Quantcast
Channel: 札幌将棋情報のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 633

ザ・苫小牧

$
0
0
・日曜日は出張の前日ということで苫小牧の佐藤正則杯(初代支部長に感謝する大会)に参加してきました。
A級の参加者は14名ということで(もしかして、自分が出場しなかったら代わりに出場予定の方がいたのでは?)札幌からも斉藤(豪)さん、斉藤(駿)さん、竹田さんが出場しており「史上最強に大会」という何度聞いたかわからないフレーズの大会となりました(2012年の北海道新聞社杯の時にベスト4が私と坂木さんと瀬能さんと小笠原さんだった時とかも全く同じことを言った気が・・・)
てなわけでスイス式4回戦でした。その1回戦はなんと・・・また吉田さんでした(泣)。

イメージ 1
横歩に誘導されそうになったのを無理やり矢倉にしようとした将棋。後手が△65歩と仕掛けてきた局面。局後に「△14歩受けたほうが良かった気がする」との感想がありましたが「そもそもこちら(先手)作戦負けですかね?」と聞くと「▲88銀上がるのが早すぎると思う」との見解でした。確かに。本来は68にいなきゃならない銀ですしね。なお、「8筋伸びているので右四間飛車は来にくいかと思いました」という意見に対しては「8筋突き越したほうが継ぎ歩等があり攻め味が多くなる」との感想。うすうす気づいてはいましたが、まさにその通りな気がしますね。


イメージ 2
第1図から進んでこの局面。何気にまあまあかな?と思っていたのですが、手拍子で▲33桂打が「ありがたかった」とのこと。代えて「▲15桂のほうが嫌だった」そうです。この筋があるから第1図から△14歩受けたほうが良かったかも?ってことです。以下負け。連敗街道を進んでおります。

2回戦は「負けたのに」斉藤(豪)さん(1回戦勝った方)と当たる羽目に。「1回戦負けたのに勝った人と当たるんですか?」と聞いてしまいましたが「勝った選手が奇数なので運が悪かったとあきらめてください」とのことでした。ここまで来ると支部の背信的悪意を感じてしまいます(笑)
と、いうわけで2回戦は「余裕で負け」たので割愛(つ~か棋譜が並ばない)
何気に苫小牧支部で1日に2連敗したの2回目くらいな気がしないでもない(最初の1回は2013年の北海道新聞社杯だったと思う。狩野→小笠原というコースだったはず)
で、そうこう言ってるうちに3回戦は小笠原さんと。いや、なぜ私は「新規」の方と当たらない?

イメージ 3
またしても飛車先突き越し方の右四間飛車対矢倉になりました。▲38飛と寄った局面で「後手が作戦負け」と思ってたとのこと。作戦勝ちかどうかわからないけど63に金を上がらせているのはかなり大きいかなとは思いました。

イメージ 4
端を突き越しているので桂馬を捨てて端攻めをした局面。実は△13同桂に▲14歩、△25桂、▲13歩成、△35桂とかが気になったりしましたが「見えないしやる気しない」との感想でした。少し先手がポイントを上げてるのだろうか?実戦は何とか幸いしました。

4回戦は当たりたかった竹田さんと
イメージ 5
今度は後手番。ここで読み筋とばかりにノータイムで△86歩と突いたらやった瞬間青ざめた。先手に歩が1枚あるでねーの。先手も「ん?」って言いながらほぼノータイムで▲75銀と角を取り、気づかないふりして△87歩成にこれまたノータイムで▲66角だったので△78とと金を取ってとりあえず△86歩の顔は立ちました。しかし今見ると△87歩成に▲83歩の筋は堂々と△同飛で後手もやれる気がする。以下▲65角、△88と、▲83角成、△78との局面は次に△39角の狙いがあるが・・・そこで冷静に▲48玉でやっぱり後手苦しいか?持ち時間15分だと実力が拮抗してれば勝負は時の運な気がする・・・

イメージ 6
▲61角と打たれた局面。この直前の△88歩が疑問で代えて△51金だったかなと後悔。実戦は△73金と打ち(これで耐えてると思ってた)▲48玉に(▲74銀なら△84金とかわすつもりだった)△51金と引いたら(ノータイム)83から精算されて▲84銀で結局飛車が逮捕されてしまった。実戦はそこで△73飛というそれっぽい手を出し被害を最小限に納めたつもりだったが、そもそも△73金にいきなり83から精算されても飛車逮捕・・・って書いてる途中で気づいたけど△73金にいきなり精算してくるのは同じ手順の最後▲84銀に△95角というすごい勝負手をひねり出す・・・のは88の歩が邪魔で無理か・・・結局△88歩が疑問だったと言わざるを得ないですね。

イメージ 7
で、この局面。この2手前の▲38玉のところでは▲81飛のほうが嫌で、それなら△71歩が必然になりそうな気がするので先手十分と思ってた。実戦はここで▲33角成(やってくると思ってました)~▲21飛に△31金と引いて耐えてると思ってたのだが、そこで軽いトラブル発生。23の歩を駒台に置き飛車が24にひっくり返った。かなり前からこの手順は飛車が縦にひっくり返ったら△32銀と打とうと思ってたので「あれ?間違ったかな」とか思ってたら「飛車の成る場所23ですよね?」と相手の方が発したので「あ、そうですね。でもいいよ」って言って試合続行。当事者間で勝手に解決してしまいました(ここで終わらすのもったいなかったので)。というか言われなかったら「おかしいな」と思いつつ気づきませんでした。こういうのに気付かない当たり自身の「老い」を感じますね・・・
というわけで色々ありましたがこの後は勝ち。若手実力者と指せるのは楽しかったです。
ところで今回の竹田さんの対戦相手が青沼さん、吉田さん、大谷さん、私、志摩君という「ザ・苫小牧」的な当たりでした。札幌の若手に地方にも強い人はいるということがアピールできたかなと思いますね(山本伸さんや小笠原さんといった苫小牧の重鎮と当たった時にどういう内容と結果になるのか興味がありますが)
長くなるんで続きは明日以降。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 633

Trending Articles