画像は対戦組み合わせとなります。支部ブログに最終結果が掲載されておりますので、最終結果につきましては其方をご覧いただければと思いますが決勝トーナメントの組み合わせは以下の通りとなります。
1吉田-2藤井
3狩野(代表決定戦で勝者(吉田さん)と対戦)
4山本-5斉藤(豪)
とまあ、このようになりましてわたくし田村も苫小牧予選出場17回目?にして初の予選落ちとなりました。会場でさんざんぶーたれてきましたが斉藤(豪)、狩野という何かの天罰なのか?と思うくらいのひどい組み合わせでした。まあ、1発目で斉藤さんに勝っただけで良しとしますか・・・
これが1回戦。実戦はここで1回▲24歩として△同歩に▲75歩と手を戻したのだが棋譜は間違って▲75同歩になってます。ま、いずれにせよ▲75歩、△同銀、▲76歩、△86歩、▲75歩と進んだ。この捌きの形勢判断をどう見るか?お互い自信なし!との感想でした。
かなりごちゃごちゃした将棋だったので局面があってるか自信が無いのだが、ここで▲22とと引いたのが中条、吉田の両巨頭から「破門級されるね」とおしかりを受けた(笑)悪手で「普通は▲64角くらいは打つだろう」とスーパーダメ出しを受けました。ただ、局面が微妙に違う気がするのだが・・・
さて、この局面で52△同玉なら苦も無く斉藤さんが勝っただろうが△52同銀としたため怪しい空気が漂ってくる。まずは▲32とと捨てる。△51玉と逃げてもよさそうだが▲73角から46の桂馬を抜く手があり(もっともこれも桂馬を合駒さえしなければ多分後手が勝つだろうが)実戦心理として気持ち悪かったようで△32同玉としたのが次の図。
ここで残り10秒くらいで気づいた。「あれ、詰んでね?」と。以下▲33金と打ち、△33同玉、▲51角で大頓死となった。▲51角の時点で斉藤さんも気づいたようで「いや~、やっちゃった」みたいなつぶやきを上げておられました。最後に飛車と香車が大活躍である。大波乱を起こしてしまいました。
2回戦は中学生選手権北海道代表の狩野さんと。1手損角換りをやってきたので棒銀にしようと思ったらこの駒組。序盤に明るい方ならお分かりのはず。この形で▲27銀から棒銀にしてもあまりうまく行かないのである。仕方のない角換り腰掛銀になったのだがこれでは勝ち目がない。
▲45銀のぶつけに△55銀とかわした局面。もう1回▲56銀と引くのが良かったようだが大した考えずに▲56歩と突いたら△86歩、▲同歩、△39角という胡散臭い手(笑)を食らって大サンドバック劇場となった。この方に勝つのは無理です(泣)。
A級参加者10人中全勝者が1名、2連敗が1名で1勝1敗が8名と大激戦となった予選の予選だが予選落ち決定戦は「絶対引く」と思った斉藤さんと。すいません、これ予選落ち決定戦は同じ相手と当たらないように来年変えていただきたいのですが・・・
リベンジマッチは斉藤さんの四間飛車に棒銀となった。
余裕で負けそうな局面だがここからの粘りは我ながら良くやったと思う。まずは▲88玉と寄って早く精算してくださいと催促する。
△25角で決まってるようだが▲38飛、△49銀、▲68金と手順に金を自陣に寄せて手を稼ぐ。飛車を取らせている間に後手の角と銀が1枚働きにくい駒になった。
▲73香が詰めろかどうかの判断が難しく後手も持ち時間の大半を費やす。自分も読み切れてたわけではないが後手が「勝ってる」と思ってたら焦ると思う。
最終盤。ここで▲53角がひどい追い方で完全に負けになった。局後斉藤さんにご指摘をいただいたのだが▲64角と一つ離して打つと相当難しいようで(実際は詰めろではないようだが)もう一山あったかもしれない。惜しい将棋でした。
さてさて、結果は代表権を獲得できず、初の予選落ちを経験したが力自体は出し切ったかな?と思っている。やはり苫小牧予選は面白い!
また参加したいと思いました。