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真摯であれ

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・前回の「寄せ」の問題は弟子君が正しく私が間違っておりました。お恥ずかしい限りで大いに反省いたします。

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ちょっと試しに指してみた「ゴキゲン中飛車」から。捌く戦法だということが「全くわかってない」ので無理やり感がひどい。ここでは強く▲65同桂でも悪そうだが気持ち悪かったのか▲21桂成だったので△66金からゴリ押し(と言っても後手が良くなったわけではないだろうが・・・)

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しかしまあ、こうなってみると食いついたと思う。実戦はここで飛車を取ってきたので△78金~△68と以下振り飛車が勝ち。▲57同銀が気になったが△同銀成、▲64歩、△66歩で後手が1手早いような気がしないでもない。
そんなわけで「指してはみた」が自分に向いてるか?と言われればかなり向いてない気がする。
30秒将棋でも良いのであと100局くらい指せば少しはましになるだろうか?難しい戦法である。

というわけで最後に棋譜を貼りますので「中飛車」が得意だった元日高名人の方々にはお暇な時にご覧いただき「ダメなところ」を容赦なくご指摘いただければありがたいです

・先の話とは別に「将棋が強くならない子」とは?という話。ここでいう「強くなる」とは3級くらいから初段くらいまでを指していますのでご承知おき頂きたい。
それが正しいかどうかは置いといて持論としてどんな子も「3年から5年頑張れば強くなれる」と思っている。
ただし①「将棋に対して真摯でない子」と②「負けることから逃げる子」は無理だとも思っている。
①は読んで字のごとくなので深くは書かないけど、例として自分が解ける問題は「簡単」と言って見下し、それができない他人にも「こんなのもできないの?」という態度でいながら、現時点での自分の能力を超えた問題については「難しいからやらない」という態度は決して真摯ではないと思う。
新聞の観戦記にNさんが書いていたように「大人や将棋をなめている子は間違いなく5年以内に将棋から離れる」ことになると思う。
②については「自分より強い相手は避ける」ということ。負けるのが嫌なのは誰しも同じはずなので、それをどう考えるかということ。「負けるのは嫌だからいつか負かしてやろう」という気概を持っていれば、それが叶うかはともかく確実に伸びると思うが「負けるのが嫌だからその相手とは指さない」というのはそれこそ真摯でないと思う。結局自分より弱い相手にしか通じない手を指し続けるから、勝手読みも多くなり、自分の指し手が上手に読まれたときに頑張るだけの精神力も鍛えられない。
もっともこういう子でも「将棋が嫌い」なわけではないので楽しむだけならそれもありかなと思う面もあるが「強くなりたい」のであれば正してあげるのが大人の役割かな?なんて思ってます。
なお、蛇足ですがもともと私は縁台将棋みたいなところで育ってますので全道大会以上のレベルで戦っている上品な将棋よりも静内や日高のオジサマ方の将棋のほうが好きなんです(自分が指すのは前者のほうが面白いですが見るなら圧倒的に後者が好きです)

開始日時:2018/03/29(木) 00:00:00
先手:相手
後手:私
戦型:中飛車
手合割:平手
▲7六歩  △3四歩  ▲2六歩  △5四歩  ▲2五歩  △5二飛  
▲4八銀  △5五歩  ▲6八玉  △3三角  ▲5八金右 △6二玉  
▲6六歩  △5六歩  ▲6七金  △5七歩成 ▲同 銀  △7二玉  
▲4六銀  △3二銀  ▲3六歩  △4四歩  ▲5六歩  △4五歩  
▲5七銀  △4三銀  ▲7八玉  △8二玉  ▲7七角  △3二金  
▲8八玉  △7二銀  ▲7八銀  △6四歩  ▲9六歩  △9四歩  
▲8六歩  △5四銀  ▲3七桂  △4三金  ▲2四歩  △同 歩  
▲8七銀  △6五歩  ▲同 歩  △7七角成 ▲同 桂  △5五歩  
▲同 歩  △同 銀  ▲2四飛  △5六歩  ▲4八銀  △2二歩  
▲5三歩  △6二飛  ▲7八金  △3三角  ▲2五飛  △5四金  
▲4五桂  △4四角  ▲4三角  △6五金  ▲2一角成 △6六金  
▲同 金  △同 銀  ▲6三歩  △同 飛  ▲6四歩  △同 飛  
▲6五歩  △6七金  ▲8九桂  △5七歩成 ▲6四歩  △7八金  
▲同 銀  △6八と  ▲6三歩成 △7八と  ▲同 玉  △6七金  
 まで、84手で後手勝ち


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