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ぶっちぎられた

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・来月は総会なので、そろそろ資料作りを始める。資料第一弾として1年間の例会結果のまとめを作成する。以下2016年度の結果である。(敬称略)
勝ち3点、負け1点、引き分け2点
1位から10位まで
敦澤 74点
田村 52点
三島 50点
飯尾 37点
鳥井 36点
池田 25点
明内、門間 23点
原田 17点
原 13点
以上が上位10名

11位から
村上、藤本ひ 11点
坂本 10点
藤本あ、中原悠 9点
三浦 6点
山口 5点
中原翔、加藤 4点 

というわけで1位ぶっちぎりとなってしまった。改めて見ると私自身7月以降の例会で3局以上指した月が無いという・・・
これらの反省を踏まえて2017年度は例会のやり方を変更したいと思います。
以下は総会時に提案したいと思います。

①参加者1~5名・・・20分切れ負けor10分30秒でリーグ

②参加者6~8名・・・半数に分けてリーグ(7名時は3人と4人)を行い各リーグの優勝者同士で優勝決定戦。勝ち星が並んだ場合は抽選。なお、持ち時間は変わらず20分切れ負けor10分30秒

③参加者9名以上・・・1勝勝ち抜け2敗失格の予選後通過者によるトーナメント方式。なお、予選敗退者によるトーナメントも同時進行とする。

トーナメント優勝者はボーナスポイント5点、準優勝3点、③の敗者復活トーナメント優勝者は2点、準優勝者1点というシステムにしようかなと思ってます。可決されるだろうか?

はっきり言って

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・非常に忙しくて気づきませんでしたが地元の方から当ブログの存在に気づきましたというご連絡をいただきました。大変好き勝手なことを書いてますんで時々ご覧いただければと思います。
あと、大会お疲れ様でした!

・ということでせっかくなのでその方の将棋から(部分図)

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ちょうど一週間前に見た将棋から。正確な図面を覚えていないので部分的な終盤の考え方としてご覧いただきたいと思います。
この局面で後手の手番なので当然?△38馬と指すのだが、その瞬間後手玉は詰んでしまう。

イメージ 2
この後の詰み手順については当時説明しましたが、大事なのは47の馬がそのラインからずれると後手玉が上に逃げたときに詰みやすくなるということ。たとえば35に玉が逃げたときに▲36金と打ったりしても△同馬、▲同歩、△47玉のような感じになるとまぎれたりするのである。

イメージ 3
さて、実戦は▲39金と打ったが下手すると逆転してるかも?つまり実戦は△47馬と逃げたがこれが終盤では「ありえない手」。「終盤は駒の損得より速度」という原則から言えば馬を逃げる手はお互いに考えてはいけない手(例外を除く)。じゃあ、その速度ってなんなの?という話をするとまずは△48金と打つ。これを放っておいて▲21成桂とかすると△29馬以下先手玉は詰んでしまう(図略。詰み手順はご検討あれ)ので王手以外の手では放置は許されない。▲22銀以下追っかけるのは今度は金が持ち駒にないので詰まない可能性があるので(そもそもそれをやるなら始めから▲39金と打つ手がないという話)やはり1回は相手をすることになるのだが、△48金に▲同金は△29馬でめでたく即詰みなので▲38金と馬を取るしかないのだが、△同金(必至)の時に後手玉が詰むのか?という勝負になる。この時に持ち駒に金があると35に逃げたときに▲36金で簡単だが、銀の場合▲36銀に△47玉と逃げる手があり難しくなってしまう。その他最初の手順の時と同じ追い方をした時に▲21成桂に△12玉という手もあり詰みが難しくなる(金があると△12玉には▲22金~▲23金)
終盤で玉を詰ますのに大事な駒はなんであるか?それを見極めるのが大事です。(もっとも持ち駒が金から角に代わっても詰むかもしれませんが)

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蛇足ながら38には馬が行ったほうが良いのでは?と思われたかもしれない。しかしこれ▲39銀打という勝負手があり△同金、▲同銀、△同馬となった時に持ち駒が金になるので同じ手順で詰んでしまう。これも終盤は駒得より速度の典型的な例である。もっとも▲39銀打には△同馬、▲同銀、△同金が詰めろ(詰み手順はご検討あれ)だが、そこで▲28銀と打って「金をください」と催促して粘る手順もある。はっきり言ってどっちが勝ってるか私の棋力ではよくわからない。


一つも知りません

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・今日は札幌で普及指導員の試験がありました。(受験者は私を含めて4名でした)
詳しい内容については書きませんが、1つだけお許しくださいという問題がありました。
その問題とは・・・「将棋の駒の字体を3つ挙げなさい」というもの。「ひとっつも知らないっス」ということで答えられませんでした。みなせ(字が間違ってます)のほか行書、楷書と書いてしまいました(ネタで書いたわけではありません。素で間違えてます)
受験した経験がある方によると「できて当たり前」らしいです。なんてこったい!
その他論文および面接で答えたものとして、指導者としての心得みたいなものがありました。
ざっくり言うと「大事なのは子供が自主的に努力する手助けをすること。定跡を覚えてくるのもその手段の一つなので自分から教えることはいたしません。それは大人の常識を押し付けるだけにもなりかねないと思っています。自分の努力が実を結んだ時の喜びが楽しさに変わるはずだから。」ってなことを書いてきたし答弁してきました。プロの先生に面と向かって「大人のほうから定跡を教えるのは、子供の成長を妨げる恐れがあります」という趣旨のこと言ったの私だけなんじゃないか?って気がします。
「あなたが大変信念をもって活動しているのが伝わりました。私から申し上げることはありません」とのお言葉をいただきましたが・・・変な思想の持ち主だと思われたんじゃないか?って気がする。失格になってたら推薦人の皆様大変申し訳ございません。
いや、文字数の制限が無かったら書きたかったんだけどインターネット環境が普及してなかった頃はゲームをクリアするのに攻略本(将棋で言えば定跡本)を買ったり友達同士で情報共有したりしてクリアしてたわけで、そういうのが大事だったのかなと思ってる。ネットで検索したらすぐにクリア方法や裏技がわかるのが良いのか?と言われたら必ずしもそうとも言えないと思ってる。自分にとって聞かれてもいないのに子供に定跡を教えるというのはそれと同義だと思ってるんだけど「普通じゃない」と思われてもそこは仕方ないかなと。
ああ、そうそう。最後に「日本将棋連盟に対しての要望はありますか?」という問いがあったので「普及体験記みたいなのを書籍化していただけませんか?」と答えておいた。実はあるらしいのですが自分の意図としては一般書籍化して広い範囲の人に見ていただいて、できれば学校等の教育現場の方にも無料配布するくらいを求めていたんだけど・・・
そんなこんなで結果発表が楽しみであります。(注:落ちてたら二度と受けません)

最近は

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・今週は久しぶりに特に予定の無い日曜日になりますが、とにかくこの1か月忙しかったです。
さて、ようやく総会資料が出来上がった。来週の総会までの印刷して会員各位に配布する作業が残っている。あと少しである。

・ところで先日の指導員の試験の時に試験管の先生から「大会よりも子供教室のほうが人気がある」お話があった。まあ、そういう面はあるかもしれないですね。静内のおやじどもは心の底から大会とかを嫌うしね。
最近大会なんかやらなくてもいいんじゃないか?とすら思ってる。(あくまでも手段の一つにしか過ぎないのかなと)
そういえば大会結果について配布している事務局って全道に何人いるんだろうか?自分自身としては責任者は①告知、②準備、③当日の運営、④結果報告まで終わって責任を果たしたものと思っている。ホントは各種大会の結果については参加者および関係者には最低配布するのが事務局の仕事なんじゃないのかな?と思っているので自分は関係各位には配布するようにしている。(ちなみに苫小牧は総会資料に1年分の結果が掲載される)

・最近もう一つ思っているのは個人があまりやりすぎるの良くないんじゃないか?ということ。やりすぎると必要以上にあてにされるところがある。それ自体周囲に対する影響は良くない気がする。

意外でしたが

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・今日は普及指導員の結果の通知が来てました。はっきり言って意外でしたが合格しておりました。
論文および口述試験の印象が悪かったんじゃないかな?と思っていたので結構驚きでした。
まあ、何はともあれ合格させていただきましたので推薦人の皆様への面目が保てたとほっとしております。今後は一層の努力を重ねて地元への普及に勤しんで行きたいと思います。

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総会資料に添付した棋譜を並べていて気になった局面がこれ。昨年のクリスマス子供大会のA級3番勝負の第2局目の将棋から。先手が大楽勝の将棋だったのだがお互いに疑問手を繰り返した結果1手争いの戦いになった。実戦はここで▲11竜という度胸満点な手を指したのだが(善悪は別にして自分には指せない)後手玉は詰んでいるのか?腕に覚えのある方はこれを考えてみてほしい。
正直▲11竜以下は先手玉も詰みそうなので、詰まされたら大悪手なのだが後手も詰ませられなかったので結果論だが勝着となった。善悪や棋力は別として先手の子のこういう落ち着いたところは非常に高く評価したい。

つえ~

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・総会資料の発送は終わったので、あとは当日を待つばかりとなった。こういう準備とかも全部自分の仕事になっているけどいつまでできることやら?って思ってる。
ところで、日高報知杯なんかは地元の4同好会の持ち回り開催にしたらいいのでは?と思っている。そうすれば責任の所在もはっきりするだろうし、どこでやったら一番人が集まるのかもはっきりすると思う。
担当になった地区のやり方には一切不服申し立てしないというルールでやったらいいんじゃない?と思うが、それ以前にいつまでやるのかわからない大会でもあるのだが。

・話は変わって藤井新四段の棋譜を拝見したが、そのつえ~のに驚いた。今年のNHK杯が楽しみであります。

草一本

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・地元の学校に今月も例会がありますよ~という案内を送ったら顧問の先生から「実は異動になりました」というご連絡をいただきました。これでまた私の将棋界の恩人が一人地元を離れてしまった。3年か5年後には草一本生えない状態になるんじゃなかろうか?大変お世話になりました!

・ところで、今月は個人的な理由で子供教室を中止して、月例会だけ行うことにした。そんな中、生徒の親御さんから「日にちが入ってませんがいつやるんですか?」というお問い合わせが来た。
率直に言ってうれしかった。実際に来るかどうかは別として興味を持っていただけたと解釈している。
この子については当初早々とやめるだろうと思っていたが、なんだかんだ続けてくれて今では兄弟で参加してくれるようになった。こういう子を育てることが自分の使命だと思っているし、そういう子が育ってくれたことが何よりうれしい。
自分は教育職に就く人間ではないけれど、例えて言えば国立大に合格させることを目標とした教育が必ずしも正しいのか?という話に少し似ているかなと思っている。あくまでも我々の仕事は少しでも将棋の楽しさを知ってもらって長く続けてもらう、もしくはやめてしまったとしても今後の人生において何らかの形でプラスになればそれで終了だと思っている。その意味で言えば自分の生徒たちも離れた子が最近出てきたが最低1年以上は続けてくれたわけだからまずは責任を果たせたかな?と思っている。

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最近指した非常に気持ちの良かった将棋から。居飛車穴熊相手にひたすら端攻めで勝てれば気分爽快である。

すっかり忘れてました

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・すっかり忘れていたけど全国支部対抗戦が行われますね。北海道代表十勝支部のご健闘をお祈りいたします。

・話は変わって、日曜日の総会には参加できませんという方から総会議案についてのご意見をいただきました。ありがとうございます。当日の参考にしたいと思います。
さて、大会結果の報告についての話。私は赤旗日高予選の責任者を命じられて5年以上経ちますが必ず行っているのが赤旗さんへの大会詳細の報告。正直見てもわからない面もあるだろうし、もらってもしょうがないと思われているかもしれないですが、それでもこだわる理由は「詳細報告をしないと過程がわからない」から。順位だけ報告したところでその順位がどういう理由で決まったのか?それを公にするとこは責任者の義務だと思っている。じゃなければ極端な話責任者の裁量で勝手に順位が決まるかもしれないし、じゃんけんやくじ引きで決まってしまうかもしれない。そういった疑念が後々生じさせないためにも詳細報告は必ず必要だと思っているんだけど考えすぎなんだろうか?
自分がいついなくなっても良いように少なくとも静内の人用にマニュアルを確立させて残しておきたいなと思っている。


朗報を

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・支部対抗戦の速報によると十勝支部がベスト4進出とのことです。やりましたな!まずはおめでとうございます。明日も朗報をお待ちしております。
また、個人戦のほうも横山選手がベスト4進出とのこと。対抗戦と同じく朗報をお待ちしております。

割と本気で

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・昨日の支部名人戦や対抗戦の東日本大会の結果は素晴らしかったですね。参加された皆様お疲れ様でした。

・さて、昨日は地元で総会をやる予定でしたが役員の無断欠席により延期。怒る気力もおこんねぇ・・・
しかしまあ、うれしいことに元将棋部の選手が例会に参加してくれたこともあり個人的には楽しい例会になりました。

参加者10名
予選1回戦結果
○敦澤-原田×(2枚落ち)
×米沢-田村○(4枚落ち)
×門間-鳥井○(平手)
×三角-池田○(平手)
×三島-中原○(平手)

予選2回戦
×三角-門間○
○三島-原田×
米沢○(不戦勝)

本戦1回戦
○米沢-敦澤×(4枚落ち)
○鳥井-池田×(平手)
×三島-門間○(平手)
田村シード(中原帰宅のため)

本戦2回戦
×米沢-鳥井○(平手)
×門間-田村○(飛車落ち)

決勝
×鳥井-田村○(飛車落ち)

昨年あまりにも特定の人が勝ちすぎたので駒落ち制に戻したが、まだ手合いがぬるかったと思っている。今回の結果を踏まえてもう少し手合いを考えたいと思います(正直決勝の相手は2枚でも8割以上勝てると思う。小手先の技ばかり身について基本的な力が身についていない。慢性的な実戦不足なので仕方のないことではあるのだが・・・)

その他の感想として準決勝の相手はこの手合いで五分という感じがした。割とガチで指して超1手差だった。このくらいのスリル感があると大変楽しめる。

・例会終了後参加者の方からいろいろなご意見を頂戴いたしました。返答は長くなるんでこちらに書きます。

①駒落ちに対する抵抗感について
もともとやっていたのでその点は心配していませんでした。むしろ大人の方々は平手よりも勝負形になったので悔しさも倍増の分楽しんでもいただけたかなと思っています。子供についてはどっちでやりたい?って聞けばほぼ100%平手と答えるでしょうが、平手で指すのはおじちゃまにお任せして自分はしばらく駒落ちでやろうと思ってます。繰り返しになりますが基本的な力が全く身についてません。(ちなみにどの子も)
それなりに近いレベルの相手と(相手が少し上が望ましい)局数こなすことで成長するものと思っていますので、力差が大きいと強くても弱くてもほぼ無意味と考えています。(なお、この理屈は3年くらい前から言ってます)

②駒落ちはかえって難しいのでは?
自分自身もそれは思っていますが、定跡本的なものが平手よりも少ないおかげで逆に自分で考えないとならないので、「考える力」が身につくのでは?と思っています。そうかと言って駒落ちばかりやっても意味無いのも事実ではありますが。基本自分は平手1局、駒落ち2局の3局で1セットと考えていますね。ちなみに駒落ちは取る駒が無いのでつまらないというお話は私も聞いたことがありますね。

③高校1年生のころの自分にアドバイスをするとしたら
これも何度も書いてますが10秒将棋でもいいので最低でも1か月に100局は将棋を指しなさいと言います。少なくとも少しは将棋が指せる部員が5人以上もいる環境ならできるはず。とにかく将棋に触れることが大事だと思ってます。あとはまあ「将棋宝典」の中原名人の棋譜を並べなさいと言います。
少なくとも少年2名にはこれを言いましたが多分やってないと思ってます。
あと、これも何度も書いてますが高校生のころの自分は将棋が指せることがうれしくて仕方ありませんでした。なぜなら指せる環境にないから。(今の静内の同好会の存在も知りませんでした)
だから今のうちから将棋より面白いものがあるようだと初段になるのすら難しいと常々言ってますが割と本気で言ってますねこれは。

とまあ、こんな感じでしょうか。かなりわけのわからない答えになってしまったかもしれませんが一応このような答弁になります。



地道に

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・十勝支部の凱旋レポートが支部ブログに掲載されておりますのでぜひご覧いただきたいと思います。
とりあえず私とほぼ同じくらいの成績を収められていたと思われる副将氏の連勝記録が私と同じ11勝だったっぽいので引き分け?に終わったなら満足です(笑)。直接対決じゃ勝てそうにないのでこういうどうでも良いところで互角とか言い張ってなければ。そうそう、ちなみに苫小牧は2015年の時3人で22勝8敗でしたので、この辺は十勝支部に負けたかなと思います。(できれば抜かされたくなかった私と大将の2大会で26勝2敗の記録は保持できたっぽいのでそれだけで満足です)

・さて、話は変わって先日の話で上位の選手に基本的な力がついてないということであれば、ほかの選手はどうなるのか?というご指摘がありました。うちに限って言えば序盤の差です。そもそも「矢倉」以外の囲いを知らない人たちに実力五分以上の相手が振り飛車にしたらどういう結果になるか。相当勝てないですよ。矢倉のほうが。まして角交換振り飛車なんてやられた日には「ほぼ見たこともない戦法」なわけですから。振り飛車やってる相手のほうがやや上の力なわけだから、居飛車が勝ったほうが殊勲と言っていいくらいだと思っています。
では、力自体がほかの選手に比べてそこまで差があるか?と言われれば私個人的にはそこまでの者とは思ってないです。知識が増える=強くなるということではないと思っています。知識はあくまでも戦いを有利に運ぶための補助的なものというのが持論です。RPGに例えれば武器や防具と言った装備品みたいなものです。はがねのつるぎを装備したLV5の戦士とこんぼうを装備したLV30の戦士ではどちらが強いか?みたいなものです。知識が装備なら大局観や想像力、読みの力は本質的なパラメーターです。(HPとかみのまもりみたいなあれ)
最終的に重要なのはやはりこちらの能力だと思っています。
現在の矢倉全書(こんな本あるのかは知りませんが)をマスターした初段氏が50年前のアマタイトルホルダーに矢倉で勝てるか?って言われたら多分勝てないでしょう(と思ってます)。
これは極端な例ですがあくまでも重要なのは後者と思ってますのでこちらが思ったほど向上していないなと感じた次第。
一番の原因はやはり実戦不足だと思いますが、そこはもうどうにもできないので、一人の時でもできることをやるしかないのかと思います。それはやはり詰将棋や棋譜並べを地道にやるしかないかなと思いますが、その教科書として将棋宝典が最善ではないかな?と思い勧めています。
変な話もう定跡本は少しの間読まなくてもいいくらいだと思うので(下手するとこちらの選手の中では私の次位に知識があるような気がする)基礎修行をもう少し重点的にやってほしいなと思う次第です。あとはとにかく未知の将棋を指したほうが「自分で考える」力が付くんじゃないかなと思います。
答えにならなかったかもしれませんが、一応こんな感じの答弁でよろしいでしょうか・(メールの内容とかなり重複した面がありますが)

解けたよ

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・昨日の夜8時半前に同好会の会員から電話が鳴った。何事か?と思って出てみたら「総会資料の表紙に載ってた懸賞詰将棋が解けたんだけど解答聞いてもらえるかい?」とのこと。答えを聞いてみたらなんと正解だった(ちなみに5手詰)。正直言って解けないと思っていたので「やりますな!」と心底思ったし何よりわざわざ電話までくれたことがうれしかった。やった意味があったかなと思っている。(現在回答者2名)

・そんなわけで先週の例会の将棋から(飛車落ち)

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▲45歩が指しすぎと思った。よっぽど△53金と指そうかと思ったが大人げないかなと思ったので強く△45同桂と取ってみた。これに対して48、68、56のどこかだろうと思っていた。動いてきたからには45の桂馬を討死させに来るんだろうと思ったのだが▲46銀左。これには驚いた。これだともろに桂馬の跳得になった。形で指したのだと思うがこれでは▲45歩の意図がよくわからない。
おそらく次に▲45銀、△同歩、▲11角成を狙ったのだと思うが△33金と上がると攻め手に窮したのではないか?実戦はそのあと▲24歩、△同歩、▲22歩と攻めてきたがこれが間に合うような展開ではなくなっている。

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角をぶつけて上手好調かと思う。この後▲64同角、△同歩、▲21歩成、△65桂、▲11と、△57桂左成、▲同銀、△同桂成、▲同金、△55角(第3図)となっては上手超捌け形。

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もっともこの展開も▲56香とか打たれると上手かなり怖い(自分なら打つ)がそれを打って勝つならこの手合いじゃないと思うし、そもそも▲22歩の辺りからこのくらいの局面は想定できていいかなと思う。(手数は長いかもしれないけど難しい変化はない)
とにかく自然な手を(無理しない)積み重ねる努力をしてほしいと思う。
局後に飛車落ち定跡を教えてほしいと言われたが教えるほど詳しくないので「悪いけど知らん」と言ってバッサリ切った。冷たいと思われただろうが、それを調べるのも勉強だし必要以上に定跡や他人に頼るようになってほしくないという思いもあるので。

昨日の昼から自炊を強要されている(多分今日の夜まで)。

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昨日の昼食(天ぷらそば)自作の天ぷらが大失敗で衣(らしくもの)が粉っぽいだけのものとなった

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夕食(昼の余りの天ぷらもどき以下手抜き)

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朝食(バターライスとチャーハンの中間のような謎の飯)

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そして今日の昼食(酢飯に大葉、たこ、ほたて、サーモンを混ぜただけのもの)

名将伊達正宗公が太平の世になったのち「料理心の無いものは貧しき心の者なり」とのお言葉を残されたらしいので自分で作りましたが・・・貧しき心の持ち主でいいです(泣)→直訳すると作るのめんどくさい




























































お答えします

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・先日の「将棋宝典を読んでください」という話について地元の方からコメントいただきましたのでお答えします。

Q 低学年の子には漢字が多く難しい本ですね。
A まずは下巻の実戦集をひたすら並べてください。お子さんがご自身で並べられるのが理想ですが、それが難しいなら最初のうちは保護者の方が一緒に並べながら棋譜の読み方を教えてあげていただければと思います。なお、実戦集は中原の居飛車(相居飛車)、中原の振り飛車、中原の対振り飛車に分かれていますので中原の居飛車は後回しにして中原の振り飛車と中原の対振り飛車から並べたほうが良いと思います。指し手の意味は分からなくて良いので、まずは振り飛車という戦法とそれに対してどういう陣形を組んでいるかという「形」だけでいいので覚えてください。20数局あるはずです。最後のほうの古典の将棋は時間があれば並べてみてください。(あと詰将棋も掲載されております)
その他浦河の図書館にある本では石田和雄先生のどんどん解ける1、3、5手詰み(だったか)の本と高橋道雄王位の3手5手、それから児童書コーナーにある中原、羽生、武市先生方の詰将棋や次の1手問題等があるはずなのでそれらをまずは読んでみてください。将棋世界は現状では難しすぎるのであくまでも「読み物」としてとらえておいていいと思います(もっとも図書館のお姉ちゃんがもう入荷しないようなことを言ってましたが・・・)
あと、5月の静内例会および子供教室については5月14日にアマ竜王戦の苫小牧予選があるので私が「間違って」代表にならなければ28日に行う予定です。(その前に出場できない可能性も否定できませんが)


第54回朝日職体戦 速報

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・今日行われた第54回朝日職場対抗戦の結果(A、B級のみ)は以下の通りです。

A級
1位 たむら~ず(浦河) 4-0
2位 帯広柏葉 3-1
3位 NTT codomo 3-1
4位 シモンズ 3-1
5位 三匹のライオン 3-1
6位 札幌駅前1 2-2
7位 道庁A2 2-2
8位 道庁A1 2-2
9位 札幌駅前2 2-2
10位 みずなら将棋好き
11位 チーム石狩 2-2
11位 みずなら王将 2-2
13位 苫小牧 2-2
14位 おれたち100% 1-3
15位 酪農大 1-3
16位 みずならボーイズ 1-3
17位 健土健民 1-3

全勝 佐藤樹(NTT)、大谷(たむら)、田村(たむら)

B級
1位 札幌弁護士会B 3-1
2位 札幌弁護士会C 3-1
3位 ラッキー札幌駅前 3-1
4位 厚別歩みの会B 2-2
5位 にこにこほったくん 2-2
6位 札幌駅前E 2-2
7位 小樽 2-2
8位 道庁B 2-2
9位 啓明湯 1-3

以上です。なお、S級につきましては私が確認してくる時間が無かったので掲載できませんでした。
 

朝日職場対抗戦 レポート

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・第54回朝日職場対抗戦の結果続きです。

S級
1位 ストレートフラッシュ
2位 道庁S
3位 とまチョップ(狩野、吉田、斉藤豪)

以上です。参加されたチームの皆様、運営の皆様お疲れ様でした。

・というわけでうっかりA級で優勝してしまいましたので1回戦からレポート。

1回戦 3月のライオン
○田村-古屋●
○大谷-酒井●
●笹木-松倉○

1回戦から強いチームと当たってしまいました。私の相手はどこかで拝見したお名前だと思っていたら昨年の自民党B級で優勝された方。

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最近多用しているノーマル四間飛車。左辺を後回しにして銀冠を急ぐという構想を試してみたが△72飛で早くも困った。某小樽の方が「▲67銀~端攻めするんじゃなかったけ?」と言っておられましたがそれは△75歩、▲同歩、△64銀で困るんですが・・・


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泣きそうな局面になっております。△86歩なら終わってる気がしますが(▲86同歩に△85歩が激痛かと。なお、△88歩は見なかったことにして端攻め。▲86同角は1秒も考えませんでした)△64歩からの一歩交換だったので▲63歩という嘘くさい手が出ました。

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左辺は甚大な被害を受けておりますが、ここまで来たら▲14歩からの端攻め一点勝負。これが功を奏し逆転勝ち。「端攻めだけであんなに攻めが続くと思わなかった」との感想がありましたが私自身は居飛車穴熊に対する端攻めは銀1枚分以上の価値があると思ってます。(つまり銀損くらいまでなら端攻めだけで互角になるんじゃないかと)
内容はともかく勝ち。終盤で時計を押したつもりになってましたが押せてなかったようで相手の方の着手直後に私の持ち時間が切れそうになり時計だけ押しました。クレームが入ったらアウト判定だったかも。この点はホントに申し訳なく思っております。

2回戦 みずなら王将
○田村-小林●
○大谷-船尾●
○笹木-江尻●

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▲65ポンに対するこれ。端歩の関係がなんとなく嫌な予感がしつつとりあえずやってみましたが・・・


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どうせ△76飛車回れるからと深く考えずに△87歩打ったがよくよく考えてみると△88歩成の瞬間に▲97角があるのでどの道歩を成れないことに気づいてしまった。それならば単に△76飛車だったかと大いに反省。実戦は△87歩に▲66角だったので△55銀以下勝ち。


3回戦 札幌駅前2
○田村-森田●
○大谷-竹田●
●笹木-杉浦○

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すごく久しぶりに指した矢倉棒銀。決まってるのかどうかよくわからないけど△26歩、▲22成銀、△44角、▲21成銀、△99角成・・・何とも言えない


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△42玉に▲21角。正直この将棋はもらったとか思ってたんですが、巧妙な受けとしょぼい寄せのせいで全く寄らなくなってしまった。まずは△14角が攻防手。これには▲44歩が良かった気がするが大した考えずに▲32銀。これが躓きの始まり。△33金とよけられると空振り感が半端じゃない。▲43金は過剰投資なので遅ればせながら▲44歩だがそれなら▲32銀打たないで打ったほうが圧倒的に得。以下△44同金に桂馬を36と56どちらに打つか迷った挙句56に打つ。36のほうが角道を止めて良いとは思っていたのだが56のほうが攻めに効くとか余計なことを考えてしまった。

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秒に追われて△32銀の角取り。以下▲53成銀、△21銀、▲75桂で後手玉も寒くなってきた。お互い秒読みで実戦心理としては逆転だと思う。最後は77の桂馬を65に跳ねて勝ち。非常に苦しい将棋でした。
ところでわたくしぜひとも帯広柏葉と対戦したかったのですが(というか大将と)2Rで駅前2に敗れたことで実現しなかったという。多分勝ってたら当たったんじゃないかと。それだけちょっと残念でございました。(そんなわけで密かにチームも私個人も仇を取っておきました)

最終戦 シモンズ
○田村-中矢●
○大谷-下川部●
●笹木-下○

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実は全く勝てる気しない相手だったりするんですが、これまたすごい久しぶりに矢倉中飛車。相手の方からも副将からも「矢倉中飛車は意外でした」との感想がありました。一時こればかりやってましたので。私が先手を持ったら潰される自信がありますが、全然決まんなくて困りました。
まずは▲68銀右。この形の常とう手段として△14歩と突いたら時間差で▲35歩。これには焦りました。

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見るからに攻めが空振りしてる感じ。とはいえ△54歩と打ったら決まってるんじゃね?とか寝ぼけたことを考えていたら堂々と▲64銀出られて飛び上がりそうになった。どう考えても香車を取る以外にないのでとりあえず香車を取りましたが▲73銀成、△52金、▲77桂で早くも必敗形になってしまいました。

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秒に追われながら△95桂という嘘くさい手を出す。これに▲96歩という男らしい手が来たので△87桂成、▲同玉、△73飛、▲同桂成、△58馬・・・勝負形になった気がします。

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入玉されるとアウトなのでどうにかしないとならないですが、まずは△86歩の王手。実は同玉のほうが困る気がしますが多分同竜だと思ったらビンゴ。以下△76馬、▲同竜、△75銀と上から押さえつけることに成功。44の角が落ちているので勝ってるかどうかは別としてもう切れる心配はなくなった。

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といいつつ結構切れてる気がしてた。▲78金打なら続かないんじゃないかという気がするが秒に追われて▲79桂だったので△77角以下必至をかけて勝ち。なんかホント申し訳ないくらいの大逆転でした。

というわけで結果は望外の優勝となりました。遠方からご参加いただきました笹木さん、レンタル移籍でご出場いただきました大谷先生、ありがとうございました!次回は佐々木治夫杯にて宜しくお願いいたします。

追記① ― 開会式で横山大樹選手の抱負がありましたので、「十勝支部の昇段報告はないんですが?」とヤジを飛ばそうかと思いましたがやめておきました。佐々木治夫杯の前夜祭では3人そろってご報告お願いいたします。

追記② ― 表彰式終了後帯広柏葉の大将から「優勝おめでとうございます。これが東日本大会優  勝と準優勝の差ですね」と祝辞なんだか嫌味なんだかわからないお言葉を頂戴いたしました。というかそれ佐々木治夫杯の前夜祭でI川さん(兄)が言ったセリフそのままやんけ。

追記③ ― いろいろな方とチームを組みましたが大谷選手は非常に安心感がありました。今だから言えるけどとまチョップの大将は異常に序盤の詳しい大学生とかに変態なことをやられて負けるんじゃないかとか常にそういう不安があったけど、普通に指して普通に勝つ。こういう方団体戦だとホント助かります。

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優勝トロフィー


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見えにくいけどB級の結果


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同じく見えにくいけどA級結果

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最後に恒例の残念な棋譜集。終わってみると泣きたくなる将棋ばかりでした。

開始日時:2017/04/29(土) 00:00:00
先手:私
後手:三匹のライオン
棋戦:第54回朝日職場対抗戦
戦型:四間飛車対居飛車穴熊
手合割:平手
▲7六歩  △8四歩  ▲7八銀  △3四歩  ▲6六歩  △6二銀  
▲6八飛  △4二玉  ▲3八銀  △3二玉  ▲5八金左 △5四歩  
▲4八玉  △3三角  ▲3九玉  △2二玉  ▲4六歩  △5三銀  
▲3六歩  △1二香  ▲3七桂  △4四歩  ▲2八玉  △1一玉  
▲1六歩  △2二銀  ▲1五歩  △5二金右 ▲7七角  △4三金  
▲2六歩  △3一金  ▲2七銀  △8五歩  ▲3八金  △7四歩  
▲4七金左 △7二飛  ▲6五歩  △7五歩  ▲同 歩  △同 飛  
▲6七銀  △7三桂  ▲6六銀  △7六飛  ▲5六歩  △4二角  
▲6七飛  △6四歩  ▲同 歩  △同 銀  ▲6三歩  △6五歩  
▲5七銀  △5三角  ▲4五歩  △8六歩  ▲同 歩  △8八歩  
▲4四歩  △同 金  ▲4五歩  △4三金  ▲1四歩  △同 歩  
▲1三歩  △同 香  ▲2五桂  △8九歩成 ▲6二歩成 △同 角  
▲1三桂成 △同 桂  ▲1二歩  △同 玉  ▲1四香  △2一桂  
▲1九香  △1六歩  ▲同 香  △1五歩  ▲同 香  △5一角  
▲4四歩  △5三金  ▲1三香成 △同 桂  ▲同香成  △同 銀  
▲4三桂  △1四香  ▲1六歩  △2二金  ▲5一桂成 △4五香  
▲3七金寄 △5五歩  ▲2五桂  △2四銀  ▲4三歩成 △同 金  
▲3一角  △4二歩  ▲4四歩  △同 金  ▲4二角成 △5四金  
▲5五歩  △同 銀  ▲同 角  △同 金  ▲3三銀  △2一桂  
▲2二銀成 △同 玉  ▲3二金  △1二玉  ▲3一馬  
 まで、119手で先手勝ち

開始日時:2017/04/29(土) 00:00:00
先手:みずなら王将
後手:私
棋戦:第54回朝日職場対抗戦
戦型:四間飛車対急戦
手合割:平手
▲7六歩  △3四歩  ▲1六歩  △1四歩  ▲9六歩  △9四歩  
▲6八飛  △4二玉  ▲4八玉  △3二玉  ▲6六歩  △6二銀  
▲3八銀  △8四歩  ▲3九玉  △8五歩  ▲7七角  △5四歩  
▲7八銀  △5二金右 ▲2八玉  △4二銀  ▲5八金左 △5三銀左 
▲4六歩  △4二金上 ▲6五歩  △7七角成 ▲同 銀  △5五角  
▲4七金  △7七角成 ▲同 桂  △8六歩  ▲同 歩  △同 飛  
▲8八歩  △8七歩  ▲6六角  △5五銀  ▲同 角  △同 歩  
▲7五角  △7六飛  ▲6六角  △7九角  ▲6九飛  △8八角成 
▲8五銀  △6六飛  ▲同 飛  △7七馬  ▲6九飛  △8八歩成 
▲6四歩  △同 歩  ▲8三飛  △9三桂  ▲9四銀  △7八と  
▲6三歩  △同 金  ▲5九飛  △6七角  ▲9三銀成 △同 香  
▲5八飛  △6八と  ▲4八飛  △5九と  ▲4五桂  △5四銀  
▲9三飛成 △4四歩  ▲3三香  △同 桂  ▲同桂成  △同 玉  
▲9一竜  △4一桂  ▲6一竜  △4九と  ▲同 銀  △7一金  
▲同 竜  △同 銀  ▲3六歩  △8九飛  ▲5八金  △同角成  
▲同 銀  △3九銀  ▲1八玉  △4八銀成 ▲同 金  △3九飛成 
▲2五桂  △4三玉  ▲3七銀  △1五歩  ▲4九金  △3八飛  
▲2八角  △3七飛成 ▲同 角  △1七香  ▲同 玉  △1六歩  
▲2六玉  △1五金  
 まで、110手で後手勝ち

開始日時:2017/04/29(土) 00:00:00
先手:私
後手:札幌駅前2
棋戦:第54回朝日職場対抗戦
戦型:矢倉急戦棒銀
手合割:平手
▲7六歩  △3四歩  ▲2六歩  △4四歩  ▲5八金右 △4二銀  
▲2五歩  △3三銀  ▲3八銀  △3二金  ▲2七銀  △3一角  
▲2六銀  △5二金  ▲4六歩  △4三金右 ▲4五歩  △同 歩  
▲1五銀  △4二角  ▲2四歩  △同 歩  ▲同 銀  △2二歩  
▲2三歩  △5四歩  ▲2二歩成 △同 銀  ▲同角成  △同 金  
▲2三銀成 △2六歩  ▲2二成銀 △4四角  ▲2一成銀 △9九角成 
▲2六飛  △2四歩  ▲7八銀  △3三角  ▲3一成銀 △2五香  
▲6六飛  △同 角  ▲同 歩  △3九飛  ▲6八玉  △6六馬  
▲7七角  △同 馬  ▲同 桂  △4二玉  ▲2一角  △1四角  
▲3二銀  △3三金  ▲4四歩  △同 金  ▲5六桂  △5五金  
▲4一成銀 △5三玉  ▲4三銀成 △6二玉  ▲4二成銀引△2九香成 
▲5二成銀寄△7二玉  ▲5三成銀寄△8四歩  ▲5四成銀 △4六金  
▲6七玉  △1九成香 ▲5三成銀引△7四桂  ▲6六歩  △5一香  
▲7五歩  △5三香  ▲7四歩  △3二銀  ▲5三成銀 △2一銀  
▲7五桂  △9四角  ▲7六香  △6二銀  ▲6五桂  △5三銀  
▲同桂成  △6二銀  ▲5四銀  △5三銀  ▲同銀成  △5八角成 
▲同 金  
 まで、97手で先手勝ち


開始日時:2017/04/29(土) 00:00:00
先手:シモンズ
後手:私
棋戦:第54回朝日職場対抗戦
戦型:矢倉中飛車
手合割:平手
▲7六歩  △8四歩  ▲6八銀  △3四歩  ▲6六歩  △6二銀  
▲5六歩  △5四歩  ▲4八銀  △4二銀  ▲5八金右 △3二金  
▲7八金  △4一玉  ▲2六歩  △7四歩  ▲6九玉  △6四歩  
▲2五歩  △6三銀  ▲2四歩  △同 歩  ▲同 飛  △5二飛  
▲7七銀  △5五歩  ▲2八飛  △2三歩  ▲5五歩  △同 飛  
▲7九角  △7三桂  ▲6七金右 △5一飛  ▲4六角  △6二金  
▲5六歩  △3一玉  ▲3六歩  △5五歩  ▲5七銀  △5四銀  
▲3七桂  △6五歩  ▲6八銀右 △1四歩  ▲3五歩  △6六歩  
▲同 銀  △6五銀  ▲5五銀  △5四歩  ▲6四銀  △9九角成 
▲7三銀成 △5二金  ▲7七桂  △4四香  ▲4五桂打 △同 香  
▲同 桂  △4四歩  ▲6六歩  △4五歩  ▲6四角  △5三金  
▲8六角  △8五歩  ▲5三角成 △同 飛  ▲6五桂  △4三飛  
▲5七銀  △8九馬  ▲6八玉  △3六桂  ▲2九飛  △7八馬  
▲同 玉  △3八角  ▲9九飛  △4七角成 ▲5二銀  △9五桂  
▲9六歩  △8七桂成 ▲同 玉  △7三飛  ▲同桂成  △5八馬  
▲8一飛  △2二玉  ▲4四角  △3三銀  ▲8五飛成 △6七馬  
▲6八金  △8六歩  ▲同 竜  △7六馬  ▲同 竜  △7五銀  
▲3三角成 △同 桂  ▲7四成桂 △8六歩  ▲同 竜  △8八金  
▲同 玉  △8六銀  ▲8七歩  △7六金  ▲7九桂  △7七角  
▲7八玉  △8八飛  ▲6九玉  △6八角成 ▲同 銀  △4八桂成 
 まで、120手で後手勝ち









簡単に告知

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・先日の朝日職場対抗戦の開会式にて発表されたお話を改めて告知。
5月4日「Abema TV」にて北海道の横山大樹赤旗名人と藤井聡太四段の新人王戦が放送されますのでぜひご覧いただければと思います。

その他、NHK杯戦を拝見して宮本五段と現十勝名人が似てると思ったのは私だけだろうか?

覚えておいて

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・先日の横山大樹さんと藤井四段の一戦は面白かったですねぇ。実際のところは私のレベルではわかりませんが、途中は有利だったようにも見えました。大変お疲れ様でした。

・話は変わって、図書館の新聞縮小版で全道選手権の記事を見てきました。平成元年から平成5年くらいまでのトーナメント表を見てきましたが、今と出場者がかなり違ってて驚きました。全然存じ上げない方もたくさんおられましたが、釧路のY木さんが初出場でベスト4だったり、O八木さんがわずか4、5年の間に2回も地区代表になってたり、とある地区の現幹事長の17歳のお写真がすさまじい美男子だったり、出場者の写真とトーナメント表だけで時間がつぶせましたね。(北海道将棋界でトップクラスの美男子は某東の支部の2代前の幹事長(山崎プロに似た方)と5年以上前に書いた記憶がありますが、あの方の写真もイケメンでしたね。誰のことかはあえて書きませんので北海道新聞の縮小版をご覧あれ)

(第1図)
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それはともかくとして、朝日職場対抗戦の時にバスの中で見た局面から。世間一般的に成立しない攻めと言われているこの将棋から。以下△25歩、▲21歩成、△26歩、▲22と、△27歩成、▲32と、△38と、▲33と(第2図)。△25歩が古来より?伝わる手筋中の手筋。これに▲25同銀は△22飛、▲34銀、△29飛成で振り飛車よしというのが言い伝えである。(実際これも最後に▲39歩とか打って居飛車が勝ってるのを何度か見たことがあるわけですが・・・)

(第2図)
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本にはここで△28飛、▲34と、△29飛成、▲44と、△71角、▲54と、△65銀、▲55と、△76銀、▲86飛(図略)と掲載されている(なお、最後▲86飛に△69竜~△85金で振り飛車よしとある)が途中△29飛成のところ△47銀は無かったのだろうか?

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取るのは結構勇気がいる気がするが(取って△37とに▲39銀、△29飛成、▲37金、△39竜とあえて銀を一枚取らせるのも考えたが・・・)▲68金寄、△48と金という物量攻めが結構うるさい気がするのだが(下手すると▲44とに手抜きが効くのでは?とすら思った)△48との瞬間は振り飛車側が相当何をされても怒る権利が無い気もする・・・
▲22歩の攻めも無理とは言われているが、手筋としては覚えておいて損が無いと思っている。(いつか必ず何かしらの形で応用が利くときがある)


















条件が

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・最近微妙に研究?している将棋から。

(第1図)
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この局面から▲35歩と仕掛けてみる・・・

(第2図)
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この時に▲32飛ではなく角を打ってみる。振り飛車側が桂馬や香車を手に入れやすい将棋なので角は66に配置するのが良い気がする。(言ってる意味わかるかな?)
振り飛車側の受けが△32歩なら▲31飛、△43銀?、▲11飛成、△27飛、▲37桂・・・△32歩を打たせた効果で▲37桂と跳ねれる(打たせてないと△36歩の桂取り)。これは居飛車を持って指したい気がするが、△43金or△42金がちょっと気になる。端歩の突きあいが無い形か香車が11ではなく12だと飛車で香車を取りやすいが、この形だと金上がりに対して飛車を打つと△13香と逃げる手があり、あまり条件がよろしくないかも。もっとも仮に香車が12なら▲66角には△25桂で空振りなのだが。それと居飛車陣の形。これが下からの攻めに少々弱いのが気になる。飛車を1段目に配置されて桂、香で攻められたときに金は68より69が優っている(▲59銀と引いた形が堅い)面があり局面自体が条件として結構微妙な気がする。
今のところこの急戦を居飛車よしにするには角打ちに期待するべきという気がしている。(第1図で▲32飛は振り飛車圧勝形と思っている)

アマ竜王戦苫小牧予選途中経過

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・今日はアマ竜王戦苫小牧予選に参加してまいりました。

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ということで、A級は毎度おなじみ「サンドイッチシステム」により2勝勝ち抜け2敗失格となります。
一番上の画像により2連勝は田村、斉藤(豪)、吉田の3氏(敬称略)、2つ目の画像以下1勝1敗者による勝ち抜き者は小笠原、大谷、狩野の3氏(敬称略)となりました。
以上の6名による本戦トーナメントが行われました。(以下組み合わせテキスト表示)

1大谷(シード、2回戦で狩野さんと対戦)
2田村-3狩野(狩野さん勝ち)
4斉藤(豪)-小笠原(斉藤さん勝ち)
6吉田(シード、2回戦で斉藤(豪)さんと対戦

準決勝(代表決定戦)
大谷-狩野
斉藤-吉田

準決勝以降の結果につきましては拝見してきませんでしたので報告できません。苫小牧支部の更新をお待ちください。

・昨年の7月30日佐藤正則杯以来の苫小牧大会参加となりましたが(竜王戦に至っては2013年に代表になって以来)予選から小笠原先生と大谷先生に当たり、本選で狩野大明神様に当たるという
引きの強さを見せてめでたく?地区予選敗退となりました。今見ると予選通過者の中で対戦相手が全員予選通過者という素敵な当たりだったの私だけだし、狩野様に至ってはおととしのアマ王将戦以来地区予選3連続で当たるという(当然私の3連敗)驚異的な引きを見せてる気がしますな。(今回だって確率5分の一でなぜ引くのかと・・・)
考えてみたら2015年のアマ王将戦が宮武、吉田、吉田、高橋、渥美、狩野(この時は代表)、昨年の全道選手権が斉藤、狩野、斉藤(苫小牧地区予選初の予選の予選落ち)、今回が小笠原、大谷、狩野というよくこんなに引いてくるなというすさまじい籤運を披露していますね。(3大会で12戦して狩野様3回、吉田さん2回、斉藤さん2回、小笠原先生、大谷先生各1回・・・ひどすぎる気が)
さてさて、ついつい愚痴ってしましましたが代表決定戦はどうなったかな?(両ブロックともえれ~好カードですな)






































































楽しかったです

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・昨日の大会1回戦から振り返り。


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新技ノーマル四間飛車を苫小牧予選で披露。▲16歩に対して△14歩と受けた手が相当な疑問手だった気がする。▲37桂とされると振り飛車動きが取れなくなった。というかすでに作戦負けっぽい。

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一応飛車角交換だが早くも敗勢。実戦は▲41飛だったので△64角で少し持ち直したが先に▲64歩と打ってから▲41飛なら苦しすぎる局面。序盤を大いに反省。


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やんなきゃ良かったと大いに後悔した必殺の?端攻め。ここからの先手の攻めをご覧いただきたい。
まずは▲54銀と捨ててくる。△同金、▲55飛、△同金、▲74桂、△83玉、▲75桂、△74玉に▲61飛成!(△同銀は▲83角で詰み)また負けるんかいと覚悟したがとりあえず△65玉と粘りに行く。
この後紆余曲折があり投了4手前くらいまで負けだったが、先手の錯覚により逆転。最後は二歩と時間切れの中間のような勝ち方となりました。

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予選2回戦もやはりノーマル四間飛車。ここから▲54銀、△33金(△同金、▲63飛成もそんなに自信があるわけではないですが)▲63飛成でとりあえず捌け形。

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とてつもなく絶妙なタイミングで△37歩と打たれた。確実に桂馬が入る形なのでそんな簡単な形勢じゃなくなってきた気がする(少なくとも精神的に)。この日3局通して一番感心した手は実はこれ。

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非常に寄せがしょぼかった気がしている。▲31金で必至とか思っていたのだが良く見ると△64角から金を抜いて△22金とか△22角で粘る筋があり下手すると逆転しかねない流れである。秒に追われて指した▲14歩(必殺の?端攻め)以下寄せきることができた。

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本戦1回戦はK様(神)と。この駒組がいやらしい。まさかの天守美濃かと疑って1,2分考えた結果△82玉と上がったが結局▲77角から居飛車穴熊。単なるブラフでした(笑)。

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第二次駒組合戦の末△65歩と仕掛けたがもう1手△12香とか待つんだったかも?▲87銀とか上がってくれるならそこで仕掛けたほうが得だった気がする。というか△65歩とか見たら普通の人少しは警戒してくれそうなものなんだけど神様は全く動じることなく少考後普通に▲65同歩と取ってこられました。やはり超人の神と下等超人ではレベルが違うようで・・・

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そんなに悪くないと思ってたどころか振り飛車成功したんじゃないかとすら思ってたくらいでしたが、しょせんは下等超人の手ぬるい攻撃でした。この局面から数分考えたのち指されたのは▲85歩!でした。某RPG風に書いたら「神様の攻撃。▲85歩と仕掛けた。下等超人に○○ポイントのダメージ」ってな感じでしょうか。だいたい穴熊から銀冠に玉頭攻めとかそんな手読んでないっつ~の。
以下△85同歩、▲84歩、△同銀、▲51角、△73銀、▲42角成と進み、最後は居飛車圧勝となりました。(もっとも飛車角交換の局面自体は振り飛車も悪くないと思ってたんですがね・・・)
「▲84歩には△92銀と引くものだと思ってました」という神様の感想がありました。取ってダメなら引くのはもっとダメそうですが、神様と下等超人の差でしょうか。というか決定的にダメだったのはうっかり△57桂成としてしまいノータイムで▲38飛と回られたことでしょうな。
それより▲85歩以下ダメなら△65歩以下がすでにダメということかい。ネット将棋で100人を超える居飛車穴熊の屍の山を築いてきた四間飛車+銀冠がまるで通用しないとは・・・
もはや神様に勝つにはチェーンソーでバラバラにするしかありませんな(ネタがわかった方はすごい)

これで1勝12敗とか13敗とかになった気がします。また新技を編み出さなければ・・・(ま、今回は勝敗はさほどこだわってなかった面はありますが。それより強い人とノーマル四間飛車対穴熊の将棋が3局指せて大満足の一日でした)
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