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勝手に筋書

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・いくつか話はあるのですが、平成16年の全道選手権の前日に指した将棋(笑)が出てきたのでその将棋をご紹介したいと思います。

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横歩取りにされそうだったのを拒否してひねり飛車にした将棋から。今見ると△24角の揺さぶりに結構困ってる。当時スーパーノータイムで▲68金と寄った記憶があるのだが普通に△87飛成がある。どう考えても見落としなのだが後手も△83金と上がっている。罠だと思ったか見落としたか・・・?

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先手駒得ながら今の目で見ると駒の働きが悪く結構困ってる気がする。飛車を逃げると△87成桂が厳しい。実戦は▲15歩、△68成桂、▲14歩、△16歩、▲13銀とお互いに若さあふれる?進行であるが、そもそも▲15歩って取られたらどうするつもりだったの?って気がする・・・(とりあえず▲15歩を効かさないで▲22歩か?しかし1歩しかないしな・・・)

イメージ 3
△79飛はホントのうっかりだったようで▲97角打以下先手勝ち。

・今でも十勝支部は北海道トップクラスの激戦区だと思ってますが、平成16年ころの十勝支部は北海道一レベルの高い地区と言われていた(Nさんお墨付き)支部であり、この地区から小学生や中学生にして代表になるというのはものすごいことである。そんなすごい少年にマグレでも勝てたことが当時ものすごい自慢で翌日の選手権の会場で元関東学生名人様に「勝ったんですよ」って自慢してました(笑)。
今でも鮮明に覚えてますが「帰る前にもう1局」と言っていたときに「指してみない?」と声をかけていただいた方がいて「講義があるので5分30秒で」と言ったら「10分はほしいです」と言われ「ごめんね。ホントに時間が無いんだ」と言って5分30秒を強要するという大人げなさを発揮して勝利。しかも結局講義はさぼり(笑)、少年よりも長く将棋会館にいたというおまけつきでした。
今の目でこの将棋だけ見ると正直お互いに初段以下なんじゃないか?という風に見えますが(社団戦の札幌将棋クラブの助っ人選手と旭川チームの7勝1敗の中学生コンビにこの将棋の感想を伺ってみたいところです)その後少年はぐんぐん実力を伸ばし平成27年現在北海道トップクラスの若手実力者となりました←今ここ
平成28年3月この選手を中心とした十勝支部が支部団体戦の北海道代表となり同年4月には東日本大会を制し支部団体戦北海道地区3連覇を成し遂げるのでした!
という筋書きを勝手に作っておきますのでチーム十勝の皆様が私の妄想を実現してくださることを期待しております。

開始日時:2004/07/17(土) 00:00:00
先手:私
後手:少年
手合割:平手
▲7六歩  △3四歩  ▲2六歩  △8四歩  ▲2五歩  △8五歩  
▲7八金  △3二金  ▲1六歩  △8六歩  ▲同 歩  △同 飛  
▲8七歩  △8四飛  ▲2四歩  △同 歩  ▲同 飛  △2三歩  
▲2六飛  △7二銀  ▲3八銀  △1四歩  ▲7五歩  △8二飛  
▲7七桂  △6四歩  ▲9六歩  △4一玉  ▲6八銀  △6三銀  
▲7六飛  △4二銀  ▲4八玉  △3一玉  ▲3九玉  △3三角  
▲9七角  △2二玉  ▲6六歩  △7二金  ▲6七銀  △9四歩  
▲5六銀  △2四角  ▲6八金  △8三金  ▲6五歩  △同 歩  
▲6四歩  △同 銀  ▲7四歩  △6二飛  ▲7三歩成 △同 金  
▲8五桂  △7五歩  ▲7三桂成 △同 桂  ▲7八飛  △3三角  
▲7四金  △8五桂  ▲8六角  △7六桂  ▲6三歩  △7二飛  
▲6四金  △6八桂成 ▲同 飛  △6六金  ▲4六桂  △7七桂成 
▲3四桂  △1二玉  ▲1五歩  △6八成桂 ▲1四歩  △1六歩  
▲1三銀  △同 桂  ▲同歩成  △同 玉  ▲2五桂  △1二玉  
▲1三歩  △2一玉  ▲3三桂成 △同 銀  ▲6二歩成 △同 飛  
▲5三金  △8二飛  ▲2二歩  △同 銀  ▲7五角  △7九飛  
▲9七角打 △9九飛成 ▲4二金  △8六歩  ▲同角上  △同 飛  
▲3二金  △同 玉  ▲4二角成 △2一玉  ▲3二金  
 まで、107手で先手勝ち



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