・明後日は子供教室と月例会がある。すごく久しぶりな気がするが、「将棋勘」を少しでも戻すことができればと思っている。
さて、伊達支部のブログを拝見しての個人的な意見。管理人様がもしここをご覧になることがあれば適当にお読みいただければと思います。(コメント投稿しようかと思いましたが長くなりそうなの)
「生徒の集中力が無くなってきていると感じる」とのことでしたが、「プロ棋士の実戦譜の解説」は多分難しすぎるし「子供目線」ではそんなに面白くないのではと思います。たとえば私は競馬とボクシングの観戦が大好きなのですが、どちらも状況が違うと面白さがかなり変わってきます。ナリタブライアンの菊花賞なんかは「弟は大丈夫だ、弟は大丈夫だ、弟は大丈夫だ、10年ぶり、10年ぶりの三冠馬、そして2着はヤシマソブリンで堅そうだ。ナリタブライアンだ、ナリタブライアン、三冠馬!!!」っていうSアナの名実況があってこそ感動するのであって機械的な実況で見るとそんなにすごいと思わないですし、リゴンドーの超絶ディフェンス集という動画を見て、私はあれ「すっげ!」って思うんですが、あまり興味のない人にあれ見せても「井上とか内山みたいに派手に倒さないとね」とか言われて終了してしまいました。(蛇足ながらこの人も「山中-モレノ第1戦」の2ラウンドハイライトシーンでモレノが山中のワンツーをかわすシーンは「人間業じゃねぇ」と感動してました)
で、結局何が言いたいかというと、興味のない人や内容が理解できない人からすると「強い人の将棋を見るだけというのは苦痛」なのではないかということ。
その時間をほかのことに費やしたほうが良いのではないかと思います。たとえばですが、どうしてもプロ棋士の将棋を見せたいのであればプロ棋士の将棋を部分的に抜粋して「指定局面」にして指させるというのも一つのやり方ではないかと。
あと、これは私常々言っていますが、学校の授業より長い時間は集中力が持たないと思っているので30分から45分くらいまでで一度切ったほうが良いと思います。
最近の私の結論としてアマ5級以下の子については実戦8、その他2で良いのではないかなと思っています。難しいことは本当の意味で将棋が好きになってからで良いのではないかなと思います。
お互い色々と試行錯誤の日々ですが頑張りましょう!