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Channel: 札幌将棋情報のブログ
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考えさせられた話

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・先日の佐々木治夫杯を軽い雑感を。
まずはうちの大将について。1回戦鈴木克尚さん、2回戦川崎裕司さん、3回戦時田博さんという当たりは大将ならこのくらいの当たりは仕方がないとはいえ、実力的には「勝ってこい」というにはきわめて厳しいと言わざるを得ない。日高の選手に例えるなら鈴木さん→三角さん、川崎さん→松原さん、時田さん→大八木さんみたいなものなので(実際のこの組み合わせで団体戦をやってみてほしい気がする。日高の3-0もありそうな気がしないでもない。もっとも反対解釈で0-3もあるだろうが・・・)いかに厳しい当たりだったかお分かりいただけると思う(日高人以外はさっぱりわからないだろうが)ので、重要なのは勝敗ではなく内容。1戦目と3戦目は軽く感想戦を拝見したが、大いに反省してほしいと思う。それが次回に活きれば「良い経験」になるのだと思う。とりあえず1勝したことは立派である。
大いに男を上げたのは3将の升田選手。2回戦で強敵吉岡氏に投了5手前くらいまで「勝ち」だったとの報告を受けた(ちなみに内容は全く知りません)。大将川崎さんからも大会終了後「強いですね」とお褒めいただきました(本人はそれが伝わる前に帰宅してしまいましたが)。「将棋教室で初段格らしいよ」と言っておきましたが結構ショックだったんじゃないだろうか?
少年二人は来年の朝日職場対抗戦にも出場してもらいたいなと思っているので、その日に備えてそれぞれに腕を磨いてほしいと思う。

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ところで、うちの甥に届いた「子供教室」の案内に掲載されていた詰将棋から。本人は駒の動かし方を知っている程度のレベルで相当簡単な詰将棋(頭金とか)を少考して何とかなるかなという感じ。2回教室に行ったが「一度も詰将棋の解き方を教わっていない」はず。その状態で突然これを問題として出されても解けるわけないと思う(事実2段目から飛車を打ったらなぜ詰まないのかわからないと言っていた)。詰将棋は相手方は「すべての駒を使える」ということも教わってないはず。ゆえに出題するなら・・・

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こういうのをまず「完璧」にさせてから出題するべきだと思う。人数が多いから一人ずつに手をかけられないのはわからなくはないが、だからと言って「ただ対局させるだけ」では何も成長しないし何も生まないと思う。今回はそういうことを考えさせられた。(蛇足ながら上の3手詰何かは玉側が2段目から飛車を打たれたときにどう対応するかという問題として出題するほうが役に立つ気がする)
普及指導員の試験の時に面接で「指導員の体験記みたいな本を出してほしい」と言ったのは「教えるほうも何を教えて良いかわからない」から。大事なのは「普及指導員」という資格を持つ人を増やす人なのか「普及できる人」を増やすことなのか。「普及指導員の体験記」を普及指導員だけが読むことができるのではなく、だれでも読めるようになれば「教えるほう」に興味を持つ人も増えて質の高い指導者が増えると思うんだけどね・・・(やらない理由想像つく面はあるが)
ホントに意味での指導者のためのセミナーなんかも必要なんじゃないかなと思っている(佐々木治夫杯の時にうちのチームメイトが苫小牧支部の人の指導力に感動したと言っていたし)
最後に秘密コメントくださった方ありがとうございます。これからも地道に頑張りたいと思います。


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