・先日の例会で今年の高校選手権の個人戦ベスト32の選手と指した
振り駒の結果先手が私。後手の駒組みが非常に怪しい・・・
まだ怪しい・・・
正体を現した!
ものすごい隙だらけに見えたので、無理やり仕掛けてみたがどうだったか?実戦はここで△33角だったので、▲同馬以下捌けたと感じたが(もっとも見るからに振り飛車の手ではあるのだが)、一番気にしてたのは△36歩と強気に来られる手。これに対しては①▲44歩か②▲21馬とすることになりそうだが、そこまで自信があったわけでなく、結構不気味である。後手も居玉なので踏み込むには勇気がいるだろうが、こちらも駒損必至なので、これはこれでありだったかな?と思う。
そういうことをやったらダメなのを重々承知で書けば、隣でクラブの会員と子供教室の生徒が駒落ちで指しており(この日は1名だったため、例会に参加してもらった)そっちばかり見ていたので、内容が非常にお粗末な面はあるのだが、それにしても上手に指したほうだと思う。容姿が大人びすぎて全然気づかなかったが、元の子供教室の生徒さんが将棋部に入部したということだった。(ちなみに、元教室の生徒は2名将棋部に入部した)
当時形もなにもなかったのだが、いつの間にか振り飛車を覚えて、高校大会で好成績を残した。当時は全くわからなかったが、ものすごい「受け将棋」だということがわかった。この長所をより伸ばしてほしいと思う。
話は変わって最近非常に勉強になったお話
「指導」及び「接待」についてということで、先日に続いてとある指導者の方に伺った
要約すると「初心者教室で講師に①相手の駒を取らない、②自分の駒は取らせる、③玉は2段目より上に行かない。というルールで指してもらったが、講師がなかなかその通りに指せない。「指が勝手に動く」とのことだが、子育て中か子育ての経験のある方のほうが抵抗なく受け入れてくれ、さらに子供向けの教室の場合、小中学生のほうが教えるのはうまい。先生よりも兄貴分的な存在のほうが相手も受け入れやすいのでしょうか」とのこと。
これは勉強になった。まず、そのルールでやれと言われたら非常に抵抗がありストレスがたまるだろうし、大人が教えるよりも近い世代の子が教えるほうが受け入れやすい。という話は将棋に限った話ではなく、どこ行っても使えるお話だと思う。
この手の話の起案は私ではないのだが、聞いてよかったと心の底から思った。教える側もやはり勉強しないとね。