・今日は札幌で普及指導員の試験がありました。(受験者は私を含めて4名でした)
詳しい内容については書きませんが、1つだけお許しくださいという問題がありました。
その問題とは・・・「将棋の駒の字体を3つ挙げなさい」というもの。「ひとっつも知らないっス」ということで答えられませんでした。みなせ(字が間違ってます)のほか行書、楷書と書いてしまいました(ネタで書いたわけではありません。素で間違えてます)
受験した経験がある方によると「できて当たり前」らしいです。なんてこったい!
その他論文および面接で答えたものとして、指導者としての心得みたいなものがありました。
ざっくり言うと「大事なのは子供が自主的に努力する手助けをすること。定跡を覚えてくるのもその手段の一つなので自分から教えることはいたしません。それは大人の常識を押し付けるだけにもなりかねないと思っています。自分の努力が実を結んだ時の喜びが楽しさに変わるはずだから。」ってなことを書いてきたし答弁してきました。プロの先生に面と向かって「大人のほうから定跡を教えるのは、子供の成長を妨げる恐れがあります」という趣旨のこと言ったの私だけなんじゃないか?って気がします。
「あなたが大変信念をもって活動しているのが伝わりました。私から申し上げることはありません」とのお言葉をいただきましたが・・・変な思想の持ち主だと思われたんじゃないか?って気がする。失格になってたら推薦人の皆様大変申し訳ございません。
いや、文字数の制限が無かったら書きたかったんだけどインターネット環境が普及してなかった頃はゲームをクリアするのに攻略本(将棋で言えば定跡本)を買ったり友達同士で情報共有したりしてクリアしてたわけで、そういうのが大事だったのかなと思ってる。ネットで検索したらすぐにクリア方法や裏技がわかるのが良いのか?と言われたら必ずしもそうとも言えないと思ってる。自分にとって聞かれてもいないのに子供に定跡を教えるというのはそれと同義だと思ってるんだけど「普通じゃない」と思われてもそこは仕方ないかなと。
ああ、そうそう。最後に「日本将棋連盟に対しての要望はありますか?」という問いがあったので「普及体験記みたいなのを書籍化していただけませんか?」と答えておいた。実はあるらしいのですが自分の意図としては一般書籍化して広い範囲の人に見ていただいて、できれば学校等の教育現場の方にも無料配布するくらいを求めていたんだけど・・・
そんなこんなで結果発表が楽しみであります。(注:落ちてたら二度と受けません)