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続 社団戦の話

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・先日の社団戦の話の続きで、以下は雑感。
実は結果を見て一番驚いたのが全道庁Ⅱが最下位だったこと。最下位だったこと自体は表彰式で知っていたのだが「成績に注目」してほしい。何と敗れた試合すべて2-3のスコア。チームの実力=成績になるとは限らないということか。と、いうかこのチームの場合湊さんという2部だとトップクラスの選手を抱えているというアドバンテージが大きいと思う(全体的な選手の若返り等もあり把握している選手のほうが圧倒的に少ないけど、例年であればうちの新妻さんと全道庁Ⅱの湊さんと幾星霜の鈴木さんは2部では別格と個人的には思ってる)
それから最終成績について。優勝した北大チームはすすきの支部に敗れたが、そのすすきの支部を破った幾星霜に勝って優勝。単純な話をすればじゃんけんみたいな関係だが、我々も幾星霜には敗れたがすすきのには辛くも勝利した。全道庁Ⅱの成績が単純な実力の結果だったとは到底思えないという話に戻る部分もあるが、結局はみんな紙一重だったってことなんだろうかね・・・?
なお、すすきの支部戦は相手の棋力もさることながら、最も厄介だったのは使用してくる戦型。3将以降が「筋違い角」、「33角戦法」、「早石田」という教科書通りのタイプには恐怖以外の何物でもないこのチョイス。3,5将ともに存分に暴れられて敗れました・・・
あとはうちの一番弟子について。今回少年2名と対戦したが(どちらも道場で初段以上で指してそうな雰囲気はあった)札幌の子供に引けを取らないと感じた。苫小牧民報杯か何かに出場してほしいなと思った(苦戦の度合いのみの比較なら今年2回対戦した札幌や苫小牧の同年代の全道トップクラスよりも圧倒的に苦戦してるのよね。「自分の形」になった時限定ならマジで同年代の中でも全道クラスなんじゃないかって気がする。わずか半年で評価一変である。もっとも書くまでもないけど、直接対決して彼らに勝てるかは全く別の話。あくまでも自分自身の苦戦の度合いのみの話である)
もう一つは日高チームを来年結成してほしいなと思った。自分はチームがあるから出れないけど5人集めてこういうのはどんどん出場してほしいなと思いますね。

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すすきの支部戦の5将戦から。微妙に局面が違うのはご容赦(65歩は突いてる気がする)として、ここから△56飛、▲同歩、△69銀という大技を浴びてました。実際成立してるかはともかく、後手としてはこれでだめでも本望っていう感じだと思う(なお、局面が全く違うけど見た瞬間に加賀-小池戦を思い出したのは私だけじゃないよね・・・?)将棋を楽しんでるという感じがしますね。なお3将戦の筋違い角で真っ先に思い出したのがちょうど10年前のアマ竜王戦、渡部(現女流プロ)-中村平八戦だったりする・・・(中村さんをご存知の方は結構通なお方)

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最後にもう一つ。先日のこれについて。図面番号は無視していただくとして、▲31角が成立するような気がするのだけれどいかがだろうか?△31同金なら▲23歩成、△62飛?、▲33とと桂馬を取った手が銀に当たり、銀が逃げれば▲44歩とか▲55歩。瞬間は角の丸損だけど実戦で後手を持ってやる気がしないのは私だけだろうか?(ものすごい思いつきなので抜け穴があるかもしれませんが)

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