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Channel: 札幌将棋情報のブログ
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しばらく封印

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・今日は天気と相談した結果札幌の大会に出場しました。本来は苫小牧のイベントに出場予定だったので出る気全くありませんでしたが(事前申込してないので出場しないと一度お断りしておりやす)せっかくだから出て良いよとお声をかけていただいたので出場しました。
ルールはスイス式で行われました。
1回戦 S先輩 1手損角換り対棒銀
当たっちゃいました(笑)。周囲から多少失笑を買っておりました。
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この△74歩がいわゆる「将棋を知っている人」の手である。名著「米長の将棋」にも載っております。で、何を思ったのか▲68金と指してしまいました。S先輩も乱戦を嫌って△75歩と来ませんでしたが「今日はダメな日」と悟りました。実戦はなんやかんや嘘くさく攻めをつないで勝ち。

2回戦 Y藤さん システム対システム
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互いに独自のシステムを持っているので局面自体は想定の範囲内。この技を試したかったので本日はこれだけで満足です。

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で、この局面。△56歩~△55歩の銀取りは▲53銀成~▲33銀とスパークされてダメそうなので△44角としたら時間差で▲55歩とされて非常に困った。△55同角に▲38飛と回られると受けが良くわからない。とはいえいくら考えても△55同角しかなさそうなので決行したらノータイムで▲18飛。どっと疲れた(笑)。

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実戦はここで▲65歩だったが▲22角なら困ってない?歩が効かないことに後から気づくという・・・

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▲54歩のたらしに対しての応手が非常に悩ましかった。第一感は△43金だったけど▲53銀~▲26角の筋が怖すぎて指し切れなかった。第2候補は△27とだったけどそれも▲53銀が怖くて結局△52歩と「将棋に無い手」を指したのだがY藤さんいわく「ほぼ敗着」で△28となら後手有望。確かに!

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▲83銀の王手。▲26角打たせても飛車を成って△95歩で勝ちと思って堂々と取ったら△95歩、▲69歩、△96歩が「詰めろ」じゃないというオチが付き負け(泣)。でもこの将棋は内容的に満足。本日唯一「まともな将棋」でした。

3回戦 

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すでにモチベーションのかけらもなく角成(王手)を見落とし将棋は終わりである。ここで投了しようかと思った。

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これが投了図。相当もつれたほうでしょこれ?第7図から64手粘った。特定の相手以外は「一応」頑張ります。相手がミスター周なら第7図以下20手以下で終了したでしょう。(ま、粘る余地もくれないだろうけど)

4回戦 朝日小学生大会の優勝者

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道南幹事長から「とても強い」とうかがっていたので急戦棒銀を採用。ここから▲88銀、△65歩、▲68飛と進むと「受け止められてる」気がする。この発想はなかった。

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▲64歩とたらされて早くも「しびれた」。相当「ダメ」な局面である。

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竜も作られ「泣きそうな局面」だが△85飛と浮いて▲75歩、△同銀、▲61竜、△76銀、▲同銀、△55飛と大さばきができていっぺんに景色が変わった。正確に指されたら全く駄目な局面だと思う。

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それでもここで▲54銀!は感心した。意味が全く分からなかったが▲43金と打つスペースを作ったのである。駒がたくさん入る攻めなので良いタイミングで△45金とか指されたら(37から何か打って25桂という詰めろ)だめそうだがそれにしても感心した。時間もちゃんと使ってるし言うことなしだと思う。ちなみに一番感心したのは「棋譜が並ばないので教えてください」と聞きに来たこと。割と大人でもできんよこれ。
追記―書こうかどうか迷ったけど自分がこの相手を甘く見て棒銀を採用したと思った人物がいるようだがそういうのを「下種の勘繰り」って言うのだと覚えていてほしい。少なくとも今日指した相手の中では一番警戒して指してます。(情報提供者アリ)

最終戦

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▲33桂でも▲48銀でも▲83角でも勝ちそうだがノータイムで▲28同銀と取った。指した瞬間血の気が引いた。△38銀で終了。総手数46手。相手の方に大変申し訳ないことをしてしまいました。
いつ以来かわからないくらい久しぶりに1日5局も指しましたが疲れよりもモチベーションが上がりませんね。良い意味で闘志むき出しだったの2試合目と4試合目だけでした。最後の負け方なんかも苫小牧でイベントやってるのに札幌に来た罰が当たったと深く反省しております。
しばらく勝負将棋は封印ですね。

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