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佐々木治夫杯レポート④

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・佐々木治夫杯の話を書く前に函館ブログで「I月さんは学生大会で優勝してたっけ?」という疑問を抱いていたのでお教えしよう。答えはYESでござい。(というかNさんに聞いたら教えてくれるんじゃ?)
平成14年の春季大会で優勝しており(決勝の相手はK澤(O澤さんの可能性あり)さんというこの年学生名人戦ベスト8で、北海道大会でかの有名なO本さんを1年生ながら破った函館出身の英雄Nさんを準決勝で破った方)秋季大会でO本さんを決勝で破って十傑戦で3位(だったと思う)という記録を残しておられます。(この時の決勝では隣室で「継盤」という名目でみんな集まってO本さんが負ける順を必死になって探したというある意味伝説があります)
ちなみに決勝は序盤でO本さんの研究がモロに炸裂してましたが終盤力に勝るI月さんが逆転勝ち?でギャラリーを沸かせてました。その後よほど納得がいかなかったと見えてどえらい序盤から感想戦をしようとしたので(四間飛車対45歩早仕掛けで実戦は△24同歩の進行だったのを△24同角までやろうとしたはず)釧路Bの大将が「それI月君つき合わせても何も意味無いからやめにしようぜ。やりたかったら今度俺が付き合ってやる」と大人の対応をしてました。
というわけで繰り返しますがI月さんは代表になってます。(多分この話最低2回は書いてる気がする)

・そして佐々木治夫杯の話。
事前準備は当日の朝9時集合となり茶封筒にしおりを詰める作業等をしたあとミーティング。
午後6時にならないと大会会場の準備ができないため一度解散後2時ころに再度集合し「前夜祭組」と「準備組」に分かれる。
前夜祭終了後に「前夜祭組」は「準備組」に合流し、9時半過ぎまで準備をして解散。この時に時計の音のチェック等ずいぶん細かいところまで気が利くなと思いました。
そして当日は支部会員のご家族や保護者の方までお手伝い。佐々木治夫杯でご家族や保護者の方までお手伝いというのは見た記憶がありませんが、支部の結束を感じた気がします。
大会というのは裏方あってこそのものと改めて思いました。
なお、本大会にかかる私個人的な経費として宿泊代10300円、景品及びお土産(三石羊羹等)約6000円、前夜祭参加費(受付だったため一切の飲食はしておりません)5000円、大会参加費2500円とガソリン代その他細かい経費で軽く諭吉先生が3人ほど私のもとから去りました(泣)。
そうそう、お土産と言えば支部対抗戦のメンバーのお二人と東室蘭支部の大将に個人的な貢物を献上しました。「なになに、良いのかい?」、「その節はありがとうございました」、「そんな大昔の話気にしなくて良いよ」、「いやいや、ほんの2年前」というわけで今年もよろしくお願いいたします(笑)。
それから十勝支部の方に「今年度はもう十勝には行けませんねぇ」と言ったら「行ってみたい詐欺だ」と軽くクレームが入りました(笑)。
そして元関東学生名人が十勝名人に勝ってるのを偶然見つけてしまい(しかも全勝)、昨年に続き空気の読めない方だと思いました(笑)。もっともその十勝名人は札幌弁護士会Aの大将に勝ってたりしているのだけれど。
釧路Aの4将の方から「ホッキは苫小牧の名産だよね?」との問い合わせ。「地元じゃないんでわかりません」、「主管支部でしょ」というやり取りがありました。書けと言われれば書きます(笑)。
あと、今日苫小牧支部から結果が届いて今更気づきましたが「渡辺-金内」というゴールデンカードがあったりしたようです。全然気づきませんでした。(日高の方々には後日結果を郵送します)
今更だけどそのうち十勝の特定の選手と佐々木治夫杯に出場したいねとか言ってましたが、そのうち3人が十勝Aの選手でしたね。間接的に十勝の順位を下げる手助け?をするところでした。
最後に今更名簿を見て個人的に当たりたかったチーム。
札幌B、函館中央A、十勝A、釧路Bと言ったところですかね。自分自身は戦いたくないけど函館中央Bの三将と戦ってみたいとうちの三将が言ってたのと、釧路Aと副将対決を見てみたかった気がします。あとは私自身が十勝Mの副将と戦ってみたかったですが・・・(十勝Mの大将と副将は支部長以上の存在感を誇るらしいです)
締りが全くありませんが一応レポート終了といたします。お付き合いいただきありがとうございました。
20年後の苫小牧開催の時には宜しくお願いいたします。
(そういえば明日は自民党杯の予選である。参加できないのだが苫小牧支部6年目にしてついに一度も代表にならない年ができてしまった。というか予選に1回しか参加しないという不義理を働いてしまったな・・・)

原案

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・唐突ながら今年のクリスマス将棋大会の原案は以下の通り。

子供の部 A案・・・従来通り棋力別にリーグ戦
       B案・・・ペア将棋or団体戦(組み合わせは抽選による)
       C案・・・何かあれば言ってください

大人の部 A案・・・従来通り大会形式
       B案・・・ゲスト(ものすごく強い方)を招いて3面指し。勝った人に賞品贈呈
       C案・・・ゲストVS日高名人(2014年or2015年)の「次の1手名人戦」
       D案・・・何かあれば言ってください。

これらを今月の例会の時、会員に聞いてみたいと思っている。

個人的には子供の部はB案、大人の部はB案+C案が良いかな?と思っている。
子供の部についてはある程度誰が優勝するか見えてる部分があるし、何よりただ勝ち負けを競うよりも面白さを知ってもらうのに良いかな?と思ってる。
大人の部はゲストを招聘するならばA案は「ゲストの無駄遣い」になりそうな予感があるので、せっかくお招きする以上は出来るだけたくさんの人に「指導」していただければと思っています。
ただ、大人の部のC案問題山積みでして、棋譜取り、読み上げ、盤の操作をする人物が必要になるんだけど、棋譜取りと読み上げができる人物がいないという・・・(天狗おやじ軍団は無理)
「日高名人ズ」は出来るだろうけど、この方々にお願いすると対局者がいないという・・・(まあ、最悪は子供の6枚落ちとかでも良いだろうけどせっかくだから強い人の将棋が見たい気が)

先週金曜日

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・最近忙しすぎて1週間ほど将棋から離れていました。昨日様似では子供大会が開催されて、参加者が18名と田舎の大会としては盛況だったようです。その前の週には日高でも子供大会があり、こちらのほうも参加者が20名弱だったらしく、少しずつ日高地区もにぎわってきている気がします。
さてさて、そんな中で苫小牧民報杯の結果を拝見して開いた口がふさがりませんでした。すごいですねぇ。私はこのまま生涯勝率10割をささやかな自慢にしながらひっそりと生きて行こうと思います(笑)。
というか、今年の前半に「地元のイベントに出場しないで札幌の大会に出ると罰が当たる」という話をした記憶がありますが、なんとなく罰が当たった気がしますね。全く大会では振るわなかったし、そもそも出場できなかったという・・・
本日最後の話で私が崇拝していた先輩がいつの間にか法律書に囲まれるお仕事についていたことに先週金曜日気づきました。「やりたいことがある」と言って退部したのはこれだったんですね。
おめでとうございます。(詳しくは「俺のせいじゃないって」をご参照あれ)
追記―佐々木治夫杯の結果送付遅れてますが必ずやりますので気長にお待ちください。

すっかり

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・最近の実戦から。

(第1図)
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先手が私。松尾流に対して長考40秒くらい(1分と秒読み30秒なので)で▲25桂と跳ねてみた。いざとなったら▲13桂成があるので桂馬は無駄死にしないだろうという考えなのだがやりすぎだろうか?(小池重明実戦集にはこういった単騎の桂馬跳ねが結構ある)

(第2図)
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△46角打とされたところ。全く読みになかったけど冷静に考えて攻めるならこれしかないかも。
実戦は▲37飛、△同角成、▲同玉と進行。こうやって受けるもんだよね?美濃囲いは(普通の感覚だと信じたい)

(第3図)
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ここでの先手の指し手がわからなかった。実戦は▲65角、△43歩、▲34竜、△33歩以下後手が堅くなってしまった。結局この局面では寄せが無かったのだろうか?(今見てもよくわからない)

(第4図)
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私の棋力ではどちらが勝ってるのかわからない局面だったが今見ると▲61竜で終了だった気がしてきた(▲11飛が受からないっぽい)
実戦は▲34桂というすごい手を出して、以下△45香、▲61竜、△34歩、▲11飛以下勝ち。ほとんど頓死のような勝ち方となった。▲34桂に普通に△同歩ならもうひと波乱ありそう・・・
ノーマル四間飛車対居飛車穴熊はとても面白いと感じている。すっかり四間飛車大好き人間になってしまった感がある・・・



マイブーム

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・昨日行われた朝日アマ名人戦北海道大会は横山大樹さんと湯上真司のお二人が代表になられたとのことです。(朝日新聞より)
お二方おめでとうございます。

最近のマイブームより

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四間飛車対居飛車穴熊で私の実戦でも結構多い。以前はここで▲25歩が多かったのだけれど、最近趣向を変えて▲64歩と突く手を考えている。△64同歩は▲45歩からとりあえず攻める。△64同角ならば▲48金引でどうか?△46角は▲63飛成なので違う手なのだろうけど、居飛車を持って何を指すのか実戦で試してみたいところ。▲47銀まで引いて存分に固めてから飛車を切る準備を整えておけば振り飛車も結構やれると思うのだが。△86歩、▲同歩、△同角は▲63飛成以下攻め合いになった時に金引きが活きてくる気がする。「あれ」以来四間飛車を持って対居飛車穴熊の実戦を30局以上は指してるが負けたのは多分5局くらい。好きなものは「カレー、ハンバーグ、居飛車穴熊」状態である。 

過疎地域

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・今週末の子供教室に使用する教材作りが終了した。(作成時間2時間)
今回は今まで少しだけ趣向を変えたことをしようと思ってます。
ところで函館ブログを拝見してとてもすごいなと思ったことがある。お気づきの方もおられたのではないだろうか。純粋な地元参加者が8名もおられたことである。これはすごい。将棋過疎地域にお住いの方はお分かりいただけると思う。参加者10人集めるのがいかに大変なことであるかを。
日高地方で大会やって10人以上集めようと思ったらほぼ間違いなく近隣の町からも参加者を募らないといけないと思う。一つの同好会だけで10人以上集められるの多分日高町だけのはず。
それ考えたらあの参加者は大変なことだったと個人的には思いましたね。(過疎地帯においてはああいうイベントは参加者総人数で考えるよりも純粋な地元の参加者で考えると真実が見えてくると思う)
さて、ここで質問。将棋過疎地域(同好会が無い、もしくは10人以下の地区)で必要なのはどういった人材であろうか?40字程度で答えなさい。
「会の運営等を遂行する内務担当者と行政等や地元企業等に働きかける外務担当者の2名である」
って思ってるんだけどいかがなもんでしょうか?

ハイレベルな

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・今日浦河、様似の愛棋家に来週火曜か木曜の夜7時から将棋しませんか?という連絡をしたら火曜多数派で集まることになりました。できればこういった集まりは月に2回はやれればなと思っている。こういうところからが第一歩だと信じて行きたい。

・図書館で2010年の全道選手権「石川(大)―後藤戦」の自戦記を読んできました。
いや~面白かったですねぇ。思わず読みながら「クスッ」としてしまいました。新聞の縮小版だと2010年の10月号に掲載されておりますので、興味のある方は図書館まで!(あれだけハイレベルな自戦記はそうそう無いと思う)

1か月以上

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・インターネット将棋で指した5段クラス(2300点台)の方との将棋から。

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後手が私。「見たことあるな」と思われた方は鋭い。NHk杯の加藤桃子-佐藤(和)戦のあれ。
ここから△45歩、▲57銀、△77角成、▲同金、△73桂、▲66歩、△33角と全く同じ進行。

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前述の将棋と違うのは端歩(△94歩)と▲36歩の関係。ここから▲24歩、△同歩、▲35歩、△同歩、▲78金、△36歩?、▲26飛、△66歩、▲同銀、△46歩、▲34歩、△66角、▲同金、△47歩成、▲24飛、△57と、▲21飛成、△48飛成(第3図)と進行。
手順中△36歩はどうだったか?実戦は▲26飛と受けてくれたが強く▲65歩は無かったのか?すなわち△65同桂、▲66銀、△64歩or△46歩、▲34歩は居飛車十分ではなかったか?

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実戦の変化は振り飛車が成功したと思う。恐るべし佐藤和俊流四間飛車(勝手に命名)である。
赤旗以来なので1か月以上四間飛車を指しているけどホントに面白いですな。
やはり「カレー、ハンバーグ、居飛車穴熊」である。


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途中の変化図。ここで▲34歩なら△66角~△47歩成。図の1手前に△46歩に代えて△64歩なら▲55歩が厳しそう。いずれの変化も▲55歩、▲34歩のどちらもあり振り飛車が苦しいか?
振り飛車がどう指せば良かったのか私に代わって考えてみてほしい。

別にそんなの

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・今日は子供教室と月例会がありました。
子供教室は残念ながら1名しか来なかったですが、内容的にはそれなりのものができたかなと思ってます。
例会は3年ぶりくらいに復帰した方と子供が1名、それに昨年の日高名人と私だけというこちらもかなりさびしいものになりました。こういう新規に近い方が来た時に人が少なかったりすると次回以降の参加に影響が出るのでなるべく来てほしいわけですよ。言うだけ無駄だと思うけど。


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名人と指した将棋から。密かなマイブーム(というか急戦封じの▲78金対策)である玉頭位取り。
第一感は△15歩か△74飛だったのだけど▲45銀とか変な手が気になったので(冷静に考えていきなりやっても精算して△46歩でダメっぽい)△24歩と突いた(銀ぶつけに△23銀と引く手を用意)けど1手パスに等しかった。以下▲66角、△82飛、▲64歩、△同歩、▲75角・・・全く読みになかったし私の感覚ではかなりの無理攻めと思っていたのだが甘かったか。△63金と受ければ▲64角ということだと思う。考えてみたら名人はそういう棋風だった・・・(今見ると▲64角には△62歩か・・・)

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紆余曲折があって△43銀と受けたところ。感想戦で見解が分かれたのだが、名人は「寄せあり」と思っていたらしく、私は「寄らない」と思っていた。実戦は▲41銀、△33玉、▲45金に△99角成が手拍子の悪手だったと思っている。1回△66角ならどうだったか?勝負の呼吸としてはこう指すものだったかも。以下は負け。
負けたけど良い将棋を指したかなという充実感がありました。この将棋を盤駒を一切使用せずに棋譜取りして「まだまだいけるな」と自画自賛してましたが、別にそんなのできても実戦で全く役に立たない能力ですな・・・

・今年のクリスマスイベントは「次の1手名人戦」と「大人と子供のペア将棋大会」をやるつもりでいましたが、12月に1日公民館を借りれる日が無いのと「人材不足」により断念。結局普通の大会をやることにしました。(別にダメじゃないんだけど様似でも富川でも大会やってるからあえて今更大会しなくても違ったことをしたほうがと思ったんだけど無い袖は振れませんな)

てなわけで告知。

静内クリスマス将棋大会 
大人の部
12月18日(日)午後1時から静内公民館にて。
参加費 500円、中学生以下200円
クラス A、B、C級の3クラス。各クラス参加者が3名未満なら中止(もしくは調整)

子供の部
12月23日(金、祝)午前9時半から
参加費 200円
参加資格 中学生まで
クラス A、B、C級の3クラス。各クラス参加者が3名未満なら中止(もしくは調整)

さすがに大人のほうもC級まで分けたら「レベルが違うから」とは言わせない。これでもまだ言ったら暴れてしまいそうじゃ。(というか18日はNHK杯の「羽生-佐藤和俊」戦があるのでこちらも見ないとね。佐藤先生の応援をするのは「納税」、「勤労」、「教育」に並ぶ義務だから(でも羽生先生か。さすがに応援する相手を悩みます)

試験的な

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・昨日は試験的な意味合いもあり、平日の夜から練習会を行いました。
参加者6名と突然の声掛けにしては集まったかなと思います。会館使用料が冬季燃料代も込みで1200円なので一人200円の負担となりましたが、かなり広い和室を使うことができ、場所、会費ともにみなさん満足していただけました。

1 大八木・・・2○、4○、5×、6○、3○
2 笹木・・・1×、3×、6○、5×
3 大槻・・・4○、5×、2○、1×
4 大柏・・・3×、1×、5×、6○
5 田村・・・3○、1○、4○、2○
6 中野・・・1×、2×、4×

部屋が2時間強しか借りられないため対局数に差があります。
私自身は一応全勝でしたが、1番の方以外はかなり苦戦で特に2番の方にはほとんど負けでした。(ほぼ必至があった)
かなりレベルの高い集まりで、今後も継続して行えたらなと思います。(参加者の皆さんも平日のほうが集まりやすいとのことでしたので)

個人的な告知

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・非常に忙しくて全然更新している暇がありませんでしたが、個人的な告知。
12月23日の静内イベントに「あの方」がお見えになる予定です。今のところオファーを受けていただけそうなので、あとは細かい日程調整等を行います。
一応考えているのが、3面指しor5面指しでゲストの全勝を阻止した方に賞品贈呈としようかなと思っております。日高地区の方たくさんお集まりいただきたいところです。(日高地区以外の方のご参加も歓迎いたしますが応募多数の場合地元の人優先いたします)
現状では12月23日(金・祝)の午後1時予定です。場所は静内公民館です。参加費未定。
(昨年のゲストにも案内を出さねば。これでこちらの方も見えられたら「何のイベントだよ」ってレベルになりますな・・・)
と言ってる先からおととしの日高名人から「23日は無理です」とのご連絡が来ました(泣)。

頼むぜ日高人

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・18日の大会の集まりは好調のようでありがたいことです。A級、B級ともに5人以上は集まるとありがたいかなと思ってます(C級は開催できるだろうか・・・)
しかし、非常に恐怖なのは23日のほう。「ゲスト」の多面指しのほうが全く見えてこない。こちらのほうこそホントに10人はそろわないとシャレにならないのだが。このイベントだけは何としても「日高人」だけで最低10人は揃えたい。じゃないと意味ないし。手当たり次第声をかけまくるしかないのだが果たしてどうなることやら・・・頼むぜ日高人!

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ところでこの将棋。なぜ▲53金と打たないのかな?と思ったが(△52銀打なら角を取って▲75角)
53取って△31金で容易でないのかも。見ているときにはすごい大逆転!で佐藤先生すげ~とか思ったけど冷静に見ると簡単じゃないのかも。
個人的な感想として今年のNHK杯では佐藤和俊先生の2局と谷川-阿部戦と並ぶ名局だったと思っている。あとは18日の佐藤-羽生戦を見るばかり。国民の義務でござい。

その辺を

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・今日はクリスマス大会の景品の買い出し等の準備と日高町に出場以来の挨拶に伺いました。
「18日はともかく23日は何とかお願いします」と言ってきましたが、果たしてどうなることやら。
至る所に「お願い」の連絡を入れてますが18日はともかく23日は「絶対行きます」という返答がひとっつもないのが現状。これはマズい!(2,3人はこれたらという返事)
月曜日の浦河例会?と18日の参加者の反応次第だけどあまりにも状況が悪いようだと中止という最悪の選択になるかも。そうなった時には私は将棋界から消えるものと思っておいてください。
以下の話は「最悪の事態」になった時の遺言と思って読んでおいてほしい。
「地元の人だけで集まらないならほかの地区から呼んだら?」という趣旨のことを私に言った人がいる。(名前は書けないけど地元関係の人)
「あなたはバ○なのか喧嘩売っているのかはっきりしてくれ」と危うく言いかけた。
地元の人だけで人数が足りないから札幌や苫小牧(地区名は仮)に出場以来するくらいなら初めから「地元でやるなよ」って話じゃね?何のために「ゲスト」にお願いしているのかってこと。考えてモノ言ってくれって。
日程も日程だからあらかじめ予定の入っていた人や仕事等で予定が厳しい人方は仕方ないのだけれど日高人(特に静内人)は「強い人」と指すのを極端に嫌うから「私のレベルでは」とか言い出しそうで心の底から恐ろしいのである。さすがに今回は静内人は理解してくれると信じたいが・・・
12日と18日の返事待ちだが、ホントに人集まらなくて「ゲスト」にごめんなさいを言わざるを得ない状況になったら私は引退します。その時には一切の大会等に出場しません(てかできんわ)ので何とか人集めのほうご協力願いたい。(老若男女問わないので日高人のみで二けたは集めたいところ)
出場したくても予定が合わず出られない人がいるのだから、その辺を十分にご理解願いたい。

考える力

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・昨日は浦河で例会がありました(参加者9名)

子供(園児)と8枚落ちを指し、大人げなく勝利したところで一つ一つ解説する。
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「この局面でどうやる?」と聞いたら△33角としようとしたので「もうちょっと考えよう」と言ったら△44角にたどり着く。良くできましたってことで▲68玉を▲38金に代えて次に進む。

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ここまで進めて、△16歩としようとしたので「悪くないけど強い駒をたくさん使おう」と言って△13香と指させる。以下▲46歩に△12飛まで進める。「なるべく駒はたくさん使うこと」と教える。
定跡は詳しくないけど、ここから△16歩、▲同歩、△同香、▲26歩(△同角なら▲27金)という変化があったと記憶しているが(それと局面が違うのは大前提)かなり劣悪な教え方と思っている。▲26歩に△12飛と回るくらいなら初めから回ってたほうが余計な変化も無いし、攻めに厚みが出るから駒をたくさん使うことを覚えると思う。教わるほうに「考える力を養いなさい」というのなら教えるほうの「考える力」も養うべきだと思っている。
この後存分に攻めさせたところで帰る時間(8時)になったのでタイムアップ。本当はあと2点「この攻め方は8枚落ち限定であるから違う手合いでは忘れること」と「居玉だと何かの時に流れ弾に当たって頓死する可能性があるから美濃囲いに囲うこと」を教えるつもりだったが残念。父君が感動していたがこういうのは素直に聞いてくれる子がいてこそ。この程度は知識さえあれば誰でも教えられること。教えるほうも一工夫が必要と思う。
そのあと23日のPRをする。講師が「全国タイトルを何度も取っていること」、「僕が2枚落ちでも負けるレベルであること」を強調したうえで「こんな機会は二度とないかもしれないからぜひ」と言っておいた。「親子で行きます」とのご返答。何よりもありがたきお言葉。
ところでこの話を聞いていた隣の対局者が講師のお名前を出した瞬間「え?」っと声を上げる。全国タイトルなんちゃらという話をしたら「あの新聞とかで有名なあの方ですか?」と素晴らしき反応。
改めてこのお方の知名度は北海道では別格と確認いたしました。(対局していた方はXプロのお名前を出しても「誰でしたっけ?」って感じだったのにね)
仮に今後アマ名人戦を3連覇するような人が出たとしてもこの方の知名度と存在感には及ばないような気がする。
さて、「ゲストを呼ぶ理由は?」という問い合わせがありました。メールで返信すると長くなるのでここに書きます。と言っても答えの大半はすでに書いたつもりですが。
簡単に言えば「田舎にしかない感動を味わうため」じゃないでしょうかね。たとえば今年「朝日職団戦」と「佐々木治夫杯」に出場したけど5年前の日高じゃ考えられないことですよ。チームが無いからって札幌や苫小牧のチームで出場するのは簡単だけど、地元の人と出場するから意味があるときもあるわけですよ。たとえば支部対抗戦だって苫小牧で出場して優勝したから意味があるのであって「ただ勝つため」に話もしたことのないような人と「傭兵軍団」を結成して優勝したとしても何の価値もなかったんじゃないかなと思ってます。(はっきりって佐々木治夫杯だって3段以上3人までのルールを「勝ちたいから」で簡単に破って優勝したとして意味あるのか?って話だと思うし。会員数10人切るような支部だとこの縛りがあるとチームそのものを作るのが大変だけど30人も50人もそれ以上もいる支部がそれを平然と破るのはいかがなものかと思いますけどね)
少々脱線したけど、大会出たり道場に行けば全道クラスや全国クラスの人たちに会える地域ではないわけですよ。それこそほっといたら一生袖触れ合うことすら出来ないレベルの方だと思うし。
そういう方とほんの数時間でも将棋ができる(特にがきんちょ~高校生)のは思い出になるかなと思いますけどね。それ以上の理由は無いしほかに案はあるのかもしれないですが、自分はこれが最善だと思ってるし、いろいろな意味でこれができるのは今回こそホントに最後かなと思ってます。
というわけで現在7,8名ってところです。がきんちょ軍団とか高校生、オヤジ軍団(この人たちは強制)で10人は超えそうです。ありがたいことです。ただ、企画の趣旨からいって予定のある方や仕事がある方は其方を優先させていただきたく存じます。(納得いく答えだったかわからないけど答えられることはこんな感じです)

これが結構

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・先日の例会で指した将棋から。

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この角出が先手の趣向。佐々木治夫杯の「様似将棋同好会」の5将が得意としている形で、狙いは振り飛車に6筋を突かせないこと。これが結構厄介。

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飛車引きから44銀型に組んでみたが成果はいまいちだった。ここまでの指し方に問題があったと思う。△66歩に対して▲同金でもどう指すのかよくわかってなかったのだが、実戦は▲56金。以下△57歩に▲35歩と頑張られても攻めを続けるのが大変だが▲66金だったので△58歩成以下攻めが続く形になった。
本局は結果としては圧勝だったが、そこに至るまでは大苦戦だった。第1図の▲86角に対してはどう駒組をするのが良いのか?今後の研究課題にしてみたい。
追記―今月の将棋世界に「ノーマル四間飛車」の講座がいくつか載っておりました。なぜ今更と思う面もありますが、「ノーマル四間飛車」が脚光を浴びるのはうれしい限り。実はNHK杯によって世間が「ノーマル四間飛車」の素晴らしさに気づいたのかも?(そういえばこの間のNHK将棋講座も佐藤プロの将棋が題材でしたな)
ああ、今週のNHK杯佐藤和俊-羽生戦が待ち遠しい限り!(全く空気を読まずに相振り飛車だったりゴキ中とか石田流でないことを祈ります。)


オファー

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・23日の午後1時から渡辺俊雄さんが指導に来てくださいます。おととい正式にオファーを受けていただけたので告知といたします。

・今日は静内でクリスマス将棋大会を行いました。結果は以下の通りとなりました。

A級(6名)
優  勝 松原譲司
準優勝 大八木憲三

B級(7名) 
優  勝 三島拓晃(小学5年生)
準優勝 池田大喜(下の名前間違ってたらごめんなさい)

A級は貫録の松原さんが優勝でした。B級は小学5年生の三島君が優勝となりました。ご参加いただきました皆様、棋具や賞品等寄付、貸与いただきました皆様ありがとうございました。
レビュー後日アップいたします。
 
NHK杯は佐藤和俊先生が羽生先生に勝利となりました。すごい将棋でしたねぇ。今期は康光先生、谷川先生、屋敷先生、羽生先生に勝ってますな。とりあえず来年以降12月18日は佐藤和俊先生をたたえる日として国民の休日にしたいくらいです。ここまで来たら優勝していただきたいですな。

大遠征

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・昨日大会レビューを書く前に違うことを書きます。(以下日高の人向けの話)
今年の始め位に「日高グラチャン戦」をやりたいという話をしました。要は一番強い人はだれか?という疑問に答えを出したいということです。
昨日のA級出場者はほぼそれに近いメンバーだったと思います。せいぜいOut「中学生」、In「Hさん」(様似の隠れた実力者)くらいかなと思います。
昨日の大会で答えの一つが出たかな?と個人的には思ってます。むろんもう一度やれば違う結果が出るかもしれませんが、まずは満足です。(ほかの方怒るかもしれないけど、個人的には本命松原さんでしたので予想もドンぴしゃで満足。ただし、ちら見だったけど笹木戦はあれをよく勝ったなと思いました)
実は今現在の日高地区自体は結構層が厚いんじゃないか?と思ってます。この状態があと何年続くかわかりませんが、今のうちに大遠征をしたいなと個人的には思ってます。(室蘭支部か伊達支部あたりと団体戦をやりたいなと)
さて、話は変わって23日に狩野大先生にもオファーを出してましたが「ごめんなさい」と正式文書で返答が来ました。この律義さ、誠実さを見習ってほしい。天狗おやじに・・・(やっぱり言ったね。「指導してもらうようなレベルじゃない」と。結構きつめに説教しておきました)

きつめに

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・先日の大会の決勝から(B級)

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角換り?相棒銀という非常に珍しい戦型。「△95同香は通常攻めが続かないんだよ」と何度となく教えているのだけれどこれにこだわりがあるらしい。▲97歩と打たれたらどう捌くんだろう?という気がするが、先手も受け方がわかってないので▲96歩と打った。こうなるなら確かに△95同香のほうが得な気がするね・・・

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ある意味難しくて形勢がよくわからない局面。実戦は▲88香という大悪手だったので後手の楽勝形になったが、代わりにどう指すのが良かったのか?感想戦では▲94歩を提示したが(いわゆる死んだふり)微妙か?ほかに見えるのが▲56角だがうまい受けを出されるとひどいことになりそうな気がする。▲92歩という超スローボールも見えなくもないがこれはさすがに間に合わないか・・・?

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後手が大必勝形になったのだが決め方が問われる。実戦は△88銀と打ったのだが、筆者はこれを否定した。筋の良い手とは思えず重たい手だからなのだが、二日たって改めて見てみると確実に飛車が取れるのでこれはこれでありだったと思う。感想戦では「△97歩と打つ一手」とまで断言したけど△88銀もなかなかの手だったと思う。この辺は教える側として大いに反省をしたい。

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実戦はここで△27角成とした(必至)のだが「このくらい詰ませて」と厳しく言ったあとに「決めれるとこでは早く決めてください」とかなりきついことを言いました。持ち時間10分も余してこれを詰まさなかったらさすがに言います。
私自身は初心者と「もう言っても仕方ない人」には基本ほめ言葉しか言わないけど、ある程度強くなった子やこれから伸びそうな子には結構厳しい言葉を浴びせてます。今の高校生世代の前の世代の子たちはかなりのことを言ったと思う(特にK野、Y沢、S本の3氏は相当言ったと思う)ので、保護者の方からは結構反感を買ってるだろうなと思っている。この大会のB級優勝の子やA級に出場した中学生君なんかはかなりのことを言っているが、「3つ叱って1つか2つほめる」のが私の教育方針だと思っていただければ幸いである(この子たちはすでに「オヤジ」どもを超えてしまっているので私が言わないとほめられるだけになり成長が止まってしまうと思うから、これからも少し厳しめに言います)
とはいえ、本心を言えばこの将棋に限って言えば「あからさまな悪手」は無かったと思っている。
現状の力を考えれば100点とは言えないがそれに近い出来だったかな。


静内クリスマス子供大会および渡辺俊雄様指導対局会結果

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・今日は静内でクリスマス子供将棋大会が行われました。

A級(2名) 持ち時間20分切れたら30秒のルールで3番勝負を行いました。
1回戦 ○三島拓晃-池ヶ谷侑星(相矢倉)
2回戦 ○池ヶ谷侑星-三島拓晃(相矢倉)
3回戦 ○池ヶ谷侑星-三島拓晃(相矢倉)

B級(4名)リーグ方式で2周しました
優  勝 佐藤永(5-1)
準優勝 佐藤昴(4-2)

午後から行われた「渡辺俊雄様指導対局会」には10名が参加し結果は以下の通りとなりました。
中尾(子) 8枚落ち×
中尾(父) 2枚落ち○、平手×
鳥井 平手×、平手×
三島 平手×、4枚落ち×
池ヶ谷 平手×、2枚落ち×
野崎 2枚落ち○
磯田 2枚落ち×
笹木 飛車落ち×
敦澤 平手×、平手×
田村 平手×

上手側から見て13勝2敗となりました。大変有意義な時間を過ごさせていただき渡辺さんには感謝の言葉もございません。無理なお願いにも関わらず本当にありがとうございました。

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子供の部 B級1週目の結果


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子供の部B級 2週目結果

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指導対局会の模様(4面指し)





























定跡は偉大ですね

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・昨日渡辺さんに教えていただいた将棋から。(時間が無いので30秒将棋)

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先手をいただいたので勉強中の「ノーマル三間飛車」で挑んでみた。△65歩に対して▲56歩としたのがどうだったか?▲46歩が優ったような気がする・・・

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一応定跡形っぽく進んだのだが、ここで▲75飛、△87歩成、▲74歩、△85飛、▲76銀だと実はあまり振り飛車が良くないという記述をどこかで見た気がしたので(ニーダの新定跡研究だったか?)、▲74歩と打ってみたがこれが疑問手だったようだ。

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第2図から▲74歩、△65桂、▲75飛、△64銀、▲76飛、△87歩成、▲73角、△同銀上、▲同歩成、△75歩、▲66飛、△73銀、▲65飛、△64歩と進んだのが第3図。2枚替えなのでそこそこかなと思っていた大局観がとんでもなかった。ものの見事に指す手が無い。▲66飛ではじり貧負けだし(△88角と打つつもりでした。とのこと)▲75飛、△74歩はろくな飛車の行き場所が無いしってことで▲74歩と打ったがいくらなんでも無理だった。局面そのものが不利だったと言わざるを得ない。
第2図以下の変化になった時にどこかで▲56銀と上がる余地を残しておく必要がありそう。感想戦でも渡辺さんにご指摘を受けたが「5筋を突いていない美濃囲いは堅い」ので△85飛のぶつけに対しても十分に振り飛車が指せそうな感じ。第1図での▲56歩が疑問だったかも?というのはそういうこと。
替えて▲26歩か▲37桂が良かったか?
第2図で▲75飛と指さなかった理由を言ったら「やはり定跡は偉大ですね」というお言葉を頂けました。将棋は申し訳ないくらいの完敗でしたが(というか勉強したばかりの戦法を指導でぶつけるというのはいかがなものかと)ホントに勉強になりました。自分自身への最高のクリスマスプレゼントでした。
追記―この手の将棋は「函館のKさんとよく指しました」とのことでした。言われてみたらそれもそうですな・・・
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