・今日は夏休みこども教室がありました。当初参加人数は6名とのことでしたが、その後増えて8名となりました(なお、1名欠席がありました)
一番最初に「全く初めての子手を上げて」と聞くと1名だけ(この子については一番最初に保護者の方からも初心者OKですか?と聞かれてました)だったので「今日はそういう子のための教室なので、知ってる子ももう一度確認する意味で聞いてください。そんなの知ってるとかそういうことを言わないでわからない子に教えてあげるくらいの優しさを持ちましょう」と前置きをして開始。
駒の動き方→符号の見方→ルール→王手とは→詰みまでで一通りだったのだけど、ルールくらいのところで「全部知ってるから普通の将棋指したい」と言い出す子が出る。想定の範囲内だったので「それを我慢するのも勉強」と言って却下。ルールと王手とはの間に駒の取り方もあったのだけど、時間の切迫と我慢の限界を考慮してほぼ割愛。その後王手とはに言ったところでまた「こんなの知ってる」が出たのでものすごい簡単に説明した後に「それを言わないっていう約束だったよな」と軽い説教。
一応詰みまでやって練習問題(1手詰が7問)をクリアした子だけ対局を許可した。最終的には一番最初の初心者の子を除いて全員対局コーナーへ行った。なんだかんだ言いつつホントにノーヒントで1手詰ができた子一人もいなかった気がするが・・・
さて、初心者の子に途中で飛ばした王手とはから説明を再開したが、これが非常に苦労した。
たとえばこの図面。基本的に王手に対しては①逃げる、②取る、③例外として合駒の三つと言うことを教えたうえで「さあ、どうする?」と言ったら「・・・・・」、間をおいて「王手に対してはどうするって言ったっけ?」と言っても「・・・・・」万事がこんな感じ。最終的には例題7問を補助付きでクリアすることができたが・・・
これは説明するのに5分から10分はかかったと思う。駒の性質も理解できてなかった面もあるが、一番つらいのは「反応が薄いこと」である。何を聞いても答えが返ってこない。うちの教室にもこのタイプの子が2名(1名はほぼ克服した)いるが、久しぶりに苦労した(コミュニケーション的な意味で)。
来週は一応できる子は対局中心にし、今回の内容を理解できてない子についてはおさらいからスタートである。何とか今日の内容だけは全員に理解して帰ってほしいと思っている。