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Channel: 札幌将棋情報のブログ
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マジレポート

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・昨日行われた佐々木治夫杯の結果は以下の通り。

団体戦
優  勝 札幌支部A
準優勝 小樽支部
第3位  十勝支部A

個人戦A
優  勝 松本健敬(函館)
準優勝 武田健人(札幌)
第3位  松田晃典(室蘭)

個人戦B
優  勝 中川徹(稚内)
準優勝 深田有一(北見)
第3位  田中竜太郎(稚内)

以上です。入賞された皆様おめでとうございます。

というわけで1回戦から振り返りたいと思います。(前夜祭等のネタレポートは後日)
1回戦はこまなかまCと

イメージ 1
私のところは角交換振り飛車。▲32歩が非常に感触の悪い手だったけど、ほかに大した手もなく「隙にしてください」という開き直り。△46歩打たれると結構しびれてるかも?
実戦は△32同飛だったので▲24飛以下勝ち。チームは望外の5-0。様似も5-0で日高チームまさかの10-0だったけどだいたいこういう勝ち方をすると次がきついんだよなぁ~とか言ってたら予感的中しました(笑)。

2回戦はみずなら次世代。悲惨です(泣)。
ここでは副将の松原さんが今年の全道選手権ベスト4の田中さん相手に有利な局面を作り出しましたが1手ばったりに近い手で惜敗。感想戦で「24で1900点台の私が勝てる相手じゃありませんね」と言っておられましたが「こんな強い1900点の方いませんよ」と最大級の賞賛を受けてました。ちなみに私個人的にはやる前から勝つならここと思ってました。
副将が善戦するなか隣の1900点大将は実力通り湯上さんに虐殺刑を執行されました。あまりの惨敗に「感想戦やる局面がありませんね」とつぶやいたら「そうですね」と言われて終了。「感想戦をやる局面がありませんね」は今年3回位言った気がしますがだいたいの相手は「いやいや、そんなことは」と帰ってきますが実際に「そうですね」でばっさり切られると割と精神的ダメージがでかいです(泣)
対局中もずっと副将戦に目線が行ってるしこちらが(一応)長考して指したへぼい手を着手後ほぼノータイムで返されるしで何気に精神的ダメージが深かったです(笑)。何気に赤旗の時の「お前のおかげで体力温存できたわ」より深い傷を負いました(笑)。まあ、あの方はなんだかんだ「まあ、あいつだし」で済んでしまう「免罪符」を持ってるのでね。(気を使って「2チーム出てすごいですね」と声をかけていただいたのに反応しなかったという・・・相手の持時間残り3分51秒(笑))
この将棋の唯一の利点?は十勝の先々代の幹事長を笑わせることができた点ですな。
そういえば「札幌弁護士会A」の大将大谷先生(苫小牧支部所属)が函館中央Bの大将笠井選手に勝利してました。ご本人は「奇跡が起きました」と謙遜されてましたが私個人的には「普通の結果」と思ってます。
ここでいう「普通の結果」というのは「勝っても負けても驚かない」という意味。むしろ「どんなもんだい」って感じ。苫小牧支部のレベルの高さを見たか!(と湯上さんに虐殺刑を受けたカス大将が自分のことのように勝手にほざく)

3回戦は札幌支部C。私の相手はあこがれの久津さん。

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いつか当たったら試したかった矢倉棒銀(っていつもか)から。何気に▲61角の筋があるので結構やれてるんじゃ?とか思ってたら「スッと」△31玉。ものすご~く勉強になった気がしました。(▲61角が非常に緩和されてる)

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それでも打つしかなさそうなので角打って、銀打ってひっくり返ってとやったら△66銀が一瞬頭からすっぽり抜けてました。「普通は83~74に銀ひっくり返る順は後手が良くなる」という感想がありましたが実際にはかなり難しい形勢だった様子。この後は実力通り普通に負けましたが内容にはものすごく満足。ぞっと盤から目をそらさないしまさしく盤上没我という感じで本気で相手していただけるのを感じ取れました。それだけでもありがたいことです(てか相手の視線見てる暇あったら集中しろという説があるが・・・)
私らの世代久津さんとか豊島さんを見て育った世代なので大変貴重な体験をさせていただきました。(今で言えば湯上さんとか横山さんとか武田さんを見てる人みたいなもんです)
久津さんと豊島さんに感想戦をお付き合いいただけるというおまけつきでした。これだけで満足!
もはや結果は二の次三の次である(団体戦にあるまじき発言ではあるが)
ちなみに副将の松原さんは道代表経験複数回の強豪橋本あきらさんに勝ってました。やはり強い!

4回戦は旭川飲兵衛と

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「ネタになるような将棋を指せるように頑張るよ」と言われましたが、普通にガチな将棋になりました。
時間のある将棋なら▲15銀を考えたいところだけどやったらどうなるんだろ?

イメージ 5
中途半端に中央の戦いになってしまったので▲26の銀が何したいんだかわからない駒になってます。このままだと△44角でも困りそうだし54の歩を取り返されても困りそうだして大長考して▲65銀と非常手段を決行。一応の読み筋は△88角成、▲同金、△65銀、▲83角、△56銀右、▲61角成、△54飛くらい。玉が69なら自信ありだけど59だとどんだべ?▲62馬と引けば少し先手いいのかも?以下は寄れながらも勝ち。
「面白く書いてね」と言われましたが(笑)、普通にガチな将棋になってしまったので面白いネタが書けませんでした。
3将は3回戦で大負けしたらしくへこんでましたが私の二段獲得戦の決勝の相手に勝利してました。

ということでチーム成績2勝2敗で10勝10敗という可もなく不可もなくという成績。出場していただいたチームメイトに(様似も含めて)心から感謝したいです。本当にありがとうございます!

ああ、そうそう。四将の笹木さんがチーム唯一にして最多の3勝を挙げてました。「ただ一人勝ち越しでしたね」と話しかけると「全勝なら文句なしでしたが」と返してくれました。このやり取りを渡辺俊雄さんが満面の笑みで見てました。

さてさて、マジレポートはだいたいこれくらいにしていろいろな方から「ネタにされるな」と言われましたがネタにしやすい模範的な選手が道東にいましたので一部ご紹介(笑)。
以下前夜祭での出来事。
ポケットに手を突っ込みながら「田村先生、トイレどこっすか?」というドスの利いた声。「あ、あちらでございます」とご案内するとスタスタ歩いたのち振り返って「ちゃんと礼儀正しかったって書いとけよ」と脅しをかけてきました(笑)。さあ、この方がどちら様だったかわかったあなたはエライ!(注:賞品は出ません) 

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