・今日は地元の将棋教室に行ってきました。お子さんが増えて大変なにぎわいになっていました。
8枚落ちでの将棋から。上手が講師の先生。いろいろな手が考えられると思う。私の候補手は▲25歩だけど8枚落ちで指す手じゃないだろうし最善かどうかも微妙な気がする。▲24歩と直接打ったり▲76歩という手が常識的な良い手だと思うが下手の指し手は▲36歩!だった。これも最善かどうかわからないけど駒を使うという意思は感じられた。良い手だと思う。私は思い浮かばなかったね。実戦は▲36歩以下△14歩、▲26銀、△24歩、▲37桂、△63金、▲25歩、△同歩、▲同桂、△43玉、と進行した。手順中△14歩に「▲14同銀と取る手もある」という教え方をしていたので「それは教えないほうが良いですよ」と言ったら苦笑いしてました。やるなら△14歩に▲24歩、△13金、▲14銀という攻め方かもしれないけどいずれにしても8枚落ちの手合いで指す手じゃなさそうだし筋悪くなりそうな気がしないでもない。
でもってこの局面。▲76歩と突いたら△24歩とされて桂馬が死んでしまった。それでものすごく悪くなったわけではないけど8枚落ちとしては少し苦しくなる。感想戦で「ここで歩を突いたら△24歩と打たれて桂馬が助からなくなったよね?じゃあどうすれば良いと思うかな?」って言ったら一生懸命考えてた矢先に「▲24歩と打つ手がある」と講師様が言ってしました。「どうしてこういうのを本人が考えてる時に言うかな~?」と思い(あくまでも心の声)「あ、言っちゃった」と口に出したらお母さんが苦笑いしてました。さらに講師様は「打たれたら金を引くつもりでした」と次々と読み筋を披露し「先生は歩を打たれたら金を引くって言ってるけど取るとどうすると思う?」と言うか言わないかのうちに「取ったら桂馬が成れる」と講師様が教えてしまいました(笑)。
一番感心したのがこの局面。ここはノーヒントで次に進みますが8枚落ちでこの手順は「すごい!」の一言。ノータイムだった!(ちなみに私は考えてませんでした)
あくまでも私の教え子ではないので余計なことは言われないけどこの子は間違いなく伸びると思う。本人のやる気と相応の環境さえ整えてあげれば小学生のうちに有段者になるのも夢ではないと思う。
そんなわけで様似町から来ているというあの子ですのでチーム様似の皆様とOさんは大事に育ててあげてください。様似で将棋教室が再開されるのを楽しみにしておられました。繰り返しになりますがこの子は絶対伸びます!