・ノーマル四間飛車に対する棒銀より
居飛車急戦党を悩ませる後手の布陣。△54歩に代えて△12香型も悩ましいがどちらも▲37銀と上がって棒銀を見せる。
以下はパターン①△43銀、▲46歩、△12香、▲45歩、△64歩、▲48銀右、△74歩、▲37桂以下45歩早仕掛けにスイッチすると△12香型がマイナスになる。(結果1図)
(結果1図)
パターン②前述の▲48銀右に代えて▲26銀と出る。以下△45歩、▲33角成、△同桂、▲37銀、△13角、▲24歩、△同角(同歩は▲23角)、▲31角。この変化も△12香型がマイナスに働きそう。
(結果2図)
この辺の変化は何年も前から頭の中に出来上がっていたんだけど、過信しすぎてて忘れて思いっきり失敗することもある(昨年3月23日の様似町民大会決勝がこのパターン)
基本的に私の頭は「羽生の頭脳」くらいで止まっているのだが(というかさ、角道を止める振り飛車に対する急戦ってこれ以降そんなに進化してますか?中飛車とか三間飛車に対する急戦なんて相当怪しいと思ってるんだけど・・・)こういう本に紹介されていないであろうスペシャルホールドを勝手に編み出して実戦で決めるのが急戦党の楽しみの一つだと思ってます。(えらく古い話ですが私よりはるかに強い人に札幌の大会の後「君の編み出した戦法が簡単に通用するならプロがやってる」という趣旨のことを言われたことがあるのですが、今のところ24で2500点クラスくらいまではこの形で結構互角以上に渡り合ってるんでそれで満足してます。それ以上に高い相手と指す機会がまず無いんでその先はわかりませんが・・・あ!でもうちの某名人は2700点アベレージだった気がする。)