・子供教室の教材作りとして自分自身がひたすら激指と駒落ちを指しまくった。8枚落ちが10局、6枚落ちが10局、いずれも4段設定で矢倉棒銀4局、四間飛車3局、中飛車3局とした。
やってみた感想として矢倉棒銀は一番勝ちやすい。個人的に平手で慣れているのが一番の理由だろうが攻撃面では飛、角、銀、桂、香のコンビネーションで攻めることができ、守備面ではやはり堅い(ついでに上が広い!)といいことばかりである。
続いて四間飛車。正直これが一番苦労した。3つの戦法の中では一番攻撃力に乏しく抑え込まれやすい。平手や飛車落ちでは優秀な戦法と思っているけど(飛車落ちでは引き角と並んで優秀だと思っている。一番ダメなのは右四間飛車!)2枚落ち以下ではむしろ悪形なんじゃないかとまで思った。
最後に中飛車。これは一番攻撃力が高い反面攻めが切れやすい面も感じられた。(実は6枚落ちで1回だけ入玉されて負けたのがこれ)
弟子たちの駒落ち卒業検定は3つの戦法すべてで私に勝ち最後に好きな戦法で勝って4連勝した時に初めて卒業としようと思っている。それができたときには平手でも矢倉や美濃囲いに囲って戦ってくれると信じてます。
駒落ちと言えば田舎では2枚落ち以下ならプロにも勝てるんじゃないか?という意見をたまに聞くけどこれってとんでもない大間違いだと思ってる。日高ではそこそこ強い部類に入るおじちゃんたちが私とあの方の東日本チャンピオンコンビに6枚落ちとかで普通に負けてるという事実を考えたらプロの先生に2枚落ちなんて普通に無理よ。
渡辺、湯上、武田、工藤、横山(大)、金澤、吉田、滝ノ沢、和田(竜)、今井・・・勝手にお名前を上げさせていただいて恐縮だけど私の狭い見識の中で2枚落ちがうまいんじゃないかな?と思う方々。
この方々に本気モードで2枚落ちの上手を持ってもらったとして10連勝できるか?って企画があったら北海道民で達成できるの3ケタ行かないんじゃないかと思ってる。私自身は10連勝どころか勝ち越しすら自信なし。謙遜でなく本気で。