・昨日の函館ブログに「名物おじさん」の話が取り上げられていました。
あの話題に触れてくれてありがとう(笑)。私の中では貴重な存在です。
それはともかくとして、最近の悩みの一つに(というか結構前から)子供が全く序盤の勉強をしないことが挙げられます。
基本的に私の場合は手取り足取りという教え方はしないので「自分で勉強できることは自分でやって」と思ってるんだけど、2年も3年も序盤戦術が全く進歩しない子とかが普通にいるのでいい加減教えないとなと思い始めた。中には成長が感じられる子もいるんだけどね。高校生まで含めてほとんどの子に言えることだけど初見で強いなと思った子ほどその後いまいちな気がしている。何でだろうか?
古い話だけど女子選手が相手関係なしに▲35歩とか△75歩を伸ばして振り飛車にするタイプだったので「難しいし、ちょっと序盤のうまい人なら簡単にとがめられるからやめたほうが良いですよ」という趣旨のレポートを送ったことがあったけどついに最後までそれで押し通してたね。女子の部だから良かったけど(いろいろと理由はあるけど一番は振り飛車党が多いから)男子ならほとんど勝てなかったと思う。
失敗してみて自分なりに修正をしてみてまた失敗してそれをまた修正していく。これの繰り返しで成長していくものなんだけど「初めにうまく行きすぎる」と最初の快感?が忘れられないのか非常にこれにこだわってしまう。10枚落ちでの浮き飛車なんかもそうだし、右四間飛車や横歩取り45角みたいのもそう。これらは教えちゃいけない戦法上位を占めてると思ってる(こういうのを自分で勉強してやってくるような子はうまく行かなかったらまた違うことを考えるはず)
いいかげん普通の対抗系くらいはできるようになってほしいなと思い始めたので今月からは少し考えようと思ってます。
話は戻って、どうしても▲35歩伸ばした振り飛車にこだわりたかったのであれば立石流まで行きつければ完璧だったのに。女子の部だとほとんど出番なしだろうけど(くどいようだけど相振り飛車がほとんどのはずだから)有段者の男子でもいきなりやられたら対応できない可能性がありそう。これを余裕で対処してくるような相手なら初めから勝ち目はないようなレベルの相手のはず。(ま、もっともそこまで真剣に将棋にのめりこんでもいないだろうけどね)