・今日の昼ごろに新冠町の学校の先生から「将棋を指したい生徒がいるのですが」という電話が入った。ちょうど今週の日曜日の午後1時から集まりがあるので来れたら来てください。と返答しておいた。今月の例会はうまく行けば10人を超えるかも?と期待している。楽しみやねぇ。
・話は変わって函館のブログで面白い記事があったのでコメントしようかとも思いましたが長くなりそうなのでこっちに書きます。暇な時に適当に見てください。
「将棋人口が少ない」という問題に対して過程を無視すれば答えは簡単。「人を増やせば良い」のである。ではどうするのか?ということなのだが、その前に一つ質問をしますので考えてみてください。
あなたの町に将棋人口が100人いるとします。以下の範囲で100人の内訳を考えてみてください。
なお、100人は支部や同好会等に所属していないものとします。
①初級者(簡単な1手詰ができるくらいまで)
②中級者(おおむね5級くらいまで)
③上級者(1級まで)
④有段者(3段くらいまで)
⑤高段者(4段以上)
で、人口1万人から2万人くらいの町だと①60人、②20人、③15人、④4人、⑤1人・・・ざっくりこんな感じかな?と個人的に思っている。
これが町レベルの同好会だとどうか?おそらく一番多いのは③の方々だと思う。次に②→④→①=⑤という感じかな?
じゃあ20人以上の会員がいる支部レベルだと?一番多いのは多分④、次に③or⑤→①or②ってな感じかい?
これあってるかどうかわからないけどあくまでもなんとなくね。でね、何を言いたいかというと、将棋人口を増やそうと思ったら①~⑤の層どこを勧誘したら良いと思いますか?言わずもがな①と②の方々だよね?
じゃあどうやって勧誘するの?ってな話になるわけだ。これに対する模範解答が用意できるなら人口は増やせると思うがいかがだろうか?ただ、難しいんだよ。なんで難しいかっていうとさ、支部の役員クラス(支部長や幹事長等)って大半が④か⑤じゃない?もしくは③か。①、②が支部長とか幹事長って支部あまりないしょ?同好会レベルでも③か④が多いんじゃない?そうなるとどうしても④とか⑤の人の目線になってしまうんだよ。また、そうせざるを得ない面もあるだろうし。
将棋に限った話じゃないけどどうしても団体の中にいると同じくらいのレベルの人とつるんでしまうじゃない。将棋会館で大会やってる時に注意深く見てたらわかると思うけど「強い人」ってだいたい「強い人」と一緒にいるはず。10代、20代なんてより顕著にその傾向が表れてる気がする。だいたい少年強豪と言われてる選手は同じ少年強豪と一緒にいるから。名前を出して申し訳ないけど狩野周君くらいじゃないか?あまりそういう傾向がみられないの。
ただ、それが良いとか悪いとかの話じゃなくて初級者とか中級者の方々と同じ目線で物事を考えれて支部とか同好会ってのは敷居が高いものじゃないんだよという風に見せられないと初級者や中級者の方々を勧誘するのは難しいのかなと思ってる。ただただ気ままに指して勝った負けたを繰り返して「今何勝何敗だね」っていう方々に「いや~支部ってのは素晴らしいものです」、「強くなれば全道大会に行けますよ」なんてな話をしたところで「そんな息苦しいものならいいや」ってなるのははっきりしてるよな。地元に戻ってちょうど10年。今の私が出した結論がこれ。
というわけで道南幹事長。改めて貴殿に伺いたい。おそらくどんな町にも50人以上はいるんではないか?と思われる初級者や中級者の方々を勧誘するにはどうすれば良いと思われますか?これの模範解答が作れれば人口拡大はできると私は思うのですがいかがであろうか?(長くなって申し訳ない)