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Channel: 札幌将棋情報のブログ
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きつめに

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・先日の大会の決勝から(B級)

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角換り?相棒銀という非常に珍しい戦型。「△95同香は通常攻めが続かないんだよ」と何度となく教えているのだけれどこれにこだわりがあるらしい。▲97歩と打たれたらどう捌くんだろう?という気がするが、先手も受け方がわかってないので▲96歩と打った。こうなるなら確かに△95同香のほうが得な気がするね・・・

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ある意味難しくて形勢がよくわからない局面。実戦は▲88香という大悪手だったので後手の楽勝形になったが、代わりにどう指すのが良かったのか?感想戦では▲94歩を提示したが(いわゆる死んだふり)微妙か?ほかに見えるのが▲56角だがうまい受けを出されるとひどいことになりそうな気がする。▲92歩という超スローボールも見えなくもないがこれはさすがに間に合わないか・・・?

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後手が大必勝形になったのだが決め方が問われる。実戦は△88銀と打ったのだが、筆者はこれを否定した。筋の良い手とは思えず重たい手だからなのだが、二日たって改めて見てみると確実に飛車が取れるのでこれはこれでありだったと思う。感想戦では「△97歩と打つ一手」とまで断言したけど△88銀もなかなかの手だったと思う。この辺は教える側として大いに反省をしたい。

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実戦はここで△27角成とした(必至)のだが「このくらい詰ませて」と厳しく言ったあとに「決めれるとこでは早く決めてください」とかなりきついことを言いました。持ち時間10分も余してこれを詰まさなかったらさすがに言います。
私自身は初心者と「もう言っても仕方ない人」には基本ほめ言葉しか言わないけど、ある程度強くなった子やこれから伸びそうな子には結構厳しい言葉を浴びせてます。今の高校生世代の前の世代の子たちはかなりのことを言ったと思う(特にK野、Y沢、S本の3氏は相当言ったと思う)ので、保護者の方からは結構反感を買ってるだろうなと思っている。この大会のB級優勝の子やA級に出場した中学生君なんかはかなりのことを言っているが、「3つ叱って1つか2つほめる」のが私の教育方針だと思っていただければ幸いである(この子たちはすでに「オヤジ」どもを超えてしまっているので私が言わないとほめられるだけになり成長が止まってしまうと思うから、これからも少し厳しめに言います)
とはいえ、本心を言えばこの将棋に限って言えば「あからさまな悪手」は無かったと思っている。
現状の力を考えれば100点とは言えないがそれに近い出来だったかな。



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