるというコースは平成23年の王将戦でO大先生も経験してますな。
というより私の周りの方誰も十勝名人に勝っておりませんな。それはもう見事なくらいに。
私の周りの人が十勝名人に敗れた歴史?をまとめるとこんな感じ(下記をご覧あれ)
平成21年佐々木治夫杯→Kさん(2008年全道選手権道代表)
平成23年王将戦→私、O大先生
平成23年自民党杯→Iさん(釧路、全道選手権、朝日アマ道代表ほか)
平成24年→様似の同好会長(多分)
平成26年赤旗→Mさん(日高地区代表。全道4位)
平成26年自民党杯→私
平成27年王将戦→苫小牧の強い人(支部団体戦東日本大会優勝他)
ちゃんと調べたらほかにも結構いるような気がしますが(苫小牧の強い人あたりは結構当たってるような気がする)とりあえず私が見ている前では負けてるのを見たことがありませんな。なので投了の意思表示も見たことがありません。すごいですねぇ。私自身もうそろそろ1回位勝ってみたいところではありますが・・・(過去3回当たってますが内容的には少しずつ差が縮まってるような気がしないでもないですが)
苫小牧の強い人は東日本大会で優勝した札幌中央支部の大将にも勝ったことが無いという話をしていた気がするので(今年4月時点)意外と?正統派が苦手なのかも・・・(逆にわたくしおふた方のような正統派好きなんでげすよ。対正統派補正という謎のアビリティを装備してますので。信じるか信じないかはあなた次第)
あとはO大先生が「赤旗の日高代表は誰だ?」と気にされており「去年負けたもんね」と言ったら「始め弱い人だとおもって油断した。次やったら負けないわ」とか言ってやがったので次やっても同じ結果でしょう(笑)。あの相手は強敵認定して「強い相手」だとしっかり認識しないとあきまへん。
O大先生と言えばもう一つ。「メールアドレス教えて」、「俺の携帯買った時の設定そのままだから面倒だよ」、「それめんどくさいな。俺に送って」、「いいけどアドレスは?」、「×××だから後で送っておいて」と言って帰りやがりました(笑)。あんにゃろ、メールアドレス口頭で言われてどうやって覚えとけっていうねん。まあ、なるべくお付き合いはほどほどにしたい方なので「覚えれなくて送れなかった。ごめんね(笑)」でごまかす理由ができたので良いけど。
久しぶりに大会に出て「面白い」と感じれた大会でした。懐かしい方にお会いできたとかいろいろ理由はあるけど一番の理由は準々決勝でノーマル三間飛車相手に戦えたことのような気がする。超かっこ悪い負け方だったけど「将棋した!」という気分には浸れたね。重ね重ね感謝!
締りが無いけど最後に会場で誰かに聞こうと思ってすっかり忘れてたお話。
赤旗の地区予選の時に「バスの関係で到着が10分くらい遅れそうなのですが出場できますか?」という問い合わせが事前にありました。事情を知っている方なので「こちらから事務局に連絡しておきますから」ということでOKした。10分程度の遅刻なら開会式に出場できないけど試合開始時間に影響は出ないだろうとの判断でした。
この話Nさんの時代には認めてなかったんでしたっけ?試合に遅れて来るから時計だけ押しておいてというのを無制限に認めると悪影響を与えるとのことだった気がするのですがどうでしたかね?
私個人的には交通の問題や天候等での遅刻は「やむを得ない」ものとして事前にもしくはただちに連絡してもらうことを条件に20分程度までは認めても良いかなと思ってる。
ただし、基本的に試合開始時点で将棋盤の前に座っていない選手は上記のような合理的な理由が無い限りは認めるべきじゃないと思ってます。失格というよりそもそも試合するのを認めないほうが良いのでは?と思ってます。時計が切れるまでに来れば良いじゃないというのはなんとなくいやだな・・・
ということで話は戻りますがNさんの時代はどうだったんでしたっけ?